パリのデパート巡りもパリ観光の楽しみです。
デパートには老舗のデパートと、リニューアルしたデパートがあります。
リニューアルして目立っているのは、なんと言ってもサマリテーヌです。
とはいえ、リニューアルをしていなくとも、老舗のボンマルシェには、グランエピスリーと言って、食料品がとっても充実しているコーナーがあり、ギャリーラファイエットも魅力的です。
リニューアル組とその他のデパートも見てみましょう。
パリのリニューアルしたリーヴ・ドロワットのデパート
最近リニューアルされたサマリテーヌは目立っています。
1.サマリテーヌ(la Samaritaineラ・サマリテンヌ)
パリ1区、セーヌ川に面しているデパートのラ・サマリテーヌは16年ぶりに再オープンとなりました。
このサマリテーヌを蘇えらせたのは、フランス1富豪のベルナール・アルノ―です。
インテリアもぐっとデラックスです。
ポンフフ店はセーヌ川のポンヌフ(新橋の意味です)の前にあります。
この最上階には、シュバル・ブランと言って、5つ星ホテルとガストロノミー(高級料)のレストランを併設しているデパートだからです。
サマリテーヌは、庶民的なデパートから、一挙に高級感が漂うようになりました。
サマリテーヌと言っていますが、フランス語では、 「la Samaritaine」ラ・サマリテンヌと言って、ラがつきます。

改装の理由は老朽化で、現在の建築物管理基準を満たしていなめ、特に火事のリスクを1983年に指摘されていたのです。
1980年~2000年までは持ち主だった、 ジョルジュ・ルノー(Georges Renand)から、2001年には、筆頭株主がLVMHに変わり、リスク管理で全面クローズと踏み切ったのでした。
2005年の7月にLVMHは、当初18か月の工事期間と135Millions€(1億3500万ユーロ)、2020年には最オープンの予定が、工事費は750Millions€(7億5000万ユーロ(約990億円))と約5倍になっていたのです。

総工費だけの分、綺麗に蘇りましたね。

特徴は、セーヌ川のポンヌフ駅の前にあり、高級総合デパートです。 レストラン街も充実しています。
1階にはパティスリーコーナーで、ダロワイヨが入っています。

セーヌ川が目の前に広がっています。
住所→2 Rue de la Monnaie, 75001 Paris
2.サマリテーヌ(la Samaritaineラ・サマリテンヌ)リヴォリ通り
サマリテーヌは、リヴォリ通りにもあります。 外観がガラス張りのようで綺麗です。

この2棟は別の建物です。
Rivoli通りにあり、ユニクロとサマリテーヌが一緒になっています。

こちらのリボリ通りのサマリテーヌには、インテリア関連品が多いです。
住所→67 Rue de Rivoli, 75001 Paris
3.クリスチャンディオール(Christian Dior)
一昨年からリニューアル中のクリスチャンディオールです。
まるで、ビルのようですが、これは外壁ではなく、ラッピングなのです。

シャンゼリゼ通りのルイ・ヴィトンの隣にきました。

この写真をみると分かりますが、クリスチャンディオールはヴィトンの奥にあった銀行のHSBCのビルに来ました。

クリスチャンディオールは、シャンゼリゼ通りでも元々もう少し、凱旋門よりにあったのが、ヴィトンの隣に移り、2つともオスマン建築で、視覚にも綺麗ですよね。
アールデコで蘇るようです。
パリのリーヴ・ゴーシュの老舗デパート
デパートで唯一リーヴ・ゴーシュにあるのが、ボンマルシェデパートです。
4.ボンマルシェ(Le Bon Marché Rive Gauche)
パリのデパートで一番シックなデパートといえば、6区のル・ボンマルシェですね。 ボンマルシェは、1838年に建設着工後、1869年に完成した、パリ第1号店のデパートです。
「アール・ヌーヴォー」スタイルのパリで一番古いデパートです。
改装も特にされていませんが、いつも老舗のラインを維持しています。

客層もシックですし、少し高めですが、お客さんはきています。 1階入ったところにパティスリー(ケーキ)コーナーがあります。
そのまま奥に進むと、グランエピスリーと言って、南極の水とか売っています。 質に関しては定評があります。

食料品館のパティスリーコーナーからエレベーターで2階までいくとレストランがあります。 そう安くはないですが、美味しいです。

住所→24 Rue de Sèvres, 75007 Paris
ボンマルシェの、海の幸の盛り合わせ、ポルトガルケーキのパティスリー店については、
1つブラッスリーのランチ、1つバルべス駅のクスクス、オデオンのビストロを追加して37選となりました。 ➡コスパ最強のランチ・一人で楽しむカフェとビストロ37選
キンドルをご覧ください。
パリのリーヴ・ドロワットの老舗デパート
プランタンデパートはパリの2号店のデパートです。
5.プランタンデパート(le Printemps)
プランタンデパートが、建設されたのは1865年で、ボンマルシェの次にできたデパートです。

こちらも「アール・ヌーヴォー」スタイルです。

1867年のパリで開催された国際博覧会で、階段が展示されたほどです。 当時の画期的なアート作品がほどされ、アール・ヌーヴォーの丸い屋根を囲んでいます。
プランタンデパートには、ステンドグラスの丸天井があるブラッスリーがあります。

住所→60 boulevard Haussmann 75009 Paris
6.ギャラリーラファイエット(les Galeries Lafayette)
ギャラリーラファイエットはプランタンデパートの隣にあり、老舗ながらも少しだけ新しいです。 外観はプランタンデパート程、アールノーヴォ―様式で目をひくわけではないのですが、中のインテリアは見応えありです。

本店はオスマン本館、見どころは何と言っても、ネオ・ビザンティン様式の美しいクポールです。
行ったら是非写真にも収めたたい場所です。オペラガル二エから歩いて直ぐに隣にあるので、一緒に廻れてしまうのも便利なところです。

ギャラリーラファイエットは、特にクリスマス時期には、クリスマスツリーで賑わいます。
その他に、キャビアの専門店もあります。
住所→40, Boulevard Haussmann, 75009 Paris
7.ベーアシュヴェー(Le BHV Marais)
マレ地区にあるデパートです。その名前もベーアシュベーマレです。
パリ市庁舎前にある、パリの東側にある唯一のデパートです。

デパートは小ぶりで、少し品そろえ面でいえば、ギャリーラファイエットやプランタンデパートよりは少ないですが、マレ地区にあるので、オシャレです。

1階には、ショコラティエ店の「ラメゾンドショコラ」もあり、インテリア家具や小物も充実しています。

住所→52 rue de Rivoli, 75004 Paris
まとめ
こうしてみてみると、大手デパートは、パリのリーヴ・ドロワットの1~9区にあります。 つまり、10区までの古いパリに集中しています。
リニューアルしたサマリテーヌは一番綺麗な雰囲気もあり、暫くは集客力がありそうです。
それに、セーヌ川を前にして食事ができるというロケーションもここだけです。
個人的には、ギャラリーラファイエットやボンマルシェが好きで、行きやすいのもあって、カウンター席で一人で食べに行っています。
一人カウンター席は、本店と違いランチは安いし、待ち合わせをしないでいけるのはメリットですよね。
キンドル本もご覧ください。 パリのレストランと街角巡り: パリ在住のグルメブロガーおすすめビストロとカフェ60選