パリジャーナル

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パリの治安は悪い?パリ在住者からみたテロやデモのフランスの状況





パリ旅行をするのに「パリは今安全なの?」と、思う方も多いと思います。

旅行先はパリでも、郊外の学校で教員がこの度刃物で刺されて死亡する事件があったりで、ストラスブールのクリスマスマーケットでも事件があったなど、旅行中も治安で不安に思うことはあるかとおもいます。

そう思うと、パリ旅行に出発すべきなのかとも迷うかもしれません。

留意点を解説します。

 

パリの治安とデモとスト全般について

フランスが治安が悪いというよりは、ポイントを抑えて行動すれば、上手く旅行ができます。

デモとストと治安の把握

パリでは治安が悪いというイメージは、ストやデモのため暴動がに巻き込まれるのではないかと、不安に思うことはありますが、デモは一部の地区で行われ、それも届出制です。

その地区は避けた方がいいです。

パリ北駅と東駅の治安

テロ事件がなくとも、北駅と東駅は治安が悪いと思われるかもしれませんが、あまり綺麗ではない建物や通りがあり、治安がよくないと報道されがちな地区です。

大きな駅ですので、構内はスリも勿論いるはずです。

しかし、これも、バッグはしっかりもって、サクサクと歩いていれば、狙われることもありません。

駅には、東駅と北駅があり、夜でも人の行き来があります。

夜になると、雰囲気が変わりますので注意が必要です。

ジレジョーヌ・デモとシャンゼリゼ通り

2018年と2019年には、ジレジョーヌがデモをしていたのは、メインにシャンゼリゼ通りでした。

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デモは規制も多く、デモがどこであるかアナウンスがあり、場所もわかります。

ジレジョーヌ運動がシャンゼリゼ通りで行われていたときには、ルイ・ヴィトンや、ブラッスリーのフケッツが破壊の対象となっていました。

デモがある時は、シャンゼリゼ通りを外すのがいいです。

デモのスタート地点になるレピュブリック広場

ジレジョーヌ以外のデモでは、レピュブリック広場がスタート地点になることが多いです。

デモは荒れるときがあるますので、近寄らない方がいいです。

パリ郊外・サンドニの治安

サンドニは、パリの東駅から北に10キロ行った距離にあります。

パリ郊外の中でもフランスに入国した移民が多い場所で、サンドニ駅まで行くと雰囲気が違うと感じる場所です。

 

特に危険ということはありませんが、違和感を感じると思います。 日本人だと寄って来られて話しかけられることもあるかもしれませんので、そんなのが苦手な場合は、外した方が無難です。

サンドニにあるバジリック聖堂は観光名所ですが、他の場所を観光することをおすすめします。

では、地下鉄での治安はどうなのでしょうか。

パリの地下鉄構内の治安

パリの地下鉄の構内は、お昼でもすこし陰気です。

もともと、地下鉄ですから、太陽の日差しはありませんし、証明が暗いのはあります。

車両も落書きがすごいのがあります。

地下鉄からRERとの連絡通路があり、RERへ移動できますが、雰囲気はそう明るくもありません。

ブランドのブティックがあるシャンゼリゼ通りと比べると地下鉄はとても陰気な雰囲気です。

しかし、これもスリにさせ合わなければ、問題はありません。

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最後にテロ事件についてです。

クリスマスマーケットのテロ事件

テロ事件と警察の取締りについて解説します。

ストラスブールのクリスマスマーケット事件

テロは、自分でも気をつけようがない部分があります。

街を歩いていて、いきなり爆破があったり、クリスマスマーケットになっている市場で、いきなり刃物を持った人間がかかってきたりなど、いつ、どこで遭遇してしまうかはわかりません。

クリスマスマーケットが開催される大きな街は、ストラスブールです。フランスの東側にある都市で、パリのクリスマスマーケットより大きいのです。

そんなストラスブールのクリスマスマーケットでも、テロ事件がありました。 2018年12月11日でした。

クリスマスマーケットは、犯人は人込みを狙って、機関銃で発砲したのです。3人の方が死亡し、14人の方が軽傷を負いました。

痛ましい事件でした。

テロ事件の警察の対応

現状の警察の取締としては、フランスでは、警察が特別警戒といって、過去にテロに関与した犯人や、犯人と関係がある人間をまとまて、ファイル化しています。

これも進化していて、ドイツやベルギーの隣接した国の警察と協力して、警戒に当たっています。

ですので、一般市民が買い物をするために、デパートや動物園に入りときには、バッグや持ち物を係に人に差し出し、検査を受けます。

これでほとんど、刃物や対象となるものは見つかりますので、建物の中は問題ないといえます。

あとは、国境から車で持ち込まれた銃などがあり、フランス警察は力をいれて警戒にあたっています。テロがあると、厳重警戒といって、普段より一段と強い警備配置をしています。

フランスの学校教員へのテロ事件

旅行者の日本人には、クリスマスマーケットよりは、関与が低い事件ですが、学校の教員が標的になったテロ事件ついて解説します。

フランス北部アラスの刃物事件について

テロ事件が、昨日2023年10月13日にフランス北部アラスでありました。

アラスはフランス北部のリール市に近い街です。

ギャンベッタという高校であったテロ事件で、学校に刃物を持った男が侵入して、教師1人が死亡、2人が重傷を負った事件です。

犯人に殺害されたのは男性フランス語教師で、のどと胸を刺されたのです。

他にも、別の教師と警備員も重傷を負い、警備員は重体ということです。

犯人は、イスラム過激派のロシア国籍でチェチェン系のモハメド・モゴウチコフ容疑者です。

警察では、同容疑者はイスラム過激派として、ファイル化されていあ人物です。

サミュエル・パティ教員事件

何故今この犯行かは、3年前の『サミュエル・パティ教員事件』の3年後だからです。

この事件は、2020年10月16日、パリから近い、フランス・イヴリーヌ県のコミューンのコンフラン=サントノリーヌであったテロ事件です。

地理歴史科の中学のサミュエル・パティ(Samuel Paty)教員が、授業でイスラーム教の預言者ムハンマドの風刺画を生徒に見せたことで、イスラーム過激派の男に首を切られて殺害されたものです。

この事件は記憶に新しい事件ですが、約3周年後の今、新しい事件が起きてしまったのです。

フランスでは、依然として言論の自由として、アラーの神の風刺も、イエスキリストの風刺画も言論の自由として、授業でも認めらています。

フランス大統領も、教員大臣も意見を変えない態度ですので、シャーリー・エブド事件以来、今後もあり続ける可能性をはらんでいるということです。  

まとめ

  まとめとして、パリでも特定の地域は、犯罪がある場所となっています。

ただ、可能性があるから、どこにも出かけないということもできません。

ただ、人込みは避ける、狭い道にはあまり行かないというのは有効だと思いますが、無理な場合があります。

行き先は個人の判断になります。

地下鉄では、気をつけて、またバッグはしかかりと持って、金目のものはちらちらさせないのが一番です。

フランスが治安が悪いといよりは、ポイントを抑えて行動すれば、上手く旅行ができます。

被害に遭うと、時間も金銭的にもロスがあり、メンタルでも悪影響がありますので、で出発前にチェックして、備えるようにして下さい。 ●追加しました。
『トラブルや犯罪や犯行』の章で、高級ホテルでの腕時計の盗難
『パリ旅行安全対策』の章で、対策2の服装と、対策6
を追加しました。 Noteでご覧いただけます。