パリ旅行をするのに、「パリは今安全なの?」と思われる方も多いと思います。
シャンゼリゼ通りのジレ・ジョーヌのデモ、それにテロ事件も去年あったしと、不安に思う材料はいくつかありますね。
そう思うと、パリ旅行に出発すべきなのかとも迷うかもしれません。
しかし、パリ在住者としては、治安で不安に思うことはなく、毎日普通に生活しています。
ただ、日本は世界中で一番治安が良い国です。電車の中で物を置き忘れても、盗まれる心配がない(最近はそうでもないですが)国です。
そんな盗難が少ない日本からフランスへ旅行に行くと、もっと気を付けているべきなことは多々あります。
フランスが治安が悪いといよりは、ポイントを抑えて行動すれば、上手く旅行ができます。
そこでこの記事では、そんな気を付けるべきポイントをご説明したいと思います。
では早速見てみましょう(^^♪
パリの治安全般について
先ほどもお伝えしましたが、パリでは治安が悪いということはなく、スリはいますが、狙われる人は限られています。
ですので、「スキ」がない恰好と態度で歩くのがコツです。
また、行先次第では、デモがある場所もありますので、そんな場所は避けると普通に観光が楽しめます。
ニュースで持ち切りの、ジレジョーヌは現在もパリで土曜日にデモを行っています。
ジレジョーヌ・デモとシャンゼリゼ通り
ジレジョーヌがパリでデモをしている場所は、メインにシャンゼリゼ通りでしたが、今は規制も多くアナウンスがあり届け出があった場所でデモがあります。
2018年の11月から始まったジレジョーヌ運動は、いつもシャンゼリゼ通りで行われてきました。
ルイ・ヴィトンなどの裕福層の象徴の高級ブティックや、高級レストランがあるからです。
ジレジョーヌは地方に在住の人が主で、今の政治家への不満を、デモを通じ表現しています。
ジレジョーヌのデモも1年以上続いていますが、今後もパリ観光をする場合は、シャンゼリゼ通りを外すか、デモがありますという場所を避けると大丈夫です。
それでも、用事があってそこを通らないといけなく、集合している場所を通ったときの様子です。
通常12時くらいまでに、集合してそれから、デモ行進していきます。
シャンゼリゼ通りでは、車やごみ箱に火をつけている様子がニュースで流れていますが、他のパリの場所では、平穏に行進があるだけが多いです。
その他は、シャンゼリゼ通りが近い、17区の高級な場所では、通りのブティックのガラスが割られています。
一度割られると、すぐ補修工事をしないで、暫く板を張り付けてそのままにしているお店も多いです。
こちらは、BNPという銀行の前で、板が店舗の前を覆っています。
しばらく、このような状態が続きますが、治安には問題ありません。
では、パリ市内ではなく、郊外だと観光するのはどうなのでしょうか。
パリ郊外・サンドニの治安
サンドニは、パリ郊外の中でも移民が多い場所で、サンドニ駅まで行くと雰囲気が違うと感じる場所です。
パリの東駅から北に10キロ行った距離にあります。
特に危険ということはありませんが、違和感を感じると思います。日本人だと寄って来られて話しかけられることもあるかもしれませんので、そんなのが苦手な場合は、外した方が無難です。
サンドニには、バジリック聖堂があり、観光名所ですが、他の場所を観光することをおすすめします。
パリ北駅と東駅の治安
北駅と東駅は治安が悪いと思われるかもしれませんが、あまり綺麗ではない建物や通りがありますが、治安が悪いということはありません。
駅構内はスリももちろんいるはずです。
しかし、これも、バッグはしっかりもって、サクサクとあるいていれば、狙われることもありません。
東駅の正面です。外観は綺麗ですし、特にスリが多いというわけではありません。
こちらは、北駅です。若者が郊外からも来ている駅ですので、いろいろは人がいますが、物騒ということではありません。
北駅の構内は、夜でも人の行き来があります。
地下鉄から北駅に通じる階段から上がってくる人や、外から来る人で夜の22時くらいの様子です。これは1月の様子ですので、夏の間はもっと明るいです。
列車が出入り改札口で、車両が路線に入ってきて、止まっています。車掌さんがいて、切符を切るとのはなく、皆目的の車両に向かって移動しています。
次に早朝と夜遅くの治安についてです。
パリの早朝と夜の治安
パリの朝のカフェは、早いところで6時くらいから開いています。朝早くからカフェで働く人、バスも早朝から動いています。
夏だと朝の6時からは明るいですので、危険を感じることはありません。
朝に歩くととてもすがすがしいです(^^♪
夜遅くになると、もちろん不安はありますが、界隈によっては、夜でも賑やかです。
パリ20区内であれば、カフェが立ち並ぶ道であれば明るいです。
カフェのテラス席には、よる遅くまで夜中までは人でにぎわっています。
賑やかな場所では、不安を感じることもないと思いますし、道をとおると「つい一杯」飲みたくなるのではないでしょうか。
また、ホテルまでの道のりで、駅からホテルまので道が寂しいときは、冬なら18時くらいまで、夏なら22時くらいまでのもどれば、不安に感じることもないと思います。
もちろん、ホテルの立地がよければ、夜中まで食事をしたり、コンサートも楽しめます。
コンサートやバレーは22時くらいに終わります。場所により地下鉄を使うのは気が引けると思えば、タクシーで帰るのが無難です。 それと時間を有効に使えるのは確かです。
では、地下鉄での治安はどうなのでしょうか。
パリの地下鉄構内の治安
パリの地下鉄の構内は、お昼でもすこし陰気です。
もともと、地下鉄ですから、太陽の日差しはありませんし、証明が暗いのはあります。
車両も落書きがすごいのがあります。
地下鉄からRERとの連絡通路があり、RERへ移動できますが、雰囲気はそう明るくもありません。
パリの日中のシャンゼリゼ通りと比べると地下鉄はとても陰気な雰囲気です。しかし、これもスリにさせ合わなければ、問題はありません。
地下鉄やRERのなかで、椅子に座っているときも、しっかりと膝の上にバッグをもって、中のものを取り出すために、あまり広げるとかしない方がいいです。
また、お財布も出さない方がいいです。小銭入れと、札入れは別にしておいて、なにかあれば小銭入れだけを出すくらいで、お札はカフェやレストランで出すくらいで、地下鉄内では目につかないようにしましょう。
最後にテロ事件についてです。
テロ事件について
テロは、自分でも気をつけようがない部分があります。
街を歩いていて、いきなり爆破があったり、クリスマス街マーケットで刃物を持った人間がかかってきたりなど、いつ、どこで遭遇してしまうかは、わかりません。
フランスでは、警察が特別警戒といって、過去にテロに関与した犯人や、犯人と関係がある人間をまとまて、ファイル化しています。
これも進化していて、ドイツやベルギーの隣接した国の警察と協力して、警戒に当たっています。
ですので、一般市民が買い物をするために、デパートや動物園に入りときには、バッグや持ち物を係に人に差し出し、検査を受けます。
これでほとんど、刃物や対象となるものは見つかりますので、建物の中は問題ないといえます。
あとは、国境から車で持ち込まれた銃や、外での刃物の持ち歩きに接すると、被害にあってしまいます。
去年の12月のストラスブールのクリスマスマーケットでおこった、テロ事件です。
ストラスブールのクリスマスマーケットは、フランスでも一番の大きさですので、犯人は人込みを狙って、機関銃で発砲したのです。3人の方が死亡し、14人の方が軽傷を負いました。
痛ましい事件でした。
これ以降もフランス警察は力をいれて警戒にあたっています。テロがあると、厳重警戒といって、普段より一段と強い警備配置をしています。
ただ、可能性があるから、どこにも出かけないということもできません。
ただ、人込みは避ける、狭い道にはあまり行かないというのは有効だと思いますが、無理な場合があります。
あとは、個人の判断で、行く行かないは決めないといけません。
まとめ
いかがでしょうか。
パリの治安をまとめてみました。
北駅や、東駅の状況は、怪しげにとは聞くこともありますが、構内も綺麗で、通勤客や旅行も多く、スリに気を付ければ問題ない場所です。
地下鉄では、気をつけて、またバッグはしかかりと持って、金目のものはちらちらさせないのが一番です。
また、ジレジョーヌのデモもありえまずが、シャンゼリゼ通りを避ければ、実際にデモがあるのかわからないくらい、パリも広いです。
フランスは世界中で観光客が来る国で、パリはその中でも観光客を惹きつけるものがあります。
それでもスリにあってしまえば、警察署への届け出など、時間をとられますので、本当に気を付けて散歩をしたいものです。
それができれば、本当に楽しい街です。