会社に就職せずとも、就労ビザさえあれば、外国人でも合法的に個人事業者として起業できます。
起業しても、まだ収入が少ししかないという場合もありますが、登記することで仕事がしやすくなります。
手にした収入を申告していけば、社会保険のカード(カルト・ヴィタル)を持続できますし、病気でも安心です。
この形態なら、登記が簡単にネットでできます。
この個人事業者のことを、フランスでは、ミクロアントルプルナー(オートアントロプルナー)と言っています。
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- フランスでフリーランスで起業
- フランスで副業とオウンドメディア運営
- フランスでオートアントロプルナー登録
- オートアントロプルナーの社会保険料と税金と年金
- オートアントロプルナーの売り上げ申告
- まとめとリスクヘッジ
フランスでフリーランスで起業

フリーランスとして働いて行こうと考えた場合、売り上げがある月もあるし、そうでない月もあるし、スタート時は収入が安定していないというので不安もあるかもしれません。
そんな時には、オートアントロプルナーとして登記すればいいのです。
毎月の売上げに変動があっても、OK最低の売上額もなし、サービスも物販も混ぜて、副業だけでするにもぴったりです。
フリーランスと日本人のパスポート
個人事業主は登記は簡単ですが、労働ビザが必要です。
日本は、欧州共同体員ではないの、フランスでの労働ビザが自動的におりません。
日本人のパスポートでなら、フランスに滞在が3か月までは可能ですが、労働ビザではありません。 ですので、以下の2タイプのビザ
- 結婚ビザ
- 労働ビザ
など、労働ができるビザで起業ができます。
オートアントロプルナーの職種
このオートアントロプルナーは、職種には、弁護士や、医師、税理士などの自由業もあります。 また古物商などの販売業でも、日本語の教師、出張料理シェフなどもできます。
オートアントロプルナーのためのビザ
ビザの種類はフランス大使館のサイトでも説明がありますが、
先ほどお伝えしました
- 結婚ビザ
- 労働ビザ
など、労働許可証となっているビザで登録ができます。 (オートアントルプルナーとしてビザ取得も可能ですが、登記はビザがあることを前提にしています。)
これらビザ以外にも、
- ビジター
- 学生
の二つがあり、ビジターは収入を得るのは禁止されていますが学生は、オートアントロプルナーとして申請ができます。
フランスでネットワークがあり、フリーランスで収入もあるという方もいますが、労働許可証がないと、いくら収入があっても、日本の税務署で申告となります。
フランスで副業とオウンドメディア運営
最初はなにせ、企業就職は難関になっています。 また、家族状況で、全くフルで仕事ができない方もいまので、そこは状況で見繕ってやっていくのがいいとおもいます。
ココナラなどの仕事などもありますが、収入をえて、フランスで申告をすればいいだけです。
副業とオウンドメディア
副業といえども、自分のアピールはマストになってきます。自分から仕事をくださいと言っても、降って湧いてはきません。
その点オウンドメディアを持っていれば、ネットで連絡もいただけます。
DRM(Direct Response Marketing)も行えます。手法は、DRMに、SNSを取り入れていくなど、色々な形で、アピールしていくことです。
サイト運営とSEO
SNSが旺盛で活発でも、SNSは基本的に寿命が短いです。 リスクヘッジを考慮すれば、オウンドメディアにSNSだけにしないで、総合的に運営も必要です。
そのときには、SEOについても取り入れて行くのがいいですね。
適切なドメイン名を選び、信頼性のあるホスティングプラットフォームを選定して、SEO(検索エンジン最適化)を考慮してコンテンツを作成していくということです。
サイト運営のツール活用
個人事業主にとってサイトは、名刺で、そこには哲学を反映させていくのが適正です。
そこにSEOを取り込んでいきます。そうでないと、そのサイトが日の目をみることはありません。
キーワード選定はSEOの基本的なステップの一つで、ウェブサイトが特定の検索キーワードで検索エンジンの上位に表示されるために重要な役割を果たします。
適切なキーワードの選択はウェブサイトの可視性を高めるために欠かせません。
キーワードリサーチ、競争分析、ユーザー意図を考慮して、キーワード選択していきます。
適切なキーワード選定により、ウェブサイトの可視性を向上させ、ユーザーが特定の検索クエリを使った際にサイトが上位に表示される可能性が高まります。
このキーワード選定のツールで、今私が使っているのが、Nobilistaです。
Nobilistaはクラウド型の検索順位チェックツールです。
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フランスに住んでいると、日本で購入していないと、PCによっては日本のツールが文字化けして使えません。 それで、私はずっと手打ちして、キーワード選定を選定していたのですが、この春からNobilistaを導入しました。 フランスでも文字化けなしで使え、kwが150でも毎月980円です(お試し1週間後にカード番号入力でリスクなし)。 私はユーロ決済していますので、円ツールは安くなっています。
フランスでオートアントロプルナー登録
ではオートアントルプルナー登録についてみていきましょう。登録は、カルトヴィタルの番号と滞在証明証でできます。
オートアントロプルナー登録
オートアントロプルナーの登録サイトは数種あり、どのサイトでもフランス語で説明が詳しく書かれています。
中には有料で起業登録代行をしてくれるサイトもありです。 登録代行、インボイス作成ソフトなどと、パッケージで販売しています。
オートアントロプルナーの社会保険料と税金と年金
このオートアントロプルナーの登録時に、失業中であることを申請することで、社会保険料の納付金が減額できるシステムがあります。Accreといいます。
これを使うと、社会保険の納税率が初年から数年は軽減されます。政府が期間を延長するときがあります。
オートアントロプルナーのカルトヴィタル
これが、最初にお話ししたことです。
以前会社に勤務をしていて、カルトヴィタルが使用停止になってしまったなどもあります。
フリーランスとして申告して社会保障料を払えば、カルトヴィタルも更新され、使えるようになります。
最初から顧客もいるわけではありませんので、売り上げもないし、意味あるの?と思われるますが、個人事業主のタイトルは便利になります。
社員を採用できない会社とも個人事業主として契約ができます。
また、毎月の収入が300ユーロだっとしても、申告さえして社会保険料を払っていけば、カルトヴィタルは手にできるのです。
オートアントロプルナーの社会保険
社会保険庁は、一般企業参加の社会保険庁と、事業主参加の保険が別でしたが、2020年から、2つのカテゴリーがまとめられました。
オートアントロプルナーと年金制度
フランスと日本の2国間で、日仏租税条約が2006年に締結されましたので、年金は日仏それぞれの基金で掛け金がカウントされ、両国のアカウントを合算して、年金が受給できます。
収入が少ないので、掛金もすくないので、年金としてどうなのかと思いますが、トリメストルがカウントされていきます。
最終的にどのくらいの年金になるのかは、日本でも、フランスでも問い合わせが可能です。
私は日本の年金機構で、定年退職後に受給できる年金金額を算出してもらいました。(日本とは年金制度が違います)
フランスの分は、四半期(1Trimestre)の社会保険料の支払いで、年金の積み立てになっています。
このトリメストルの獲得数は、オートアントルプルナーでも業種カテゴリーにより、年金保険機関がちがい、最低の掛け金が違います。
ここまでが、社会保障面です。
オートアントロプルナーの税金
税金面では、税金は税務署に納めます。
納税申請をする際に、収入の1%(業種カテゴリーにより違う)のみを別途払う方法と、家族がいれば、その家族収入と合算して払う、2通りあります。
その他に、CFEという固定資産税と事業税という税金があります。
オートアントロプルナーの売り上げ申告
売り上げ申告
オートアントロプルナーの売上収入申告は、3ヶ月毎(毎月でも)に行えばいいのです。 サイトで項目を埋めていくだけで、自動計算してくれます。
ただ、収入がゼロだったという場合でも、申告はマストです。忘れるとペナルティが発生します。
オートアントロプルナーはどの程度まで?
売り上げに上限があります。
というのが、このミクロアントルプルナーの形態は小規模企業です。一定の売上げになると、違う会社形態に移行しなければいけません。
TVAをつけて販売すると、税務署へのTVA申告がマストになり、アドミの分で煩雑になります。インボイスを作成する以外の業務が増えるからです。 また、個人の顧客には販売しにくくなります。
オートアントルプルナー起業の登録の仕方は、こちらの動画コースで解説しています。 ↓ ↓ ↓
まとめとリスクヘッジ
フリーランスとしてオートアントロプルナーの起業についてまとめました。
労働許可証がある場合は、企業に勤務しなくとも、オートアントロプルナーになり、社会保障制度に加入できる事業形態です。 フランス人のパートナーが失業した場合にも、パートナーを扶養家族ともできます。
フリーランスとして副業レベルから事業をスタートするには、簡単登記ができ、申告も手軽にできメリットが多いです。
また、フランスでそのまま居住していくには、納税しているという書類は味方になってくれる要素です。
副業として収入を得ていれば尚更、年金機構に支払いをして、将来の受給に備えることができます。 ワーホリでフランスで勤務した場合も、年金の積立になります。