パリ8区にあるモンソー公園の中にチェルヌスキー美術館があります。
モンソー公園は高級住宅街にありながら、地元の人が気軽に行き来している公園です。
この公園内には、あのピアニストのショパンの像もあります。
モンソー公園とチェルヌスキー美術館をご紹介します。
パリ17区のモンソー公園の場所と特徴
モンソー公園は小さめで、面積は8.25haと小ぶりですが、近所の住人がジョギングをしているような、お気軽な公園です。
この丸い建物は、通行徴収所でした。パリで通行料を徴収していた時代があり、この関所で通行料を徴収していたのです。
他にはナション広場と、モンパルナス駅にも、通行徴収所がありましたが、このモンソー公園の建物は綺麗に保存されています。
この公園はパリの8区にありながら、17区とは隣接しています。
17区を真ん中で分けて東半分側は庶民的な雰囲気になっていて、こちらのモンソー公園がある側は、パリでも屈指の閑静な高級住宅街です。
17区側から見たモンソー公園
モンソー公園内の様子と歴史
大きさからでも、他の有名な
チュイルリー公園(約25ha)、
リュクサンブール公園(約22ha)、
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ビュット・ドゥ・ショーモン公園(約25ha)
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と比べても、ほぼ3分の1の大きさです。
南北、東西にゆっくりと歩いても20分くらいで、通り抜けてしまえます。
モンソー公園はフランス革命のときに一度没収され、1793年に国営化されました。
その後、王政復古を経て、オルレアン家の所有となりました。
そして、1860年にパリ市が買収するものの、資産家のペレール兄弟に売却するなど、所有者が変わっていったのもこの公園の特徴です。
その間、建設家のジャン=シャルル・アルファンによって設計と整備がされました。
モンソー公園内の彫刻
小ぶりながらも、この公園内には、いくつもの作家や音楽家の代理石の彫像が置かれています。
- ギ・ド・モーパッサン、
- ショパン、
- シャルル・グノー
- アルフレッド・ド・ミュッセ、
- アンブロワーズ・トマ、
- レオポルド・ベルンスタン、
- エドアール・パイユロン
などがあります。
歩いていると、彫刻が見えてきます。
彫像が見える点ではロダン美術館のようです。
映画のロケ地にもなっています。
チェルヌスキー美術館の立地と美術品
チェルヌスキー美術館は、モンソー公園の東にあり、東洋美術品のコレクションをしているパリ市の美術館です。
パリ17区チェルヌスキー美術品
チェルヌスキーヌッチ美術館はモンソー公園の東に位置する、アジア美術品を扱うパリ市の美術館です。
所蔵品は日本、中国、韓国、ベトナムの美術品。
美術館の建設は1896年で、アンリ・チェルヌスキーさんの寄贈で行われ、1898年に完成となりました。
パリでも一番古い美術館の一つで、パリ市に帰属する美術館では6万人の来訪者があり6位となっています。
貯蔵品では中国美術品が多いのですが、パリジャンの日本びいきは依然健在で、2019年には京都展として、琳派作品が展示されました。
大仏や浄明寺いわくの鐘など、日本美術品も常設展示品で置かれています。
この美術館では、宗達のような展示会でなければ、長打の列にはなりませんので、日本の美術品を見に行きたいときには、お薦めです。
美術館はモンソー公園の敷地にはありませんが、東側の門から出て10メートルくらいで着きます。
モンソー公園周辺のレストランやカフェ
モンソー公園はヴィリエ駅前からも近く、周辺にはレストランやカフェがあります。
近くにはパリ音楽院があり、学生が多いカフェが多いです。
モンソー公園の周辺のレストラン
モンソー公園の北側から、地下鉄駅ヴィリエへ到着です。
8区とは違い、モンソー公園に比べると少し庶民的な界隈です。
とはいえ、ヴィリエは旧音楽学校からも近く、学生も多く活気があるなかに、重厚さがあります。
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ヴィリエの駅をでると、市場になった通りには、ブラッスリーやレストランがところ狭しと並んでいます。
ヴィリエの駅をでるとモノプリがあります。このモノプリも中を通り抜けられます。
モノプリの裏手を出てそのまま歩いていくと、行き止まりのパッサージュの入り口が見えてきます。
パッサージュに中には何件かレストランやブティックがあります。
大通りではなく、知る人ぞ知るレストランで人が少ないのですが、固定客がついているレストランです。
ワインの取り揃えも充実していました。
料理はしっかりとした素材で、良質の肉でボリュームがありました。
【2022年、レストランはクローズとなっています】
モンソー公園の周辺のパティスリー専門店
ヴィリエは、音楽家の学生も多く、モダンな雰囲気のある場所です。
レストランやブラッスリーも多いですが、パティシエのケーキ屋さんも多いです。
このメレンゲケーキ店は、6区にも姉妹店があるのですが、フランスのメレンゲで凄くふんわりなメレンゲを作っている専門店のです。
メレンゲだけを商品にしているケーキ屋さんは、パリでもここだけだとおもいますが、そのくらいメレンゲだけで勝負するお店も事実少ないです。
場所は、先ほどのレストランから歩いて10分ほどのところです。
明るい店内で、メレンゲの試食もできます。
買ってから2日は冷蔵庫保存もできますので、大人数で家のパーティーなどのときにも喜ばれる、飾ってきれいなケーキです。
メレンゲを買うときは、ムラングと言わないと、通じません。通じないときは、好きなのを指差して、何個といえばOKです。
メレンゲの種類は4つくらいで、フルーツが色々飾ってあります。
その他に、ヨーグルトタイプがあります。
どちらというと、メレンゲがお薦めですが、ヨーグルトもかなり美味しいです。
値段は、一つ5ユーロくらいです。
まとめ
モンソー公園は8区にありながら、17区と隣接する公園で、重厚感がある閑静なたたずまいの公園です。
付近のアパートもオスマンの建物が多く、散歩をするだけもパリを楽しめる場所です。
また、旧コンセルヴァトワールあったことで、学生さんも多くいますので、レストランやブラッスリーの数も多いです。
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チェルヌスキー美術館は、アジア美術品を扱った美術館で、常設展であれば、いつも仏像がみられます。
頻繁とまではいきませんが、日本美術展もありますので、サイトをチェックして立ち寄ってみて下さい。
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