パリ12区ドメニル駅にあるロスマントゥ「L'osmanthe」をご紹介します。
シェフは女性シェフのファング( Fang )さんで、年々ファンが増えているパティスリー店です。
ドメニル駅の大通りから離れている静かな場所にあり、目立たないようで実は定評があり、世界的なブランド店のショーへもパティスリーを出しているパティスリー店です。
ロスマントゥ「L'osmanthe」ファング・ジン、シェフ
パリ12区ドメニル駅にある「L'osmanthe」というパティスリー店の、女性シェフがファングさん。
ロスマントゥは2012年にオープンしたので、もう12年です。
ロスマントゥ(12区)のシェフ
ファングシェフは、パリのコルドンブルー出身の方です。
ファングシェフ
コルドンブルーを卒業し、パティシエになる前は、普通に会社員をしていましたが、パティシエとしてのパッションで、方向転換をして、パティシエとなった方です。
シェフのオリジナルなパティスリー
ロスマントゥ店内
ファング、シェフのパティスリーは、アジアの素材を生かし、フランス人好みにアレンジしています。
お店に行って和系のパティスリーも半分くらいで、最初は日本人シェフなのかと思っていました。
パティスリー
お店のショーウィンドーには、色々なパティスリーがあります。
抹茶やごまのパティスリー
お抹茶やごまのパティスリーですが、味はフランスのパティスリーです。
ファング・シェフのパティスリー
シェフのファングさんへ、パティスリーへの思いをインタビューしてきました。
シェフは、コルドンブルー出身の方です。早速インタビューをご覧ください。
【ピンク枠がシェフの言葉です。】
コルドンブルーでパティスリーを勉強した理由
今日はありがとうございます。早速ですが、シェフはコルドンブルーのご出身ですが、何故コルドンブルーを選択されたのでしょうか。
シェフ☆☆☆私はそれまで普通に会社員でした。ところがやはりパティスリーへの思いがあり、パティスリー学校で一通りのことを身につけたいと思い、コルドンブルーへ入学したのです。
コルドンブルーは名門校ですが、他にも定評のある学校はいくつかあるかと思っていましすが、何かご縁があったのでしょうか。
シェフ☆☆☆はいそうなんです。他にも定評がある学校がありますが、最初の志望校は人数制限があり、応募した時に締め切りがあり、コルドンブルーとなったのです。
コルドンブルーは学費も高額ですので、迷いもあったのですが、時間を無駄にしたくないという思いで、会社を退職して即座に決めたのです。
シルル・リニャック、シェフでの勤務
確かにコルドンブルーの学費は高額とは聞いていますが、コルドンブルー卒業後には、保証されているものがあるようにも聞いています。
シェフ☆☆☆そうですね、学校で勉強した技術だけでは勿論十分ではないですが、更に独自に働いて技術をつけていけると、強い武器にはなるかもしれません。私は学校と並行して夜はレストランで働くなどをして、より確かな技術を身につていきました。
それで、卒業後にシリル・リニャックシェフのパティスリー店で勤務ができたのですか?
シェフ☆☆☆はい、シリル・リニャックシェフの片腕となるパティスリーシェフ店へ勤務することもできました。
学校の先生から声がかかり、紹介されて行けたのです。ただ知名度があるレストランやパティスリー店での勤務となると、紹介があっても、勤務はかなり厳しんですよ。
そうなんですね。ただ、有名店ならではの、トップシェフの元での勤務は、そうできることでもないと感じています。その後しばらくは、シリル・リニャックさんのお店にいらしたのですか。
シェフ☆☆☆はい、半年くらい勤務していました。その後ご縁があり、また次の機会に恵まれ、シャンゼリゼ通りの星付きレストランで、パティスリーシェフとしてのポストへ進むことができました。
いや、素晴らしいですね。その後星つきレストランで、セカンドではなく、パティスリーのシェフとしての勤務という意味ですか?なかなかできないことと思います。
シェフ☆☆☆ありがとうございます。はい、ご縁があり、パティスリーシェフを任せてもらい、私がクリエーションをしていたのです。
ただ、パティシエの道はとても厳しいものがあります。ある意味で体力も必要ですし、それにクリエーション力も必要で、知的にも、体力の面でも全力投球となるんですよ。
ロスマントゥのオープン
それから、ロスマントゥをオープンとなったのですか?一つ星で、おまけにシャンゼリゼ通りのパティスリーシェフというタイトルは、格好イイですよね。それ以上にご自身のパティスリー店を出すと、自分の味を出せるということでしょうか。
シェフ☆☆☆はい、格好はイイのですし、憧れのポジションではあるのですが、なかなか勤務条件が厳しのです。それで、自分のお店をオープンしたいという思いが強くなったのです。
ご自身のパティスリー店を出すと、自分の味を出せるということでしょうか。
シェフ☆☆☆はい、星つきレストランと言ってもやはり、自分のお店ではありません。それだけエネルギーを費やすことになりますので、それなら自分のお店にエネルギーを出したいと思うようになったのです。
でも、最初は大変だったと思いますし、パティスリー業界は、競争が激しいように思います。
シェフ☆☆☆はい、ここは12区のドメニルにありますが、ある意味で裏道にあります。大通りにないので、口コミが定着するまで時間もかかりましたが、今はパリ中から他の区からも、私のパティスリーを買い来てくれるまでになりました。
素晴らしいですね。確かに裏道にあるとも言えますが、その分、本当に欲しいと思うお客さんに来てもらうのは、嬉しいと思います。
シェフ☆☆☆そうなのです。口コミで今では大手ブランドのショーに出す、ミヤルディーズなどの注文もいただけています。
素晴らしいですね。確かにここまで、お抹茶やあずきの味を出しているパティスリーは、パリでもシェフのお店だけのように思います。今日はありがとうございました。また買い寄せてもらいます。
シェフ☆☆☆また来てくださいね。お待ちしています。
ロスマントゥ情報とまとめ
ロスマントゥのパティスリー店では、テラス席があります。夏の時期は外でコーヒーと席でゆっくりできるのも嬉しいです。
ネットで注文予約をして、そのままピックアップに行けますが、その場でもパティスリーを選べます。値段もリーズナブルです。
ロスマントゥ「L'osmanthe」の求人
現在業務拡大につき、ロスマントゥ「L'osmanthe」で求人募集をしています。
詳しくは、ロスマントゥ「L'osmanthe」求人をご参照ください。