フランス語は話せると就職できるのか?
フランス語を習い始めると、そんな疑問を持ちますし、「フランス語の将来性って?」と気になります。
就職できるかは、ある意味で資格により決まるところが大きいですし、国際機関で勤務するにも、資格があると試験免除というのはあります。
一般企業を視野にいれるのであれば、パリ商工会議所が主催している、ビジネスフランス語の試験があります。
国が認めている資格でなくとも、実用的なバロメーターになる資格です。
資格をとるなら、どの資格が必要で、またどのくらい話せると就職できるのかについてお話できればと思います(^^♪
ビジネスフランス語と就職の可能性

どれだけ勉強して、どのレベルになれば就職ができるのか?についてです。
私もそんな思いがありましたが、
フランス語ができたことで、フランスのグループの日本の子会社で、またフランスに転勤してきても仕事がありました。
フランス語が実務に役に立たない、ただ観光用の言語だという言い方も耳にします。
しかし、フランス語ができれば、企業でも就職先はあります。
フランス語は、アフリカ、カナダ、ベルギー、スイスなどの国々で話されています。
これらの国でなら、仕事口はありますし、また日本でももちろんです。
就職に有利な資格とビジネスフランス語
同じフランス語でも、ビジネスフランス語で企業での就職に有利な資格があります。
パリ商工会議所が主催している、ビジネスフランス語試験です。
スキルパターンをご紹介します。
ビジネスフランス語と仏検とDELF
仏検も含めて試験は大雑把に、
ビジネスフランス語
仏検
DELF の3つがあります。
仏検1級も、DALFC1はかなりレベルが高いです。
パリ商工会議所のビジネスフランス語
しかし、企業の就職には パリ商工会議所が主催している、 「français professionnels 」という資格も有利となります。
パリ商工会議所はCCI Paris Île-de-Franceで、フランスではこの「français professionnels 」向けの授業も語学学校で行っています。
私もパリのアリアンスフランセーズで対策コースを受講し試験を受け、合格しました。
ビジネスフランス語のメリット
このビジネスフランス語「français professionnels 」は実用的なフランス語資格となります。
ビジネスに特化しており、就職する際に必要なフランス語を網羅しています。
試験問題はビジネス用語、企業用語、レター表現、コンテクストのまとめが殆どで、文法や文学の問題はありません。
この試験問題は、
Le Diplôme de français des Affaires B1 valide une compétence en français de niveau B1 du CECR. Il correspond approximativement à 250 heures d’apprentissage. Il certifie une compétence en français de niveau indépendant, qui permet à l’utilisateur de comprendre et de s’exprimer dans les situations courantes de la vie sociale et professionnelle. Le/la titulaire de ce diplôme peut réaliser des actes de communication professionnelle courants dans un contexte prévisible.
とありますように、B2C1があり、企業でのコミュニケーションスキルを試すものです。
- グループでの本社と子会社支店との関係の違い
- 企業形態の違い
- スーパーの形態の違い
- 決算書類
など、ビジネスレターも含めた試験です。
試験に合格すれば、企業にとっては、経済ニュースも読めるレベルですので、頼れるスキルを持った人材になります。
フランスで求職をする場合は、求人広告に積極的に応募していくことがひつようです。
書類選考に残るには、自分の職歴に合ったポストを探しだし、適切なCVと志望動機書を送付することです。
ビジネスフランス語と企業就職
実際の就職先となると、
日本本社のフランス子会社、
フランス本社の日本子会社、
などを狙えます。
実務の他に、ビジネスフランス語が話せ書けると、企業にとっては、なくてはならない存在になります。
その他にもちろん、英語も出来た方がいいですし、ワードやエクセル、パワーポイントなど、オフィスはできるに越したことはないです。
また、今はSNSも個人的にできた方が、小規模の会社に就職すると、総務で依頼されることもありますので、できることは多い方がいいです。
フランスで勤務する場合に、このビジネスフランス語の資格があると、幅広い知識があると判断され、有利なスキル保持者となれます。
ビジネスフランス語と将来の給与
給料は多いのがいい、でも悪くても、「遣り甲斐がある仕事」であればいう言い方もありますが、
しかし、高給で遣り甲斐のある仕事の両方あった方がいいのです。
いつもいい時ばかりではありません。
給料がいいと、我慢できることが多いので、給料を上げていくには、やはり欲しいと思われるスキルをつけ、積極的に応募していることが決め手です。 また大きめの会社の方が高給なのが相場ですね。
どんなに優秀な人材と皆にいわれても、中小企業では、企業が出せる金額が低くなります。
目安として、日本の上場企業でフランスに進出している企業も狙い目です。
海外で勤務するには、日本にいる間に外資系の勤務経験があると、メリットになります。
グループ間でのやり取りの経験もできます。
日本での外出系での勤務経験があると、フランスでの就職も楽だと感じます。
就職するには「あなたしかできないこと」があれば一番ですが、最初はなくとも、ジョジョに増やしていけば、給料アップもお願いできます。
その点は大企業だと、要求に応じてもらえやすいです。
資格取得には、勉強はマストですが、全て自分に還元されます。
まとめ
フランス語はファッションのイメージが強く、ビジネスには活用されていないと思われがちですが、実用的な資格があると実際に就職には有利になります。
一度には全てはできませんが、キャリアアップをするのであれば、リクルートサイトでの登録と履歴書の準備はこまめにして、求人を探すのもいいとかと思います。