パリで活躍されている日本人女性シェフをご紹介します。
日本人シェフがフランス料理界で活躍し、ミシュランの星を獲得しているシェフの数も年々増え、活躍度は大きくなっています。
ところが、日本人女性のシェフとなると、少数になります。
そこでこの記事では、そんなパリで活躍されている日本人女性シェフをご紹介します。
パリの日本人女性シェフのレストラン5選
パリでも日本人の女性がシェフのレストランがあります。
中にはSNSを一切していないレストランもあり、流行っています。
ブルゴーニュ・スュッド
オペラ座からも近い、こちら9区のブルゴーニュ・スュッドのレストランのシェフは日本人女性、真由美シェフです。
レストランは、トリニテ教会(église de la trinité paris)も近くにあり、観光客も多いのですが、毎日来る近所のお客さんもいるというレストランです。
本日のメニューは、2品で22ユーロであるのも魅力で、お昼時には店内は満席です。
この日は、アントレにメロンのスープ
メインのタラのクリームソース(cabillaud à l'oseil)です。
日替わりのメニュー以外では、看板の一品ブフ・ブルギニョンがあります。
レストランの名前は、「南ブルゴーニュ」という意味で、肉料理のブフ・ブルギニョンが看板メニューです。
前回行ったときは冬で、ブフ・ブルギニョンにしました。
小さな鍋に入っているブルギニョンをイモのピューレにかけます。
看板料理だけあり、かなり美味しいです。
冬は暖かかく、夏は涼しくいただけます。
まゆみシェフはなにせ、シェフになってから7年で、シェフの味を求めて食べに来る人が多く、納得の味です。
paris.sakurakofr.com
ラ・ヴェリエール
Kayori Hirano(平野)シェフをご紹介します。
日本人女性がヒルトン系列のホテル(Hôtel Niepce Paris)にあるレストランでシェフをされています。
場所はパリの14区にある、「ラ・ヴェリエール」というレストランで、ラ・ヴェリエールはホテルの地階にあり、ホテルに隣接しています。
Hirano Kayori(平野香世利)シェフは、トゥールジャルダン(Tour d’Argent)、ホテルクリヨン(Hotel de Crillon)、そしてペニンシュラホテル(the Peninsula)で経験後、こちらLa Verrière のシェフに就任されています。
平野シェフHirano chef 厨房にて
中に入り階段を下りていくと綺麗な空間が広がっています。
ホテルも4つ星ホテルのNiepce Parisですの、内装も凝っていますし、ホテルの宿泊客もレストランへ来ています。
レストラン
シャンパンです(^^♪
シェフの料理には和食材が多く使われています。野菜の切り方のアレンジにも配慮が行き届いています。
フランス人にとってもこれくらい綺麗な盛り付けで食べれるのは嬉しいですし、人気のレストランになっています。
味つけは、日本での味つけとは違って、ワインと合う味つけです。
デザートは抹茶のババロアと、パナコッタでアレンジが繊細です。
こんな繊細なアレンジはフランス人好みですね(^^♪
平野シェフの記事はこちら↓のインタビュー記事をどうぞ。
➡La Verrière Paris平野香世利シェフのインタビュー
シェフはレストランを変わられました。
ヴィルトュス
次に2019年のミシュランの1★レストランをご紹介します。
フレンチレストランで栄誉に輝くのは、まだまだフランス人シェフが多い中、外国人のアルゼンチンシェフと共同でレストランで腕を振るう、神崎千帆さんのレストラン「Virtus ヴィルトゥス」が一つ星に輝きました。
今年2020年も星を維持しています。
ヴィルトゥスが一つ星に輝いたシェフは、アルゼンチン人のマルセロ・ディ・ジャコモさんです。
ジャコモさんはアルゼンチン人シェフで、12区のアリーグル市場の近くにレストランを構えてから、2019年に星を受賞され、今年もキープされています。
ジャコモさんとパートナーシェフの神崎千帆さんの二人のシェフが共同で独特な料理の世界を演出しています。
神崎シェフ
こちらのレストランで、盛り付けが特に、「和」的だと感じたのですが、演出が凝っています。
前菜が2品あります。一つ目がブリックのクリーム添えで、桃の花を連想させますね。
そして、オイスターのマンゴソースかけ。
カキにマンゴソースが合うとは、ちょっとビックリでした。カキの下にはクリームが敷いてあります。
前菜が終わって、ブリオッシュ・ファイユテが出てきました。
そしてデザートで、プレ・デザートです。
アイスクリームのグレープフルーツソースかけです。
本命のデザートは、アイスクリームのブリック乗せです。グリーンのパウダーが、お抹茶かと思いますが、サラダ菜のパウダーでした。
ゆっくりとした時間の流れで、食事を堪能できます。
詳しくは、星付きレストランをご参照ください。
私が行ったのは2019年の3月で、星獲得のあとで
ピエール・ガニェールシェフ(3つ星)ご夫妻がいらしていました。
ルーメン
レストラン・ルーメンはオペラ座に近いホテル・ルーメンにあるレストランです。
こちらのレストランのパティシエールが、児山えりかさんです。
デザートは独創的な世界をえりかさんが演出しています。
モンブランです。
ガトーショコラと、柚子タルトのフレンチメレンゲ添え。
えりかさんはリオンに行かれ、料理シェフだった杉浦晶シェフは、9区のイタリアンレストランへ変われました。
ロペラ
次のご紹介するレストランは、オペラ座ガルニエのレストランで、名前が「ロペラ l'Opéra」です。
山崎ちひろさんがシェフです。
上の神崎さんと同じ名前で、ちひろさんです。
山崎シェフがレストラン・オペラのシェフになってから、レストランにも日本人のお客さんが増えたということです。
メニューは全体に、日本人観光客を意識してか、和食の食材を使った料理が多いです。
白身魚のソテーです。
ポトフは、肉の代わりに、和食の素材のレンコンなども使っています。
デザートは梨の赤果実添えにチョコレート掛けでです(ポワール・ポシェ)。梨の赤果実の煮込みなど、一品に時間がかかっています。繊細な作品と感じました。
オペラ座のレストランにふさわしく、チョコレートの伝統的なデザート「オペラ」です。
値段は、オペラ座ということもあり、グラスワイン1杯と、前菜、メイン、デザートで1人、60ユーロくらいでした。
まとめ
パリのレストランで活躍する日本人女性シェフとパティシエールをご紹介しました。
現在はSNSのいいねの数で、流行りを測定しがちですが、実際はなしでも固定客が多く、そんな愛されているレストランは美味しいのです。
ご予約は電話でできます。
www.franceinfos.xyz