エレーヌ・ダローズシェフ のマルサン
パリのミシュランの星付きレストラン7店をご紹介します。
星付きレストランはパリのレストランの中でも特別な位置にあります。
さすが星付きと思うものですね。
2022年には星が移動しています。【2023年】Lucas Carton(ルカ・カルトン)を追加しました。
マルサン(エレーヌ・ダローズ)1つ星➡(2023年2つ星)
ル・グラン・ヴェフール(ギィ・マルタン)2つ星(2022年からなし)
ラ・ダム・ドゥ・ピック(アンヌソフィーピック)1つ星(2023年1つ)
ヴィルテュス(マルセロ・ディ・ジャコモ)1つ星(2023年同じ)
Yoshinori(モリエ・ヨシノリ)1つ星(2023年同じ)
August(ガエル・オリウ)1つ星(2023年同じ)
Lucas Carton(ルカ・カルトン)1つ星(2023年同じ)
それでは早速ご紹介します(^^♪
パリのミシュランの星付きレストラン7店
ミシュランガイドの星付きレストランの発表は毎年1月にありましたが、今年は3月にありました。
ミシュランの星の付与はミシュランガイドが決定します。
ある意味で★の付与は乱高下しています。2020年には、ポール・ボキューズのレストランも星を一つ落としました。
今回ご紹介する7店の、2020年と2023年の星の数も記載しています。
1つ星を維持し、2019年4月末に店内を改装したエレーヌ・ダローズさんのレストランからご紹介します。
マルサン(エレーヌ・ダローズ)1つ星(2021年2つ星へ)
エレーヌ・ダローズさんは南フランスのランド県出身で、名門商業校卒業の女性シェフです。
エレーヌ・ダローズシェフ ※この写真は掲載許可をいただいています
家のおじいさんの時代から実家のランドでホテル・レストランが経営されいました。
それをパリで引継ぎ、ダローズさんは4代目になります。
ダローズさんは、三ツ星シェフのアランデュカスさんのモンテカルロにあるレストランで3年修行をしたのち、現在のパリの6区に今のレストランを出しました。
マルサンの店内のドアには、HD(Hélène Darroze)の名前でドアが飾られています。
食事席は2階にあり、ダローズシェフが迎えてくれました。
店内はオシャレです。
マルサン(エレーヌ・ダローズ)1つ星
お昼のメニューは、4品と6品の2種類があります。
4品のメニューは前菜が2つ、メインが1つ、デザートが1つとなっています。
アミューズ・ブーシュ
前菜の前のアミューズ・ブーシュの、アスパラガスのスープです。
アミューズ・ブーシュはもう一つあり、葉の形で覆われたリエットです。
リエット
それから、前菜にプティ・ポアのブルテ。
前菜のプティ・ポアのブルテ
真ん中にはブルビチーズ(羊のチーズ)にプティ・ポアのブルテで周りを囲んでいきます(^^♪
演出も美しいですが、味も軽めでかつコクがあります(^^♪
もう一品の前菜が、フォアグラのテリーヌです。
このフルーツの冠の下がフォアグラのテリーヌになっています。
前菜のフォアグラ
メインは、牛肉のロティ、赤ワインはちみつのソース添えです。
牛肉のロティ、赤ワインはちみつのソース添え
そして、デザートにはリューバルブにしました。アイスクリームの上の蕎麦のビスケットが載っています。
デザートのリューバルブ
チーズはメインの後に注文できますが、私はこの4品で満足でした(^^♪
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ル・グラン・ヴェフール(ギィ・マルタン)2つ星➡2021年から星ゼロへ
ル・グラン・ヴェフールは、2021に星が無くなりました。
ル・グラン・ヴェフールはパレ・ロワイヤル(旧王宮庭園)の回廊の中にあります。
ベル・エポックの建物で、歴史建造物にも指定されています。店内は小さめで、天井からぎっしり美しい装飾で埋め尽くされています。
ル・グラン・ヴェフール(ギィ・マルタン)2つ星
パレ・ロワイヤルのある庭園も、ル・グラン・ヴェフール店内の装飾も、歴史の重みを感じます。
レストランは、2011年からシェフのギィ・マルタンさんが、オーナーになりました。
お昼はランチメニューがあり、5品からなっています。
または、アラカルトがあります。
アミューズ・ブーシュに始まり、
アミューズ・ブーシュ
前菜に、
秋野菜のロール
メインの魚(ポワソン)、
白身魚のきいちごのクリ・ソース添え
次にチーズでがワゴンで出てきます。何品選んでもいいのですが、たいだい3種類くらい選べます。
ワゴン車のチーズ
チーズ
次に、デザートですが、その前に小デザートのチョコレートです。
それから、デザートはパイナップルのロティです。
パイナップルのロティ
最後に、マカロンがコーヒーと一緒に出てきます。
マカロン
行く日には朝からなにも食べない、などしていかないと、お昼のお得なコースでも全部は食べきれないです。
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ラ・ダム・ドゥ・ピック(アンヌソフィーピック)1つ星
ラ・ダム・ドゥ・ピックは、ル・グラン・ヴェフールからそう遠くない、ルーブル美術館の近くにあります。
シェフのアンヌソフィーピックさんは、国際的な女性シェフです。リヨン市近郊のヴァランスで、家族代々の伝統ある3つ星のレストランも経営しています。
こちらのラ・ダム・ドゥ・ピックは1つ星です。
ラ・ダム・ドゥ・ピック(アンヌソフィーピック)1つ星
店内は明るく、女性らしい繊細な内装で、店員さんのサービスも良いです。
前菜の前の【アミューズ・ブーシュ】は野菜のクリームソースでした。(^^♪
アミューズ・ブーシュ
前菜には、ジャガイモのニョッキに、エスカルゴ添えです(^^♪
ジャガイモのニョッキに、エスカルゴ添え
メインはリ・ドゥ・ボーです。(^^♪
リ・ドゥ・ボー
デザートはリュバルブのタルトで、エストラゴンのシャーベット添えです(^^♪
リュバルブのタルトで、エストラゴンのシャーベット添え
コースにはさらに、デザートの後にミニャルディーズが付き、マカロンがでました。
ヴィルテュス(マルセロ・ディ・ジャコモ)1つ星
外人シェフ(フランス人以外)のシェフが星を獲得しました。
その中の一人で、1つ星に輝いた、外人シェフのマルセロ・ディ・ジャコモさんのレストランをご紹介します。
ジャコモさんはアルゼンチン人シェフで、12区のアリーグル市場の近くにレストランを構えてから、星を受賞されています。
こちらのヴィルトゥスは、ジャコモさんのメインシェフですが、パートナーシェフが、神崎ちひろさんという日本人女性シェフです。
神崎ちひろシェフ・この写真は掲載許可をいただいています
レストランの名前は、「Virtus ヴィルトゥス」です。
茶色と黒で統一された店内は、シックで落ち着いた雰囲気で料理を堪能できます。
盛り付けが特に、「和」的だと感じました。
ブリックのクリーム添えです。
ブリックのクリーム添え
前菜の1つ目が、カキのマンゴソースかけです。
カキのマンゴソース
カキとマンゴソースが合うとは、意外でしたが、海の幸とマンゴソースは合うものですね。
前菜の2品目にサンジャック(帆立貝)のヴィネガーソースかけです。盛り付けが繊細です。
サンジャック(帆立貝)のヴィネガーソースかけ
メインの1品目に、ウフパルフェのキクイモ(トピナンボー)と黒トリュフ添えです。
ウフパルフェのキクイモ(トピナンボー)と黒トリュフ添え
そしてメインに、白身魚のアンチョビクリームソースかけです。
白身魚のアンチョビクリームソース
そして、メインの最後に鴨肉のかぼちゃのピューレ添えです。
鴨肉のかぼちゃのピューレ添え
ここまでで、4品です。
お腹がいっぱい過ぎと思いますが、少な目になっていますし、ゆっくりのペースで出てきますので、デザートを食べられました。
プレ・デザートと、最後のデザートがあります。
アイスクリームのブリック乗せで、グリーンのパウダーが、お抹茶かと思いますが、サラダ菜のパウダーです。
アイスクリームのブリック乗せで、グリーンのパウダーそえ
ゆっくりとした時間の流れで、デザートを入れ6品を堪能できます。
お薦めのその日のコース以外でもアラカルトがありますが、値段的には、コースの方がお得です。
Yoshinori(モリエ・ヨシノリ)1つ星
そしてもう一人、2019年のミシュランで一つ星を獲得された守江シェフをご紹介します。
※この写真は掲載許可をいただいています
パリの「Le Petit Verdot」「Encore」「L’ Auberge du 15」でシェフをされた後、2017年の10月に、ご自身のレストラン「Yoshinori」を6区にオープンしました。
Yoshinori(モリエ・ヨシノリ)1つ星
6区のオデオン駅近くの活気のある通りにレストランがあります。
フランス料理の中に和の素材を取り入れて、味の組み立てで独特の繊細さを表現しています。
ブリックのクリーム添えです。
ブリックのクリーム添え
ぶたのテリーヌのホタテ添え
ぶたのテリーヌのホタテ添えです。豚肉が本来こってりしているところに、淡白なアスパラガスを組み合わせ、そこにホタテのソテーを組み合わせています。
メインには、イベリコ豚の野菜添え、山椒風味ソースですが、上にトリュフをかけてもらいました。
イベリコ豚の野菜添え、山椒風味ソースそえ
ユニークだなと思ったのは、別料金でトリュフを料理に追加できます。テーブルにトリュフを持ってきてくれて、そこで振りかけてくれます。
気が利いたサービスです。
Auguste(ガエル・オリウ)1つ星
そしてもう一人、2005年に一つ星を獲得され、ずっと星を維持しているオリユシェフのオーギュスト「Auguste」をご紹介します。
シェフは、ガエル・オリウ(Gaël Orieux)さん、オーギュストは、オーギュスト・ロダン美術館の近くにあるレストランです。
お昼のメニューは、42ユーロからあります。
メニューの詳細は、シェフは、ガエル・オリウ(Gaël Orieux)シェフのインタビュー記事をご参照ください。
Lucas Carton(ルカ・カルトン)1つ星
ルカ・カルトンは、8区マドレーヌ広場にあるミシュラン1つ星のエレガントな、ガストロノミーのレストランです。
ユーゴ・ブルニー(Hugo Bourny)シェフ
シェフはユーゴ・ブルニー(Hugo Bourny)さん、アンヌ・ソフィー・ピック、エレーヌ・ダローズ両シェフのレストランでエクゼクティフシェフをされて、2021年からルカ・カルトンへ。
ルカ・カルトンはエレガントな料理で評判ですが、アールヌーボーのインテリアで統一されています。
アールヌーボーのインテリア
ルカ・カルトンは1階と、2階がり、1階では1つ星のメニューがあり、
2階のプティ・リュカ
2階では、40ユーロくらいのメニューを出しています。
2階のプティ・リュカ
ルカ・カルトンは、マドレーヌ寺院広場のパッサージュにあります。
まとめ
パリのミシュランガイドの星付きレストラン7店をご紹介しました。
星付きかどうかだけでは料理の味の判断はつきませんが、実際に行って食べてきて、美味しいと思うレストランです。
星つきレストランで、店内のインテリア装飾も感じがいいのが特徴です。
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