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パリ・モード学校「 l’IFM 」の就職先「アタシェ・ドゥ・プレス」のインタビュー

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セーヌ川岸に造られた、緑色の屋根の建物が、フランス屈指のモード学校、「IFM」です。

私立の学校で、インターナショナルな学校としても有名です。

このIFMは、2019年に、クチュリエ、スタイリスト育成の学校L'École de la chambre syndicale de la couture parisienne (ECSCP) と統合されました。

統合は、「ピエール・ベルジェ=イヴ・サンローラン財団」を創設した、ピエール・ベルジェさんの発案でした。

統合先の、 L'École de la chambre syndicale de la couture parisienne (ECSCP) の卒業生には、

André Courrèges(クレージュ)
Jean-Louis Scherrer(ジャン・ルイ・シェレル)
Yves Saint Laurent(イヴ・サン・ロラン)
Valentino Garavani(ヴァレンチノ)
Karl Lagerfeld(カール・ラガーフェルド)

など、オート・クチュールのクリエイターがいます。

この「ECSCP」のモード学校の卒業生、マリーさん(匿名)は、卒業後に、アタシェ・ドゥ・プレスとして、アジャンス・ドゥ・プレスに勤務しています。

マリーさんのインタビューをご紹介します。

 

「 l’IFM 」からアジャンス・ドゥ・プレスへ

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「ピエール・ベルジェ=イヴ・サンローラン財団」YSL美術館内

L'École de la chambre syndicale de la couture parisienne (略して、ECSCP)は、1927年にパリに創設されました。

L'École de la chambre syndicale de la couture parisienne (ECSCP)と聞くと、サンディカルと名前にあり、服飾デザインをイメージしにくい名前です。

こちらのパリ・クチュール校は、大手のメゾンが会員となり、資金援助や、スタージュ(研修)を受け入れています。

オート・クチュールのメゾンのクリエーターの技術と伝統を守り、人材の育成に設立されただけあり、パリでも屈指のオート・クチュールの高度な技術が学べる、ファッションクリエーターの学校です。

さきほどお伝えしましたが、 l’IFM に統合されたのは、去年の2019年です。

今回インタビューに応じていただきました、マリー(匿名)さんは、統合の前の入学の方で、オートクチュールの技術を学び、アジャンス・ドゥ・プレスに就職し、アタシェ・ドゥ・プレスをされています。

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「ピエール・ベルジェ=イヴ・サンローラン財団」YSL美術館内

マリーさんのインタビューをご紹介します。

L'École de la chambre syndicale de la couture parisienne (ECSCP)マリーさん

マリーさんは現在、アメリカ本社のパリ支店のアジャンス・ドゥ・プレスで、アタシェ・ドゥ・プレスとして、コミュニケーションを担当されています。

マリーさん、今日はインタビューに応じてくださいまして、ありがとうございます。現在、アジャス・ドゥ・プレスに勤務ということですが、モード・デザイン学校卒業後に、プレス勤務はとても珍しい経歴ではないのでしょうか。

はい、(ECSCP)卒業後にには、モード界の服飾デザイナーや、企業のブランドデザイナーとして勤務をする人が多いです。私は、入学して、クリエイターやデザイナーというよりも、モード界のコミュニケーションのクリエイターの方が合っているように思い、こちらの道に進みました。

そうなのですね。マリーさんは数ある中で、(ECSCP)に行かれましたが、何故こちらの学校を選んだのですか?

はい、パリはクリエイティブな街で、海外からも多くの人がモードを勉強に来る都市です。いくつかモード学校がありますが、毎年、それぞれの学校で、オープンキャンパスの日があります。説明会で、(ECSCP)が自分に合っていると感じました。一番オートクチュールの技術面でリードしている学校なのです。

一概にはいえないのかもしれませんが、かの有名なオートクチュールの有名デザイナーがいるのですね。 André Courrèges(クレージュ)
Jean-Louis Scherrer(ジャン・ルイ・シェレル)
Yves Saint Laurent(イヴ・サン・ロラン)
Valentino Garavani(ヴァレンチノ)
Karl Lagerfeld(カール・ラガーフェルド)

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はい、フランスを代表するクチュリエです。モードで成功するには、才能が必要です。学校創設以来約100年経っていますが、世界的に有名なクチュリエデザイナーは極少数です。入学してからも、カリキュラムをこなすのは難しです。私は、特に才能ががあるとは思いませんでしたが、クチュールでは、テイラー作成までしました。

学校の入学金の金額を見て思ったのですが、フランスのモード学校の学費は高額なのですね。年間約13000ユーロです。給付生になる方法もあるようですが、フランスは、アングロサクソン系の国とは、教育政策が違い、学費をほぼ無料にしている国です。しかし、モードに関しては、高額にしているのは、何か意図があるのでしょうか。

フランスは確かに、一般大学の高等教育費も、公立校だとほぼ無料です。ただ、私立だと、アングロサクソン系の国とおなじくらいに費用がかかります。服飾モード校に関しては、公立の学校があります。私も公立を視野に入れてはしましたが、入学できなく、18歳までに準備をしていないと、入学できません。

マリーさんは、アタシェ・ドゥ・プレスとして、アジャンス・ドゥ・プレスでお仕事されていますが、モード学校を卒業すると、クチュリエや、デザイナーになるのではないのでしょうか。

私は (ECSCP)を3年で卒業しました。1年目は、服飾科で、それからマネージメント科に進みました。1年目はジャン・ポール・ゴチエで研修を行いました。そのままいけば、デザイナーになるはずだっかもしれませんが、自分自分には、コミュニケーションがあっていると思い、2年目年にアジャンス・ドゥ・プレスで勤務研修を受けたのです。

そんなこともあるのですね。ある意味方向転換のようにも思えますが、モード学校を卒業しても、クチュリエになるだけではないのですね。

はい、大手のクチュリエでは、専属のプレス室もあり、総合的にコミュニケーションはブランドイメージには必要な部署で、作品と同じくらいに大事な部署です。私は、現在アタシェ・ドゥ・プレスですが、アタシェ・ドゥ・プレスになるには、プレスの学校を卒業するか、モード学校を卒業するかです。もしくは、なんの経験もなしで、見習いから始める人もいます。

そうなのですね、アタシェ・ドゥ・プレスのお仕事ですが、モードの専門紙のジャーナリストとは違うのでしょうか。

はい、役割が違います。ジャーナリストは、例えば、パリコレがあると、そのショーの模様を描写します。ところが、アタシェ・ドゥ・プレスは、クライアントのブランドイメージが浸透するように、宣伝をしていきます。ファッションショーや、雑誌は、コミュニケーション媒体の一つですので、宣伝媒体を選び、構築して、ブランドイメージを構築していく仕事です。

そうなのですね、今はインスタなど、インフルエンサーもいて、コミュニケーションの方法が交差しているようにも思えます。

はい、この5年くらいで、コミュニケーションは随分変わっています。私の仕事は、インフルエンサーを絡めて、ブランドイメージを構築しています。とてもやりがいのある仕事です。

今日は色々とご説明をありがとうございました。

いいえ、こちらの方こそ。

まとめ

マリーさんのインタビューでした。

モード学校を卒業後に、クチュリエにも、モディストにもならず、アタシェ・ドゥ・プレスになったマリーさんです。

マリーさんのアジャス・ドゥ・プレスの会社名は、匿名をご希望ということで、お伝えできませんが、パリ市内にあります。

仕事は、クライアントのブランドイメージを構築して、媒体を選び、宣伝をしていくので、長いプロジェクトだと数か月はかかり、また、1年を通して、ずっと担当しているクライアントもあるということでした。

l’IFMは、統合後でも、クチュ―ル科も、デザイン科もあり、また、マネジメントは、BAC4年以上より対象となるということです。

こちらのCEBPには、モード学校の生徒さんも行かれています。

フランス語のクラスは初級からあります。

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