【2023年版】
パリで好みの美味しいブランジュリー(パン屋さん)を見つけたいという方のご参考にしてください。
「meilleure baguette 最優秀バゲット 」の優秀賞に輝いた職人さんのパン屋さん、地方色が強いパン屋さん、有名シェフのパン屋さんを併せてご紹介します。
2023年5月に13のTakumi(タクミ・パティスリー)と、14のle pain retrouvé(ル・パン・ルトゥルヴェ)を追加してアップデートしました。
パリのおすすめパン屋さん(ブランジュリー)13選
パン屋さんの動きも攻防も活発です。有名シェフのブランジュリーから、実力者の証の最優秀賞受賞ブランジュリーまでご紹介します。
1.レソンシエル(5区、12区、13区)
名前は、「L'Essentiel」と言って、重要なこと、核心と言った意味です。最近パリで6件にもなり、流行っています。
メインの人気パンは、黒パンや、パンドカンパーニュです。


その他に、今週フォカッチャサンドイッチを食べてみました。 バゲットもいいですが、フォカッチャで柔らかく、食べやすいし、オリーブオイルが利いています。

ブルエと言って、ブルベリーの一種を使った、ムースを覆ったパティスリーなど、新作も定期的にでています。

こちらのパン屋さんは、フォカッチャサンドイッチが1つが5ユーロくらい、デザートは4ユーロ~くらいです。
2.メゾン・ミュロ(6区)
フランスの東のアルザス地方のクグロフを作っている美味しいパン屋さんです。
ここのクグロフが好きで、こちらメゾン・ミュロのクグロフがしっとりしていて美味しいと感じました。

クグロフの由来は、ポーランド王がポーランドにあるケーキを食べているときに、乾燥しすぎているから、ラム酒に漬けさせて出来たという逸話があります。
ラム酒の割合や、小麦粉の種類によるのか、このミュロのクグロフはそのしっとり感がたまらなく、うまくできていると思います。

これで直径が約15cm(T2)です。
こちらはクグロフの専門店ですが、そのほかにケーキも幅広く作っています。
https://www.sakurakodesu.xyz/canelekouglof/
パンドカンパーニュや黒パン、ライ麦パンもありで、バラエティーに飛んでいます。


パティスリーもバラエティーがあります。

ミュロは今、改装されたヴィクトル・ユゴーの館の中に入っています。ブランドが上がりました。
ブルターニュ地方のクイニーアマンが美味しいパン屋さんです。
3.ブラジュリー・パティスリー・ラブルターニュ(12区)
名前は、「Boulangerie Pâtisserie La Bretagne」と言って、ブルターニュ地方の特産のパンやケーキをメインに作っています。
いわゆる、「ブルトン」です。

フランスでも、ブルトン(ブルターニュ人)はガッツのある人達で有名です。 ブルターニュの「クイニーアマン」は特別美味しいです。


その他に、ファーブルトンもあります。

ファーブルトンも、このくらいしっとりしていると美味しいです。
こちらのパン屋さんは、かなりお安めです。
キッシュなどもありますので、値段も安いし、他のもまとめて買うとお昼のランチにもできますよ。
ここパン屋さんから、パリの動物園は徒歩20分くらいです。
4.ルロワ・モンティ(12区)
12区にあるパン屋さんで、2017年からオーナーが変わり、2019年にコンテスト(la meilleure baguette ラ・メイヤー・バゲット )でパリのバゲット選考で入賞して以来、一挙に有名になりお客さんが増えました。

この円形の葉の形は、受賞者に贈られるもので、la meilleure baguette (最優秀バゲット)の2019年のパンコンテスト入賞のマークです。
パン職人さんが変わるとこうも味が違うものかと驚きます。

地域密着型で、宣伝もしていないのですが、お客さんがひっきりなしに来ています。
オススメは、ヴィエノワズリーで、ショソン・オ・ポムや、

フランです。
このフランはかなり美味しいです。

おすすめです。
ヴィエノワズリーの値段は、大体1ユーロからです
12区ということで、これら2軒は値段も安いです。
残念ながら閉鎖となりました。
5.ル・ガトー・バチュ(15区)閉鎖になりました。
ガトーバチュは種類でいうと、クグロフと同じブリオッシュです。フランス北部のピカルディの特産です。
「ガトーバチュ」というのは、ブリオッシュの生地を作るときに、生地を叩いて空気を入れながら作るので、日本語に訳すと、「叩いたお菓子」という意味で、空気が沢山入っているお菓子です。
そのためふっくらしています。

背が高い、20㎝くらいの高さがあり、直径は約15㎝くらいです。
同じブリオッシュですが、クグロフはずっしりしていますが、ガトー・バチュは軽快な味です。
ガトー・バチュの値段は5ユーロです。
6.メゾン・ローゼィック(17区)
17区のクルセル通りにある、ローゼィックです。
年末年始のフランスのお菓子といえば、ガレットデロワですが、このローゼィックが2014年にパン作りのガレットデロワ部門「la Meilleure Galette aux Amandes d’Ile de France pour l’année 2014 」 で、アーモンドガレットデロワで1位に入賞しました。
それから客数も増えました。

17区のぺレールと立地で、高級住宅地の一角にあるパン屋さんです。
確かに、ここのお店のガレットは飾りつけが綺麗で、南仏の果物の飾り方があか抜けています。
ガレットデロワのケーキをエピファニーもあります。
オススメは、レモンタルトです。

タルト類の値段は1個単位で、ガレットデロワは計り売りで、重さで違います。
モンソー公園からも近いです。
7.リベルテ(10区)
斬新なデザインの内装のパン屋さんです。

入ると一瞬倉庫では、と思うくらいです。
「La liberté 自由」という名前ですので、斬新的なパンばかりかとおも思いますが、パン・ドゥ・カンパーニュなど、基本的なパンを扱っています。
ブルターニュ地方の出身のオーナーが作ったパン屋さんで、素材を大事にしています。
お店を作る前には、有名数々のレストランのパティシエの経験もあり、パティスリーも置いています。
一番の人気のパンは、素朴なライ麦パンで、パン屋さんの酵母を使ったパンです。
原料が良く、南仏のカマルグの塩を使っています。

管理人のおすすめは、炭ゴマのパンです。

中も真っ黒で、植物の炭の生地に、黒ゴマを使用しています。
しかし味はゴマの風味がするくらいで、パンとしてゴマが邪魔になりません。
ケーキ類はそれでもやはり高いですが、そこはパティシエさんの実力があってのことで、納得の値段ともいえますね。
リベルテは、この他に
オスマンのギャラリーラファイエットと、20区、また京都店と、東京店があります。
8.ティエリー・マルクス・ベーカリー(9区)
二つ星のシェフ、ティエリー・マルクスさんのパン屋さんです。
値段が高いイメージがありましたが、ものによっては手ごろなのがあります。

ティエリー・マルクスさんは日本にもレストランをされています。日本好きなのかと感じるのは、パン屋さんの袋にも日本語が書いています。
パン屋さんにべバゲットからサンドイッチまで幅広く、色々なものがありますし、その場で食べられます。

この日はブリオッシュ・ティグル(虎のブリオッシュ)にしました。
中のクリームは、ヘーゼルナッツ味です。
その他にブリオッシュをもう一つ買いましたが、美味しいです。
この9区の他に7区と8区にあります。
9.ヤン・クヴラー(9区)
パリとロンドンでパン屋さんを展開するヤン・クヴラーさん。
こちらのパン屋さんは、最初に友人から勧められて食べたのが美味しかったのです。
トップシェフになってからも、バリエーションがすごいです。

ヤン・クヴラーさんとこは、珍しくクグロフがあります。

オススメは、他のパン屋さんではあまり作っていない、クグロフです。 クグロフはパリでもあまり作っているパン屋さんが少ないです。
そのほかには、パリ・ブレスト、これは夏バージョンのパリ・ブレストです。


中のクリームは、甘酸っぱいバニラ味で、ブルーベリーとチェリーの飾りつけです。
この↓ババは、アルコールなしで、中にはストロベリーのジャムが底に入っています。美味です。

この10区の他に4区と9区(ギャラリーラファイエットデパートの中)にあります。
10.ボエミ(1区)
ボエミ (BO&MIE)はパリのトップ10入りしているブランジュリーです。
最初の店舗は2018年にでき、今では3軒にもなりました。人気を落とさず、トップの位置をキープできているには秘密があります。
ブランジュリーボエミが、パリで何故そこまで人気なのか、ボエミのパンにはどんな魅力があるのか、現在のラインナップと、行きたくなるボエミのコンセプトとはなんなのでしょうか。
11.ブランジュリーボー(12区)
ボエミはとは別ものの、パリのトップ10入りしているブランジュリーです。
Wi-Fiがなくても、繫華街になくても売れているのが、このブランジュリーボーです。
パンの食感が良く、顧客がついています。一度食べると病みつきになる味があります。
12.タクミ・パティスリーTakumi(1区)
Takumi(タクミ・パティスリー)はオペラ座周辺のピラミッドに2022年5月にオープンした、パティスリー店です。
ふわふわチーズケーキが一番人気でフランス人のお客さんが多いブランド店です。

ふわふわなチーズケーキ以外にも、エクレアなどのパティスリー、牛サンド、北海道のブリオッシュもあります。

あまりにも美味しそうな牛サンド、北海道のブリオッシュを買いました。

Takumiさんのチーズケーキは既に有名で、メインのヒット商品なのですが、パンやブリオッシュの生地が滑らかです。
サンドのでき上がりが凄いです。これはフランス人の味覚にあっている味で、売れているのも納得です。

ブリオッシュのきめも細かく、バターなしで食べられるパティスリーって感覚ですね。
13.ル・パン・ルトゥルヴェ(9区)
ル・パン・ルトゥルヴェは、サンジョルジュにある、ピガールからも近い、パンドカンパーニュが有名で美味しいパン屋さんです。
場所柄マルティール通りにあるせいもあり、列ができていますが、大体5分くらいで買えます。
パンドカンパーニュの他にキッシュ、ピザがあり、ピザはチーズをおさえてるので、ピザ屋さんのピザよりもずっと軽めです。

キッシュはヤギのチーズや、ベーコンなどの種類があります。

まとめ
パリのアーティスティックなパン屋さんをご紹介しました。
どれがいいの?については好みですが、バゲッド最優秀賞や、トップシェフのパン屋さんは確かにはやっています。 ただ、賞がなくても美味しい、流行っているいるパン屋さんには行列ができています。
おすすめのパティスリー店も併せてご覧下さい。