【2024年最新情報】
パリの1ヶ月の生活費をまとめました。
1ヶ月ホテルや間借りをして、どのくらいかかるかを、主要項目やお出かけ費用で書き出しています。
節約は可能です。できるカテゴリーは食料品です。
今年2024年に情報見直しと、家賃を記載している地区の写真を追加しました。
パリの1ヶ月の生活費(合計)
リュクサンブール公園
まずトータルで1人で1ヶ月の、間借りをした場合の最低ラインの生活費は、
家賃(間借り)500~600ユーロ(約6万5000円〜7万8000円)
食費(自炊)200ユーロ(約2万6000円)
お出かけと外食200ユーロ(約2万6000円)
交通費 30ユーロ(約4000円)
1人なら合計で800ユーロ(10万円)から1500ユーロ(18万円)
●ユーロ換算
1ユーロ130円で計算していますが、円安が進むと160円にもなっています。
また、800ユーロというのは、部屋を知り合いから安くしてもらっているなど、ラッキーな場合です。
では、項目別にみていきましょう。
パリの1ヶ月の項目別生活費
一番大きい項目の家賃からです。
固定費/家賃(賃貸~間借り)
住まい情報サイト『Se loger(フランスでよく使われているサイトです)』で家賃を調べてみました。
【一口メモ】
家賃は区の平均値で表記されていますが、道やスクエアで値段が大きく違います。
地図・パリ20区
パリは全20区あり、17区の東~20区までがガラが良くないと言われています
相場は、パリ北東(17区の東~20区)が安い構図となっています。
パリの東18区29ユーロ平米(31ユーロ2023年)で、特にバルベス駅の北側はガラが良くないと言われいる地帯です。
18区バルベス
パリの6区35ユーロ平米(38ユーロ2023年)で、ドラクロワ美術館の前のスクエアがパリで一番高いのです。
ドラクロワ美術館前
2019年コロナ前と比べても、2022年以降約1割くらい上がっています。
パリの左岸(セーヌ川の南)は全体的に高く、特に6区の家賃は高いですね。
反対に右岸の北東の18区がパリでも一番安い地区です。
下記のサイトでは、住居先の郵便番号(都市の名前でも可)を入れると、家賃の相場がチェックできます。
ただ相場は、「区」や「都市」単位ですので、同じ区内でも、道を挟んだ向こう側の通りが高いというのがあります。
http://www.lacoteimmo.com/prix-de-l-immo/location/ile-de-france/paris.htm#/
引用先:seloger lacoteimmo
また、間借りした場合の値段は、1部屋(10平米~)で500ユーロから1000ユーロ位が相場です。
間借りで良い物件を見つけるのはタイミングやご縁があります。
いい大家さんだと、物件がよく値段も安いというのがありますので、運がありますね。
また、間借りでなく、アパートの賃貸なら、家賃の他に共益費や電気代がかります。
固定費/光熱費や共益費
間借り以外のアパートの賃貸ですと、家賃に付随する光熱費は自己負担です。
各賃貸契約にもよりますが、
が普通ですが、現在ガスは危険と考え、ガスを引いていない建物もあります。
ガスは爆発事故があったりしますので、多少は高くても電気に変えている建物も多いです。
相場は部屋の大きさにもよりますが、電気、ガス、お湯(水道代は共益費に入っている場合が多いです)で、1ヶ月150ユーロが相場です。
光熱費に関しては2022年に上がり、2023年3月に最高潮に達しました。
固定費/食費
食費は、自炊するとかなり安くできる項目です。スーパーマーケットには
- モノプリ
- フランプリ
- カルフール
- オシャン
- ピカール
などがあります。
これらのスーパーの中で、モノプリが高いイメージがありますが、それはイメージだけです。
最初にいくつかのスーパーで少しずつ買って値段を比べてみることをお薦めします。
食料品の値段の一例です。
【2022年まで】
* お米(1キロ)2.5ユーロ(どこのスーパーでも売っています)
* 卵(6つ)1.9ユーロ(品物により倍するものもあり)
* 牛乳(1リットル1ユーロ(細長のプラスチックの容器入れは高い)
* 肉(豚1キロ)9ユーロ (鶏肉は豚肉の約倍です)
* 人参(1キロ)1.5ユーロ (野菜の冷凍品は安いです)(2022年に野菜は約倍になり、キロ4ユーロとなっています)
* 水(1リットル)0.5ユーロ
生野菜や果物は、2022年には色々な理由で高くなり、さらに2023年に上がったのですが、今年2024年はバターなどが値下げされました。
ただ、出来合いのデリカは高いです。
私は、食料品は買い物はほとんどモノプリでします。モノプリでカードを作ると、同じ商品を2個買うと、2個目が半額や7割引きとなっている商品があります。
そのような割引を利用すると食費は1ヶ月に200ユーロ位で済みます。割引が使えるモノプリのカードについては、こちらの記事を参照して下さい。↓
パリのスーパーのモノプリで買えるもの!食料品から化粧品・洋服まで - パリジャーナル
パリのオペラ座近所に和食材の京子があります。食品ではセールがありますので、2割引きで買える時があります。
KIOKO(京子食品)
住所 46 rue des Petits Champs75002 Paris
最寄り駅 : Pyramides 駅(7号線と14号線)
京子食品では、インターネット注文の割引もあります。45ユーロ以上で無料で配達もあります。♪
【日本食が食べたい時に行けるレストラン】
カレーライスは14ユーロくらいです。
www.franceinfos.xyz
自分でも和食材でご飯を作れます。
www.franceinfos.xyz
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固定費/インターネットと携帯電話
インターネットのプロバイダーは
などが、大手の会社です。
最初の開設時に店頭で契約をすると、初年が割引になっているサービスがありますので、いろいろ比較して見るのが良いです。
月額30ユーロで、
- フランスと日本へ固定電話(かけ放題)
- インターネットの高速回線
- テレビ50チャンネル他
など、各社でプランがでています。
ただ、私も色々使いましたが、接続は良くないのです。
それでも日本とはネットのスカイプやインスタで話せ、携帯電話はプランになくても大丈夫です。
電話機本体は、オランジュSFRなどの店頭でも買えます。
【SIMプリペイドカード】
30日有効の1880円というのもあります。
https://amzn.to/3WZDt9d
固定費/交通費
パリ市の公共交通機関には
- バス
- 地下鉄
- RER(パリ郊外を結んだ電車)
- 路面電車
があります。
パリ市内及び近郊の路線地図
1ヶ月のパスで月額約73ユーロです。このパスがあると、パリ市内は乗り放題です。
定期ではなく、回数券なら、1枚約1,9ユーロです。
2022年までは10枚で16.9ユーロでした。
RATP(地下鉄とRER)のサイトではアプリのダウンロードもできます(日本語で説明しています)↓
引用先 : RATP パリ市内及び近郊の観光
【地下鉄のチケットの買い方】
www.franceinfos.xyz
【地下鉄で困ってしまうとき】
www.franceinfos.xyz
工事中のメトロで乗り換え途中で外にでる羽目になり、改札機を無料で通りたい時に言うフランス語。
半固定費/外食
フランスでは外食は割高です。
デリカでも高く、スーパーで300円でお弁当などがありません。
サンドイッチ5ユーロ~
パリのオペラ街の和食のお弁当9ユーロ~
中華のテイクアウト9ユーロ~
カフェのコーヒー2ユーロ~
ランチならカフェで(アントレーメインーデザート)安ければ18ユーロでもあります。
ずっと切り詰めた生活は疲れますので、たまにランチはいいと思います。
半固定費美容院
女性のカット代は通常で35ユーロ位ですが、27ユーロ位からで行っている美容院もあります。
お出かけ費/美術館・オペラ
美術館は毎月第1日曜日は無料(常設展のみ)です。
ルーブル美術館 17ユーロ : https://www.louvre.fr/horaires-tarifs-acces/tarifs#tabs
オルセー美術館 16 ユーロ : http://www.musee-orsay.fr/uploads/tx_kleeadmin/Japonais2016.pdf
オペラも最上階(桟敷席で見えない)はチケットが安いです。
オペラ 14ユーロから : https://www.operadeparis.fr/
美術館が毎月1回は無料ですが、無料の開放日は違います。
行く前にチェックしてください。
生活費を安くする100円ショップ
ダイソーのような100均もあります。
ダイソーのような100円ショップ
朝市に100円ショップがある場合があります。100円ショップのスタンドは大体中国系の人がお店を出しています。
モノプリなどのスーパーは台所用品や文房具がとても高いですので、『朝市』がお薦めです。
マルシェの100均
マルシェの100均
朝市の他に、サンラザール駅、シャトレ駅の構内の中にも、シャンプーなどの日常品が安く売っています。シーツなどは、アラブ系の人が経営しているのは安いです。
プランタンなどのデパートでは、シーツは100ユーロくらい、モノプリで60ユーロくらい、でもアラブ系なら、20ユーロくらいです。
デザインもいいのがあり、綺麗な色のものがあります。
割引価格ばかりのNous
食料品は、Nousで買うともっと安いです。
このチェーンは、独自のルートでモノプリと同じものを、かなり安く売っています。
家の近くにあれば、Nousはおすすめです。
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入国時の家電量販や電気製品の購入
1か月だと間借りをした場合は、家具も備えつけです。1か月以上でストゥディオを契約する場合は、家電製品もフランスの電圧のものが必要です。
フナックとダーティ
家電製品のドライヤー、冷蔵庫、PC、ベッド、机、電灯スタンド、炊飯器などは、フナックとダーティで購入できます。
フナックとダーティどちらも、フランスで大手のグループ店で、色々な区にあります。
私は炊飯器は日本からもってきた30年前のものを、変圧器で使っています。
変圧器は、日本人会など、帰国者のものを買うこともいいですが、その他、PCやテレビなどは、Fnacで買っています。
FnacでPCを購入すると、色々なカードが勧められます。
サイトでも購入できますが、質問をして買いたいときは、お店で買った方がいいです。
店頭で買っても、Fnacのカードがあると割引価格適用になります。
それと、勧められるカードがあり、割り引きがあります。
初月は無料と言われ、2ヶ月目から費用が発生するので、それまでに解約すると無料なのですが、正直いらないと思っています。
必要ないと思えば、銀行口座のRIBを持っていないと言えばOKです。
【持参するもので日本で買っておいた方がいいもの↓】
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お買い物で絶対に注意したいこと
スーパーで買い物をするときは、バーコードで値段をチェックすべきです。
値札と値段が違う
デパートではそうないと思っていますが、スーパーで頻繫にあることが、陳列棚の商品の値段が、支払う値段と違っていることです。
陳列棚の値札
陳列棚の値段をチェックしてから購入しますが、いざレジでは、値段が高いことがあります。
陳列棚の値札の列に陳列されている商品が、その値札の商品ではない時です。
モノプリでは、2つ目の商品で50%引きを行っています。
5ユーロx2=10ユーロのところ、7,5ユーロで買えるので、2つ買っておくことにしたが、レジで払ったら10ユーロだったという場合です。
その場合、返品は可能ですが、これがまた時間が取られます。
陳列棚の値段と、商品の値段が一緒かは、バーコードでチェックするしかありません。
バーコードの数字は小さいので、スマホで拡大すると見ることができます。
モノプリでなくとも、フランプリやアタックでもあります。
スーパーで違う値段設定
モノプリ、フランプリ、小商店では、缶詰め1つで値段が、1ユーロも違います。
フランスでいきのいい魚は高いので、オメガ補給にはイワシの缶詰めを買っています。
これもスーパーにより2ユーロも違っていたりします。
ヘアカラーやヘアーカット
ヘアーカラーも毎月1箱くらいの頻度で、カラーリングするのではないでしょうか。
ヘアーカラーの値札も、陳列棚でよくずれています。
パリでは美容院の数は多いのですが、日本人の髪質とフランス人のとは違うからでしょうか、カットは里帰りの際に日本でしてもらう方がいいかもしれません。
パリ1ヶ月滞在・最低いくらかかるのか・生活費まとめ
パリの1ヶ月の生活費、間借りをした場合の1ヶ月の生活費は、
家賃(間借り)500~600ユーロ(約6万5000円〜7万8000円)
食費(自炊)200ユーロ(約2万6000円)
お出かけと外食200ユーロ(約2万6000円)
交通費 30ユーロ(約4000円)
1人なら合計で800ユーロ(10万円)から1500ユーロ(18万円)
でしたが、円安で140円として20万円が最低ラインとうところでしょうか。
間借りが無理なら、ストゥディオを探すのですが、物件が不足していて、需要が供給を上回り、安くはならず、コロナでも高くなり、生活費は20万円は最低ラインになっています。
日用品は100円ショップで買い物をするなど、スーパーの3分の1くらいでも買えますので、こまめにチェックできたらいいです。
パリ滞在・学校授業領・生活費以外
その他に、語学学校の学費は、アリアンスフランセーズなど名門校は高いです。しかし、家賃の安い区にある語学学校は、授業料が安い設定です。
長期になる方が料金が割安になります。
比較して選んで行ってください。
以上ご参考になれば幸いです。