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ヴォージュ広場とシュリー館の歴史!周辺のカフェもまとめてご紹介




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ヴォージュ広場は、パリの3区と4区をまたがるマレ地区にある歴史的建造物となった広場です。

マレ地区は現在アーティティックな場所としてパリの観光名所になっていますが、作家のアンドレ・マルローが文化相として地区整理をするまでは、今のようなおしゃれば場所ではなかったのです。

ジャック・ラング文化相が更にマレ地区の開発にのりだし、現在は、とても文化的な地区になりました。

実際にヴォージュ広場には、著名人も住んでおり、ヴィクトル・ユーゴの館もあります。

文化的な要素が強い場所だからか、3つ星のレストランもあります。

また、ヴォージュ広場にスリー館も隣接しています。

この記事では、そんなヴォージュ広場のご紹介と、その周辺の建物やカフェをご紹介します。

 

ヴォージュ広場の歴史

  1800年まで王宮広場であったところ、ルイ・メテゾー(Louis Métezeau)により設計され、公共の広場となった、パリで一番古い広場です。

因みに、その次に古い広場として1区に、ドフィン広場がります。

ヴォージュ広場の歴史と回廊

ヴォージュ広場は、元々17世紀に、宮廷が広場の建物の高さを統一をし、中の王と王妃の建物は少し高めに設計されたのですが、その建設は1605年に始まり、1612年に完成となりました。

ルイ13世とアンヌ・ドートリッシュの婚約のおりに、初めてお披露目となり今に至りますが、ヴォージュ広場は1954年から歴史建造物に指定されました。

広場は正方形で、縦横がそれぞれ140メートルで、 赤と白のレンガでできた2階建ての建物で囲まれています。歴史建造物であると当時に、著名人の住居となっています。

1960年以来、建物は保存地区に入っており、国の許可がない限り改築はできません。

広場の中には、4つの噴水があり、ル・スクエア・ルイ13世(Le square Louis-XIII)があり、その広さは、約 12000平米です。四方には木があり、角にはそれぞれカナルサンマルタン運河を通る、ウルク運河から引いて、4か所の噴水の水を供給しています。

赤と白のレンガでできている建物に下(1階)は、回廊になっており、カフェやアートな空間になっています。

1辺はゆっくり歩いても、3分くらいの距離です、3辺の回廊にはカフェがあります。

カフェをいくつかご紹介します。

ヴォージュ広場の回廊とカフェ

 

ヴォージュ広場の回廊にあるカフェ

ヴォジュ広場にある、フラン・ブルジョワ通り(la rue des Francs-Bourgeois)と交わる回廊にある、マ・ブルゴーニュというカフェ・レストランをご紹介します。

料理は、フランスの伝統料理を多く出しています。

メニューのデザインもレトロ調です。

感動するのは、ウエーターさんがプロと感じて、手際よく運んでくれました。

前菜は、ニシンのマリネ、

メインに、リオンのソーセージ

を注文しました。

こちらのレストランは観光客も多いのですが、地元のお客さんも多い感じで、隣に座っていた夫妻は、頻繁に来ている雰囲気で、今はやりではない、伝統的なものが食べたいという方にはオススメのカフェです。

マ・ブルゴーニュレストラン名 Ma Bourgogne
住所 19, PL des Vosges, 75004 Paris ·
電話 01 42 78 44 64


営業時間08:00 - 01:00


このマ・ブルゴーニュの他にも、回廊を歩いていると、沢山カフェが見えてきます。

どのカフェにしようかと回廊を回っていると、アートな空間のブティックも見えてきます。

また、ヴィクトル・ユーゴ館も回廊の中にあります。

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ヴォージュ広場とヴィクトル・ユーゴの館

ヴィクトル・ユーゴの館

「レ・ミゼラブル」の著者として知られる、ヴィクトル・ユーゴーは、フランス・ロマン主義の詩人で、小説家です。

名前は正式に、ヴィクトル・マリー・ユーゴー( Victor-Marie Hugo)で、このヴォージュ広場に、1832年~1848年までの16年間住んでいました。

今は美術館として一般公開されています、この館は、ヴォージュ広場の角にあり、スリー館がすぐ横にあります。

ユーゴー館の面積は280 m2で、3階構成です。

館内には、ヴィクトル・ユーゴーの父、母、妻、また愛人、4人の子供の肖像画がかかっています。

居間が中国美術ですが、入り口すぐに階段があり、ユゴーが住んでいた二階が展示室になっています。

エントランスとして使われていたサロンがあり、展示室は合計6室あります。

展示物には、ユゴー自作の家具や彼の描いたデッサン、ファルギエール作のユゴーの彫像、ドラクロワが描いたユゴーの肖像画などが展示されています。

ヴィクトル・ユーゴーの父、母、妻、また愛人、4人の子供の肖像画、その他、特に愛人だったジュリエット・ドゥルーエの為に用意した中国風のサロンがあります。

美術館は入場無料ですが、オーディオガイドのレンタルは5€かかります。

日本語のガイドもあります。

 

Maison de Victor Hugo 6 place des Vosges 75004 Paris Tél. : 01 42 72 10 16

ただ、現在はこちらの美術館は、改装工事の為、閉鎖されています。 ➡2021年に再オープンとなりました。

note.com

 

ヴォージュ広場とスリー館(ホテルSully)

 

スリー館(ホテルSully)はヴォージュ広場の隣

スリー館(L'hôtel de Sully)はホテル・パルティクリエといって、パリ市内にある小さめのお城です。

マレ地区にはこの手のホテル・パルティクリエが多いですが、ピカソ美術館もホテル・パルティクリエです。

スリー館は、大体1610年~1661年までのルイ8世の様式を踏襲した館で、現在はフランスの歴史建造物の総合センターになっています。

郊外では「城」と言われているのが、パリ市内にある城はホテル・パルティクリエと言われています。

17世紀の建てられた約半分のホテル・パルティクリエはマレ地区に集中しています。

このスリー館は、税収官のために1624年~1630年に建設され、ジャン・アンドレ・セルソーという建築家のものとなりました。

その後マレ地区は、貴族の建物が建つようになったのです。

1634年にスリー館は、アンリ4世の助言係をしていた、マキシマム・デゥ・ベテトゥヌという公爵が買い取りました。

この公爵は、このスリー館に頻繁に住んでいた訳ではないのですが、スリーという名が残ったのです。

その後、フランス政府が1944年に美術館とするために買い取り、1994年からは、文科省所属の写真家の為の展示会を行っています。

ルーブル美術館のオランジュリー美術館のとなりにあるジュ・ドゥ・ポムと連携して写真の展示を行っています。

スリー館へは、ヴォージュ広場からも行けるのですが、サン・アントワーヌ通りの正面から入ると特に綺麗です。

中庭になっています。

ライオンが2匹、狛犬のように向かいあっています。

中に入り廊下を抜けると、大きな中庭が広がっています。

この中庭から、ヴォージュ広場へ抜けるられます。

ヴォージュ広場へは、オレンジ色のドアから入って行けます(^^♪

 

ホテル・ドゥ・スリーHÔTEL DE SULLY62 rue Saint-Antoine 75186 Cedex 04 Paris Tél. : 33 / (0)1 44 61 20 00
 

その他に、マレ地区にあるレストランをご紹介します。

マレ周辺のヴォージュ広場周辺のレストラン

 

徒歩でヴォージュ広場まで10分のところにある、昔ながらのカフェ・レストランです。

料理はクラシックなものを出しています。

逆に今は、定番料理を食べられるレストランが貴重ですので、おすすめ度が高いです。

この日は、ブフ・ブルギニョンを注文しました。

ウエーターさんも感じがいいですし、料理も

  • スリー・ダニョー
  • リオンのソーセージ

など、定番料理をやっています。

落ち着いた雰囲気です。

 

ラ・タルティヌ
名前 : La Tartine
住所 : 24 Rue de Rivoli 75004 Paris France


営業時間 : 8時〜0時 (日曜日 10時〜23時)
電話番号 : 01 42 72 76 85
最寄地下鉄駅 :  1号線 Saint-Paul
値段、メイン料理が15ユーロ~、グラスワイン5ユーロ~。

 

まとめ

マレの中心のヴォージュ広場とスリー館、ヴィクトル・ユゴーの館についてまとめました。

歴史建造物に指定されている、パリを代表する建物です。

オテルパルティキュリエは、当時の多くの貴族の住まいであっただけあり、凝ったインテリアです。

このタイプの建物は、このマレ地区に集中して残っています。

作家マルローが着手するまで、ネズミが走っているような、貧困も目立つ場所であったとはいまでは信じれません。

ピカソ美術館も遠くない場所にありますし、マレ地区一帯をゆっくりと散策するパリ見物の一つになれば幸いです。

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