サン・マルタン運河(Canal Saint-Martin)は、セーヌ川とウルク運河、サン・ドニ運河をつなぐ全長4.55キロメートルの運河です。
お隣にはヴィレットと東駅があり、いま人気が急上昇している界隈です。
パリの北東部は、治安が悪いイメージがあますが、サンマルタン運河は、気軽に立ち寄れて、岸に座れて、散歩コースとしても人気の場所です。
このサン・マルタン運河とセーヌ川の水位を比べると差がなんと25メートルもあり、水量を調節する閘門が9ヶ所もあり、芸術家たちが立ち寄って、絵を描いているのに出くわしたり。
マルセル・カルネの有名な映画、「北ホテル(Hôtel du Nord)」の舞台ともなりました。
その他に「アメリ」の映画でも、小石を投げて遊ぶシーンもサン・マルタン運河がありました。
「ラ・ヴィレット」公園までも散策コースとしてオススメですし、感じのいいカフェも紹介します。
サンマルタン運河の散策コース
サンマルタン運河は、ラ・ヴィレット公園のあるウルク運河の隣にあり、全長約4,6キロもあります。
ラ・ヴィレット公園のあるウルク運河からは、水門でつながっています。

水門に水が溜まり、水位が調節された状態になって、船で水門をくぐれるようになります。

隣のウルク運河とサンマルタン運河の駅は地下鉄ジョレス駅で、駅を出たサンマルタン運河の歩道はすでに、アートな世界が広がっています。

ジョレス駅側から、少しずつ南へ下っていくと、おしゃれなカフェが立ち並んでいます。

サンマルタン運河の前の道路には自転車も多く走っています。

通勤の前の朝のコーヒーも美味しいそうです。

ジョレス駅を下って徒歩で10分くらいのところにまた水門があります。
このあたりは、観光地でも人通りもさほど多くはないので、記念撮影にも適しています。

お天気がいい日は散歩に来た人がゆっくりベンチでくつろいでいます。

真っ直ぐサンマルタン運河に沿って下ってくると、カーブしています。
このカーブのところを右(西)へ行くと、東駅へと。
Café A
Café A というカフェ・レストランがあります。
東駅(ガール・デ・エスト)からすぐそこの場所で、この界隈で一番はやっているカフェです。

中の内装も雰囲気があり、

中庭にも、緑があり、居心地がいいです。

カンティーヌ・ドゥ・クエンタン
先ほどのカーブを左にいくと、そこにあるエピスリーフィーヌ(料理素材屋)の商品も売っている、レストラン、「カンティーヌ・ドゥ・クエンタン」があります。
お昼はメニューで20ユーロくらいで食べられます。

味もよく、近所では評判のレストランです。
レストランを出て、橋を渡ると、とてもパリらしい景色があります。

階段を渡り、左へ行くと、下へ降りる階段がみててきます。

ラ・リベルテ
暫くすると、「ラ・リベルテ」のパン屋さんがあります。

「La liberté 自由」という名前のパン屋さんで、ブルターニュ地方の出身のオーナーが作ったパン屋さんで、日本にも姉妹店があります。
人気のパンは、ライ麦パンで、パン屋さんの酵母を使っています。
まとめ
サンマルタン運河の散歩コースをまとめました。
隣の19区のヴィレットのウルク運河からに続いている、サンマルタン運河に界隈は、パリジャンにとって人気スポットです。
ヴィレットのウルク運河と同様、すぐ目の前に水を感じられる数少ない場所です。
散歩をしながら、カフェに入ってゆっくりするのもいいですし、地元のレストランで食べられる雰囲気がいいです(^^♪