今年もセーヌ川の水位が上がっています。
1月に入り雨が多く、セーヌ川にも雨が降り注いでおり、雨のあと晴天がない日がつづき、曇り、また雨の状態です。
晴れないと水も蒸発しないので、そのまま水位が下がりません。
現在の水位は、4,3メートルくらいと観測されています。
今後のお天気も気になるところですが、水位がどこまで行けばセーヌ川の氾濫の可能性があるのでしょうか。
パリで過去に洪水があったのは、1910年でした。
過去のデータも見てみましょう。パリ旅行の際にご参考にしてください。
パリのセーヌ川の大雨注意報
セーヌ川2021年1月30日パリのベルシーの橋
セーヌ川の岸は、水位が上がっています。
パリ市内、東側のベルシーには、財務省があります。
緑の建物はパリのモード学園(IFM)です。
この写真は1月30日にとったもので、2月4日まで水位が上がっったままで、下がっていません。
2月7日からの天気予報
引用先
https://meteofrance.com/previsions-meteo-france/paris/75000
フランス天気予報観測所の天気予報も、明日の2月7日からも☔です。
フランスの17県への大雨警報
セーヌ川2021年2月4日パリのベルシーの橋にある停泊中の船
フランス気象台では、フランスの17県へ大雨警報をだしています。
現在の豪雨は、ジュウティン暴風雨(tempête Justine)の通過で、複数の県で被害があり、死者も出ています。
パリ・セーヌ川の水位上昇と危険性
セーヌ川2021年2月4日パリのベルシーの橋
パリには暴風雨はきていませんが、危険な状態なのがセーヌ川の水位です。
洪水になるのではと心配です。
水位が4.3メートルを今週超えてしまいました。
写真を見る限り、岸の下の駐車場は水がギリギリのラインまで来ています。
セーヌ川2021年2月4日パリのベルシーの橋にある停泊中の船
停泊中の船も普段は岸の下で、上半分しか見えないのが、今は船全体が見えいます。
パリ・セーヌ川の過去の水位とパリの浸水
調べたところ、セーヌ川の水位は場所により7メートルくらい(全ての場所でなない)あるようです。
過去には、
1982年には、6メートルを超え、
1955年には、7,12メートル、
1924年には、7,32メートル、
を超えていた記録があるということです。
そして、1910年には、なんと洪水でパリが浸水したのです。
この年は、水位がなんと8,62メートル(場所によって)となっていたということです。
このパリの浸水は1月にありました。数週間ずっと雨が降り続けたということでした。
以上のデータを見ると、現在はまだ4,5メートルのラインですので、洪水とはならないと言えるのかもしれません。
これで、台風でもくると暴風雨と交じり、洪水とは別の被害ともなってしまいますが、現在は注意報のレベルです。
まとめ・貯水池の対応策
今年はコロナで、外出制限もありで、大変な状況が続いています。
これで、洪水にでもなればと心配にもなりますが、セーヌ川の水を、貯水池に運ぶことも、大洪水になった1910年以降されたということです。
セーヌ川の水位を見る限り、とても心配でしたが、貯水池には水がながれるようになっているので、このくらいのレベルですんでいるといえるようです。
とりあえず、今のままでは、洪水(crues)とはならないといえると思われますが、注意をするには越したことはないですね。
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