パリの有名パティシエ店5軒をご紹介します。
パティシエ(ケーキ職人)は、料理シェフと同じくらいの重要度をもつようになりました。
現在も、フランスパティシエの頂点に君臨し続けるピエール・エルメは、パティシエを育ててきました。
今回ご紹介する5人のパティシエさんの内、4人はピエール・エルメさんの下で働いていたのです。
また威光を放つパラスホテルでミシュランの星つきレストランでシェフパティシエとなった経歴のパティシエさんもいます。 それと、フランスで人気番組の「次の偉大なパティシエは?」という番組の存在もありますね。
今注目されているパリの人気パティシエ店厳選5店をご紹介します。
パリの有名パティシエ店5選
パティシエ店5選です。
セバスチャン・ゴダール
ヤン・クヴラー
シリル・リニャック
クリストフ・ミシャラク
ジル・マルシャル
1、 セバスチャン・ゴダール
セバスチャン・ゴダール(Sébastien Gaudard)さんは、フォションでピエールエルメの後に、シェフパティシエになったという実力派で、2012年には、 ガイド・プドル(le guide Pudlo)で、最優秀パティシに選ばれています。

ゴダールさんは、ムルト・エ・モゼル出身で、父もパティシエ。モゼルで見習いを経験後、22歳で、軍役として、首相官邸でパティシエとして勤めます。
その後、ピエール・エルメ率いるフォションで、コミとして勤め、セカンドパティシエとなり、弱冠26歳で、パティシエシェフとなりました。
その後、ボンマルシェで、デリカ・バーで、スナックとデザートのバーを作り、パティシエとして、塩味のプレートも監修していたのです。
功績が認められ、「petit prince」ちいさな貴公子、の異名をつけられます。
そして、2011年に「Sébastien Gaudard」1号店をオープンし、2015年にチュイルリー公園前の2号店のサロン・ドゥ・テをオープンしました。

ゴダールさんは、フランスの伝統的なサロンとパティスリーを組み合わせています。
1階のパティスリーコーナーには、モンブラン、レモンタルト、ミルフイユ、パリ・ブレストなどの伝統的なパティスリーが。

スペシャリテとして、アーモンドとバニラクリームのMussipontain(ミュシポンタン)などもありますが、レモンタルトも好評のようです。

ルーヴル美術館とチュイルリー公園の前のアーケードにあり、ロケーションが最高です。

レモンタルトは繊細でした。
パティスリーは大体、5,8ユーロ~です🎶
伝統を守るパティシエさんです。
2ヤン・クヴラー
ヤン・クヴラー(Yann Couvreur)さんは、名門校フェランディのパティシエ部門の卒業後、パリのヴァンドーム広場のハイヤットホテルで、ス・シェフとなました。
その後いくつかのパラスを経て、プランス・ドゥ・ガール(Hôtel Prince de Galles)ホテルでシェフパティシエになったという実力派で、2015年には、 料理の人気番組、「トップシェフ」の審査員として、出演していました。
テレビ番組のトップシェフは、出演者がそのままミシュランの星をとるシェフも出している、出世番組です。

ヤン・クヴラーのパティシエ店は、ギャラリーラファイエット内にも含めて、フランスに4店舗、ロンドンにも1店舗。
パリ・ブレストです。


クリームは、甘酸っぱいバニラ味で、ブルーベリーとチェリーの飾りつけです。

この↓ババオラムの中にはストロベリーのジャムが底に入っています。

クヴラーさんが唯一、5人の中でピエール・エルメさんの下でパティシエをしていない、パラスホテル系で頭角を現し、才能を発揮したパティシエです。
パティシエの店舗数を拡大しています😊 パティスリーは大体、4,8,ユーロ~です🎶
シリル・リニャック
シリル・リニャック(Cyril Lignac)さんは、アヴェロン県出身、ガストロノミーのフレンチ一つ星のレストランを返上した、シェフ、パティシエです。
アヴロンにある、ヴィルフランシュ・ド・ルエルグの料理高校で実習生として、ニースで働き、2000年にはアルページュに、またモンペリエのメゾン・ブランシュでも腕を磨き、2002年には,ピエール・エルメのブリガードへ、次にアラン・デュカスのグラン・カスカード(星付きレストラン)のパティスリーのスシェフとなったという実力派です。
2010年から、 料理の人気番組、「トップシェフ」の審査員として、6年出演していました。
現在フレンチで一番フォロワー数が多いシェフパティシエの一人です。

フェデルブ・シャリニーは、ミクロ・クリマ(micro climat)といわれて、バスチーユ広場からも近く、若者が集まるところです。 ここに、ショコラティエも含めて3店舗を構えています。
11区には、パティシエ店と、ショコラティエ店が隣にあります。レモンタルトは創業以来ずっと定番から外れていません。


パティスリーは大体、4,8ユーロ~です🎶 5人の中で、1つのパティスリーの値段が一番低く抑えられています。 値段も中では庶民的というのもありますし、人気があり、フォロワーが多いシェフパティシエです。
4 クリストフ・ミシャラク
クリストフ・ミシャラク(Christophe Michalak)さんは、パリから近い中世の町、サンリスの出身で、フォション、ピエール・エルメ、ラデゥレで、その後はプラザ・アテネホテルでシェフパティシエとなった実力派です。
そして、2005年には世界パティシエココンテスト(クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー)で優勝しました。
2014年から、 パティシエと料理の人気番組、「シェフの肌で」という番組の司会者を勤めました。



パティスリーは大体、7ユーロ~です🎶
クリストフ・ミシャラクさんは、パティシエの学校も開き、フレンチパティスリーの前進に大きく貢献している、すでに大御所的な存在です。
その割には、気取っていないのが人気の秘訣ですね。
5: ジル・マルシャル
ジル・マルシャル(Gilles Marchal)さんは、プラザアテネ、ブリストフでシェフパティシエとなり、メゾン・ショコラのクリエーション部門のディレクターとなった実力派です。
その後、ジル・マルシャルのパティシエ店をモンマルトルの丘の麓にオープンしました。
またギャラリーラファイエットのキャビア店にも、ジル・マルシャルのデザートが置かれています。

デザートのウインドーケース、



パティスリーは大体、5,8ユーロ~です🎶
ジル・マルシャルのデザートは、全てギャラリーラファイエットで食べました。 写真もギャラリーラファイエットで食べたのを掲載しています。
ジル・マルシャルのパティシエ店は、18区のモンマルトルの丘の麓という、弱冠立地が悪いですが、その分ギャラリーラファイエット内で、ケーキコーナーでカフェスタイルで食べられるのはナイスです。
まとめ
パリの有名パティシエ店をご紹介しました。
頭角をだし、有名パティシエにその才能を認められ、パリで才能が開花している、そして今も売れているパティシエたちです。
ピエール・エルメさんのブリガードでシェフになるまでには、狭き登竜門を通過しないといけないです。
パリのパラスホテルは、高級、洗練というパリならではの威光があります。
一度賞を貰って有名になってからも、自分ブランドを出したパティシエ達は、激戦区で次の「感動を与える」パティスリーを作り続けています。