
フランスには文化遺産も多く、古き良きものが大事に保存されているパリには歴史的建造物が多く美しい街です。
しかしその反面、生活面で便利ではなかったり、お店の対応も観光地の割にはよくないのが現実です。
滞在期間も1週間という旅行なら気にならないが、長期の留学ともなれば気になることがでてきます。
貯金との関係もありますので、パリへの出発の前に心の準備として参考になればと思います。
パリ生活とは?パリの生活習慣とギャップ
パリという街の景観は綺麗ですが、衛生面では日本とは比べられません。
パリの街は綺麗?でも衛生面では?

映画で観るパリはとても綺麗です。
そんなイメージでパリに住んだりすると、衛生面でビックリすることが多々あります。
衛生面では、犬の糞があったり(罰金が課せられるようになり、犬の糞は減りました)、地下鉄の構内が陰気です。
ごみをゴミ箱に捨てないで、道に捨てる人がいます。
パリ生活でどんな面が不便?
不便な面は多々あります。
日本の生活に慣れていると、
24時間開いているコンビニがない、
冷房がない、
お役所で用を済ませるのが大変、
地下鉄など交通機関のストがある
交通機関が時刻通りにこない、良く止まる、
など、日本のように、キッチリとしておらず、遅延がない交通機関はないですし、便利というこはパリでは期待できないです。
パリの地下鉄とひったくり

パリジャンで街を良く分かっていても、パリの生活はストレスチックです。
地下鉄やRERの利用者の中には、不機嫌な人も多くボーとしていると、嫌みをいわれます。
地下鉄ではスリもひったくりもありますので、良い服を着てボーっとしていると狙われます。
私も考え事をして歩いていて、パリ市内で2度もひったくりに遭いました。
パリの生活費は高い?
フランスの他府県と比べてもパリの物価は高いです。
高いのは特に家賃で、アパートやストゥディオは物件も少なく、地方都市の倍はします。
ただ食費は自炊をすれば安くできますし、無料のコンサートや催しもあり工夫はできます。
それと、アルバイトや仕事ができると、生活は楽になります。
パリで留学生活と仕事の両立は?
パリでは、料理やパティシエ学校、音楽学校、モード学校に通う留学生が多いです。
学校の授業のタームごとに、テストがありますので、次に進めるように勉強ができる時間を残す範囲でバイトができると、余裕ができます。
フランス人でもバイトをしている学生が多いですが、日本人の場合は仕事ができると、職場でもフランス語が勉強になりますね。
パリで仕事はみつかる?
日本人向けの求人はありますし、料理やパティスリーシェフで活躍している日本人の方も多いです。
一般企業では、日本本社のフランス子会社や支社、また日本人経営者の会社、また和食レストランのホールスタッフでも可能性はあります。
最終的には自分に合った職種の仕事が見つかればいいですが、好条件の仕事は倍率が高いです。
まずは、労働ビザを持っているのが条件になりますが、学生なら週に約20時間の労働が可能です。
パリの生活は大変?大変でなくなるには?
1週間の滞在なら、パリは魅力的な街です。しかし滞在が長くなると、フランスなんか大嫌いと思う方もいて、日本へ帰る方もいます。
長期滞在でストレスがでてくる理由は、フランス語の表示のみなこと、フランス語でしか通じないこと、また、パリではカフェの接客は、いいとはいえません。
これもパリ的で、お客様は神様です、という考え方は薄く、日本のようにお客さんが横柄な態度をとると、無視しているウエーターさんもいます。
お客様は神様という考え方はないですので、そんなものだと思い日本のようなサービスを期待しないと大丈夫です。
パリの人は親切?話すスピードがすごい?
話すスピードが速いですが、親切な人が多いと感じています。
道を聞いたら、親切に教えてくれますし、体調が悪い時には公共の乗り物や、道でも助けてくれたりと、見ず知らずの親切な人が日本よりは多いと個人的には感じています。
またエネルギッシュな人で、言いたいこをを徹底的に伝えたい人が多いです。
主張が大事な国ですので、日本的な考え方とは違い、言いたいことが言えないとストレスになり得ます。
しかし、そんな時期を経験して、それもフランス語のレベルも上がれば、笑える思い出となるでしょう。
異文化カルチャーのなか、自分の居場所を開拓できれば、住み心地はよくなります。
パリで生活しやすい安全な区は?
安全といえばどこも安全で、○○組の発砲事件があるわけではないですが、ひったくりはあります。
パリジャンにとっても、安全面では安心できません。
ただ、場所がどことも言えないのですが、怪しくて夜は外出しても早く帰った方がいいのは、17区の東から19区の辺りです。
では、西側が安全かといえば、そうでもありません。依然16区のトロカデロ公園で一人の若い男性が夜中に刃物で殺されたのです。
事件は16区のトロカデロでしたので、区にもよりませんので、安全かは区もありますが、時間が関係します。
パリのスーパーで生活必需品は買える?
日用品はパリのスーパーでほとんど購入できます。
スーパーには、
• Auchan (オシャン) • Carrefour (カルフール) • Monoprix(モノプリ)
などあります。
オシャンからモノプリまではパリ市内に点在しています。 その他に、BIO製品を取り扱っているスーパーもあります。
また、スーパーの中で、オシャンは多詰めお肉があったりと、大きなパックは割安で、安売り王のイメージも強いのですが、いい素材の物も売っています。
逆にモノプリは、高いイメージがありますが、2つのスーパーでは同じ商品も売っていて、どちらが安いというのはありませんので、ここがお得というのはないのです。
一度、約20品を、3から4つのスーパーで買い、比較しました。
フランプリというスーパーもありますが、フランプリの方が、モノプリより高いものもあったのです。
また、青空市場で買うと、農家からの直接仕入れた野菜なども売っていてますし、100円ショップのようなお店もあります。
パリで活躍する日本人になれる?
先ほどお伝えしましたが、パリで料理シェフの方は多いです。
日本人の場合はというより、日本では上下関係をとても大切にする習慣があります。
ですので、話しをしていて、リスペクトされていないと感じ、それをストレスに感じる人もいます。
年功序列という考えもないのですが、色んな人が色んな考えを受けいれる国ですので、慣れると面白いと思います。
実際、そんなギャップを克服して、料理シェフやデザイナーとして活躍されている方もいますので。
めげずに、ガッツがある方ですね。
畳のない靴の生活に慣れることはできる?
畳がある家も探せばあるとおもいますが、大体は椅子のテーブルのアパート住まいです。
畳の代わりに、床やタイルですので、寝転がることができません。
その他には、靴を履いた生活です。
自宅にいる時は、靴の代わりにスリッパを履いている人もいますが、友人宅に行くと、靴のままで入ります。
スリッパがでてくる家はマレです。
ですので、足が締め付けられていると感じることがあります。
それには、私の整骨院の先生が、人間は本来、靴を履く生活をすべきではないと、自宅でもアジアの生活習慣のようにしていると言っていましが、そんなパリジャンは稀です。
ただ、ヨガ教室では、普通に裸足か靴下をはいて行いますので、靴文化といえども靴は脱いでいます。
パリに住む為にフランス語のレベルは?
旅行での1週間から1ヶ月、また語学留学の3か月から数年と初級のA1の初級クラスなら試験もありません。
しかし、レベルがB1からC1となっている大学もあります。
留学先学校以外のカイプレッスンは有効?
住んで1年もすると慣れて快適になってくるはずですが、最初は何かとわからないことも多いです。 ○○で△△なことがあった。 ■■で○○が必要と言われた。 そんな時には、フランス語のスカイプレッスンで質問をして、わからないフランス語の質問や、悩みを相談もできます。
フランス人でも、フランスの習慣よりも、日本で生活が好きなアンサンブルアンフランセの先生です。
➡Rudy先生。
➡Johann先生。
フランス留学中に、スカイプレッスンを受けている人も少なくなく、クラスでわからないフランス語の説明が受けられます。
パリ生活まとめ
パリの生活をまとめました。
フランスはラテンの国ですので、パリも大雑把な部分が多いです。
日本から到着すると、日本のようにキッチリとしていないことに驚くことが多いです。
衛生面で地下鉄が綺麗でないこともありますし、これがパリ?と思うこともあります。
映画を見て、そのままのイメージで生活をするとギャップがあるとおもいます。
しかし、考え方も変える必要もなく、滞在する間は、こんなものだと思えば、生活も快適になると思います。
そのためにフランス語のレベルが上がれば、言いたいことが言えて、生活は快適になってきます。
また無料の行事も沢山ありますので、気軽に観ることができるのは嬉しいですね。