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ピエール・ガニェールのパリのレストラン(ガヤ)他!星つきレストランは違う?





ミシュランの三ツ星のタイトルを持つピエール・ガニェールさんのパリのレストランをご紹介します。

ガニェールさんは、フランス国内で約10のレストラン、国外では日本も含め約10のレストランを経営されています。

この記事ではパリの7区にあるガヤと、フーケッツ(オンガン・デ・バン)のランチの様子、その他のレストランの情報をまとめました。

最後に、小説家でもあるマダム・ガニェール(シルビー・ル・ビアムさん)の直接インタビューも掲載しました。

ピエール・ガニェールのパリのレストラン情報


冒頭にも書きましたが、ミシュランの星の受賞者の発表がこの1月にあり、ガニェールさんは2019年も8区のレストラン「ピエール・ガニェール」で三ツ星をキープされ ています。

ガニェールさんはご両親のレストランで修行され、最初はパティシエとしてスタートをきりました。

それからひと夏、フランス料理界の大御所のポール・ボキューズさんのレストランで勤務後、フランスの南にあるサン・テチエンヌ(Saint-Etienne)でレストランを始めました。

そして、1993年・若干43歳で、斬新な料理でミシュランの三ツ星を獲得しました。

三ツ星のレストラン「ピエール・ガニェール」を含め、パリには現在5店舗があります。

そのうちの3つが、ガニェールさんご自身が経営されていて、他の二つはフーケッツで、料理長として総指揮をとっていますので、メニューにはガニェールさんのサインが入っています。

  • ピエール・ガニェール(8区)
  • ガヤ・リヴ・ゴーシュ(7区)
  • ピエロ(6区)
  • フーケッツ(シャンゼリゼ通り)
  • フーケッツ(オンガン・デ・バン)


これら5店舗はいずれもパリでもシックな場所にあります。

ガニェールさんのレストランは6区、7区と8区はパリでも超シックな区にあります。

ピエール・ガニェール(8区)


レストラン「ピエール・ガニェール」はご自身の名前「Pierre Gagnaire」を冠している、ミシュラン三ツ星のレストランです。

星付きレストランで、料理の素材にこだわり、トリュフ、キャビアやウニなどの素材のお料理を楽しめます。

盛り付けに使う可憐な食用の花なども、厳選した野菜生産者の食材を使っています。

お昼のメニューは一人90ユーロからもありますが、アラカルトや、ディナーとなるとメニュー次第で、一人500ユーロくらいにはなりますね。

【ピエルール・ガニェールの店内の様子】↓

  • 住所 : 6, rue Balzac – 75008 PARIS

  • 電話で予約  : 01 58 36 12 50

  • メールで予約 : reservation@pierregagnaire.com

  • サイト : https://www.pierregagnaire.com/restaurants/pierre_gagnaire

  • 営業時間 昼12時から14時 夜19時半から、ラストオーダー21時30分 (土・日は休み)

  • 服装 : 半ズボン、Tシャツやスポーツルックは避けること

ガヤ・リヴ・ゴーシュ(7区)

ガヤ・リヴ・ゴーシュは、先ほどの三ツ星レストランと違い、星がありませんが、凝った作りです。


店内もビストロの雰囲気で、お昼にはビジネスマンの人達が商談に使っています。

ランチメニューが一人39ユーロから、アラカルトでもメインで40ユーロくらいですので、メニューで収まれば、一人100ユーロくらいで食べられます。

素材には星付きレストランよりはシンプルなものでも、トリュフもあり、いい素材を使っています。

  • 住所 : 6 rue de Saint-Simon - 75007 PARIS

  • 電話で予約 : 01 45 44 73 73

  • メールで予約 : reservation@restaurantgaya.com

  • サイト : https://www.pierregagnaire.com/restaurants/gaya

  • 営業時間 昼12時から14時30分 夜19時から23時まで 日曜と月曜は休み

ピエロ(6区)


ピエロはイタリア料理店です。以前はここにガヤがあり、ガヤが7区に移り、その後にピエロができました。

お昼のメニューがなく、アラカルトのみですので、カジュアルというより値段はある程度高めです。

アラカルトで前菜が16ユーロから、パスタが26ユーロくらいからです。

イタリアンワインがお好きな方には、満足のおく幅広い種類があります。

サイトのページでメニューをご覧ください(^^♪

  • 住所 : 44 rue du Bac 75007 Paris

  • 電話 : 01 43 20 00 40

  • メールで予約 : reservation@restaurantpiero.com

  • サイト : https://www.pierregagnaire.com/restaurants/piero-paris 営業時間 昼12時から14時30分 夜19時から23時まで 日曜と月曜は休み


フーケッツ(シャンゼリゼ通り)


フーケッツはパリのシャンゼリゼ通りにあるブラッスリーで、幅広く政治家や芸能人も行きかうパリの象徴的な場所です。

サルコジー元大統領が大統領選のお祝いに出向いて、顰蹙をかいましたが、シャンゼリゼ通りにあるもっとも観光的な場所です。

ガニェールさんは、こちらのフーケッツで総料理長として、メニューに携わっています。

夜のメニューには、ディナーで86ユーロ(Menu Pierre Gagnaire 86€ )があります。

  • 住所 : 99, avenue des Champs-Elysées 75008 Paris

  • 電話 : 01 40 69 60 50

  • サイト : フーケッツ

  • 営業時間 : 朝8時~夜中12時まで。昼11時30分~16時30分、夜17時~23時。定休日なし

フーケッツ(オンガン・デ・バン)


フーケッツはシャンゼリゼ通りのフーケッツの他に、パリの郊外にあるオンガン・デ・バンという町にもあります。

シャンゼリゼ通りとは対照的に、同じフーケッツでも、もっとゆったりとした空間で、周りにある湖などが散歩できる環境にあります。

  • 住所 : 66 Rue du Général De Gaulle - 95880 Enghien-Les-Bains

  • 電話 : 01 34 12 11 22

  • サイト :フーケッツ オンガンデバン

  • 営業時間 昼12時から14時 夜19時30分から22時まで 定休日なし

 ピエール・ガニェールのレストランのレビュー


「ガヤ・リヴ・ゴーシュ」と「フーケッツ・オンガン・デ・バン」のランチをご紹介します。

ガヤ・リヴ・ゴーシュ


「ガヤ・リヴ・ゴーシュ」と言い、パリ左岸と名前に入っています。

7区のサンシモン通りあります。

顧客は、ツーリストのお客さんもいますが、お昼メニューがあることで、ビジネスマンや常連さんで賑わっています。

ピエール・ガニェールさんが料理長ではありますが、実際の調理を指揮しているのは、二コラ・フォンテーヌさんで、その料理の繊細さには定評があります。

店内はおしゃれな茶色の色調で統一されています。

 

入り口には大理石のテーブルが置いてあり、テーブルクロスを敷かずにそのままセッティングがされています。

奥まで進むとテーブルクロスが敷いてあるテーブル・セッティングがしてあり、グループ席もあります。

この日は奥まで通されシックな店内の雰囲気で食事をしました。

まずはシャンパンで乾杯です。

アペリティフ(食前酒)の際のお供に、軽めの季節の野菜を取り込んだ薄焼きパンがサービスで出されました。

ランチメニューは、値段を抑えたいときにはお薦めです。

前菜は、キャベツの野菜のマヨネーズ添えです。上には、甘さを抑えたアーモンドスライス乗せのビスケットが添えてあります。

野菜とマヨネーズとビスケットが口の中でハーモニーを奏でるというのが、ピッタリの表現かと感動しました。

ビスケットを取り外した状態です。フォークとナイフで食べると砕け散ると思い、ビスケットはかじって食べました。たかがマヨネーズですが、このマヨネーズは繊細でした。

メインには、サンジャックのロティ、黒トリュフ添えを選びました。

 

このくらい、びっしりと黒トリュフが乗っているいると嬉しいですね。 スライスされたトリュフを沢山敷くことで、味や香りが立ち込めます。感動でした(^^♪

冬はトリュフ料理がおすすめです。

 

レストラン情報

●Restaurant Gaya 住所 6 rue de Saint-Simon - 75007 PARIS 電話 +33(0)1 45 44 73 73

  • 値段: お昼のメニューが2品で39ユーロ、3品で45ユーロ。

  • アラカルトで、前菜が15ユーロ~、メインが25ユーロ~、デザートが10ユーロ~。

  • 営業時間 昼12時から14時30分 夜19時から23時まで 日曜と月曜は休み

フーケッツ・オンガン・デ・バン

ガニェールさんは、フーケッツの総料理長で、シャンゼリゼ通りのフーケッツの他に、パリの郊外にあるオンガン・デ・バンという町に、フーケッツが経営するレストランがあります。

オンガン・デ・バンには湖があり、とても見晴らしの良い場所にレストランがあります。

パリの喧騒を忘れて、景色を楽しんで、ちょっといい食事をしたいというにはピッタリの、ゆっくりとしたスペースのレストランです。

この日は、友人のお誕生日で、全部で10人で大きなテーブルで食べました。

ホウレンソウのムスリンの揚げ物。

サツマイモのムスリンです。

お料理に関しては、ガヤの方が味付けも上品と感じました。

こちらのオンガンは、景色を楽しみながら、ゆっくりと過ごしたいという方にはピッタリと感じました。

ガニェールさんのグループには、東京店もありますので、日本の素材も使っていて、日本ののりも素材に使っています(^^♪

 

レストラン情報 ●FOUQUET’S ENGHIEN-LES-BAINS 住所 66 Rue du Général De Gaulle - 95880 Enghien-Les-Bains 電話 +33(0)1 34 12 11 22

  • 値段: お昼のメニューは特にありません。

  • アラカルトで、前菜が15ユーロ~、メインが25ユーロ~、デザートが15ユーロ~です。

  • 営業時間 昼12時から14時 夜19時30分から22時まで 定休日なし

マダム・ガニェールのインタビュー

 

マダム・ガニェールさんにサクラコブログのために、インタビューに応じて頂けました。

 

Sakurako : ガヤのコンセプトからお話下さい。

Mme Gagnaire

: Gayaのコンセプトは、ブラッスリーです。パリのサンジェルマンには、伝統的なブラッスリーがあります。

こちらのGayaは、そのパリのブラッスリーの料理を踏襲しつつ、ピエール・ガニェールの「タッチ」を加えることで、味にアクセントを加え、通常のブラッスリーにないプラスアルファを付けています。

値段もある程度抑えている価格設定であるために、週に2,3回来られている方もいます。

また、ブラッスリーのコンセプトとして、広い空間で料理の演出をしたかったこともあり、7区に引っ越しをしました。ブラッスリーらしく広く、見渡しがいい空間で、サービスをと料理を提供しています。

Sakurako 8区の3つ星レストランについてはいかかでしょうか。

Mme Gagnaire

こちらのGayaはコンセプトが違い、高級レストランと言えます。値段が高いのは、素材を含め料理の細部にこだわって一品ずつ出しているからです。

細部にこだわるということで、素材も厳選しています。そのせいでどうしても値段が高くなります。

ですので、8区にお越し下さる方は、週に2,3回来るというよりは、お誕生日や何かの記念日にお越し下さるという傾向です。

Sakurako : 以前はサンテティエンにいらして、それからパリに居を構えられましたね。

Mme Gangaire

: はい、フランスの料理界を取り囲む環境はこの20年で随分変わりました。私たちがサンテエンにいたときは、パリとの距離がありました。ところが今は、パリとリオン間は2時間で移動できます。

私たちはパリでレストランを展開していますが、いろいろな諸条件がこの20年で変わったことにより、パリではない他の都市で、星付きのレストランを経営していく他のシェフもいます。

Sakurako : 旦那さんのガニェールさんとどのように仕事を分担されているのですか。

Mme Gangaire

: 夫と一緒に仕事をしていますが、私は小説家でもあります。ですので、夫の仕事も手伝い、レストランのコミュニケーションは私が担当しています。

子供が小さい時は、お昼はレストラン経営に参加して、夜は子供と一緒にすごすようにしました。

小説家とレストランの経営をこなすのは、一見大変にみえますが、時間配分をすることでいままで、やってこれました。

夫は料理に専念し、私がコミュニケーションを担当し、お互いに境界を越えないで、お互いを尊重しあうことで、仕事をしています。

Sakurako : 失礼ですが、大変きれいなお肌ですね。何か秘訣があるのでしょうか。

Mme Gangaire

肌がきれいなのは、これは遺伝です。私のおばあちゃんも、母も肌がきれいで、シワがなかったのです。

私は、ニースの生まれですが、気候の恩恵というよりも、遺伝のおかげだと思っています。

インタビューを終え、感じたことは、気取らないカジュアルなお人柄です。ご自身でも小説家という仕事を持っていらっしゃることで、旦那さんの仕事に協力し、イキイキとした活力を感じました。

それが、ガニェールさんの料理にも貢献しているのでしょう(^^♪

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。三ツ星シェフのガニェールさんの、レストラン5店をご紹介ました。

ブラッスリーや、三ツ星レストランでそれぞれ、出す料理のランクが違っています。

予算によって、行ける行けないはもちろんありますが、期待を裏切れれないレストランです。

Gayaでは実際に食事もして、二コラ・フォンテーヌさんの繊細なタッチで、いとも簡単に美品に生まれ変わりた料理を堪能できました。

また、マダム・ガニェールのお名前は、ル・ビアンさんですが、マダム・ガニェールさんで統一して書きました。

ガヤ・リヴ・ゴーシュは、コストパフォーマンス強です(^^♪

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