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SUV規制で変わるパリ!イダルゴ市長の投票レフェランドム(référendum)解説します





パリ旅行には直接関係ないですが、パリ市内の駐車で影響がある事項です。

市内の駐車で影響がある、SUVという車種の駐車に制限をするために駐車料金の値上げをするというものです。

2024年2月4日に住民投票をするとイダルゴ市長が提案しています。

投票がレフェランドム(référendum)なのです。

パリの道路とSUV規制とは?

パリ市のSUV規制のポスター
パリ市のSUV規制のポスター

パリの街の道路は狭く、入り込んでいます。そこを通る車の数も増えています。 そこに、大型の車が走ると、道を圧迫するので、規制をしたいと考えるパリ市。SUV規制をしたいというところです。

SUV規制とは?

デリバリーの数も増えています。市民の買い物は通販に切り替わり、トラックの配達も増え、交通渋滞も慢性的に深刻です。

道は幅も変えようがないので、自動車のサイズは小さい方がいいのですね。

今回の着目点は、【SUV】。

フランス語で、le SUV(Sport Utility Véhicle) スポーツ性のある車種のいみです。

つまり?といえば、日本車のランクルとか、大型の山の坂道も走れて、キャンプ場にも行けるような車種のこと。

このイニシアチブは、CO2排出への影響度を考慮してできたことで、気候変動対策がマストな中、SUVの役割が懸念されていることに起因しています。

結局のところ、数の問題で、2019年には、フランス国内のSUV所有者のほぼ半数がパリで登録されています。

CO2の排出量以外で、重量もあるし、幅もとる車種なので、市内で駐車をするなら、駐車料金を値上げし、規制をかけるのがパリ市の狙いです。

SUV規制は住民投票で?

パリ市が進めているのは、SUV規制を住民投票でおこなうということです。 賛成なら駐車料金の「引き上げ」をするとなっています。

値上げ対象車

値上げの対象となる車種は、SUV と 4駆( 4×4)で、パリの住民でない人、つまり他府県の人のSUVや4駆の車です。 これらの車を持っていてもパリ市民で証明証があれば、この値上げの対象外ということ。

住民投票とは?レフェランドム

このパリ市の案が施行されるか否かは、パリ市の住民投票で決まります。

パリ市で投票できる投票権がある人が権利がある、住民に限られているということなのですが、投票率できまるものでもないということです。

パリ市の投票レフェランドム(référendum)とは?

この値上げをするか否かの決断は、パリ市評議会でおこなわれず、住民投票で決まります。

住民投票率と前例のトロティネット

値上げは住民投票でされます。 ではどのくらいのパリ住民が投票するのかですが、そう高くもなかったのが、前回のトロティネットの住民投票でした。

トロティネットは、ストがあるパリで威力を発揮し、電車がストがあると、大活躍の自動自転車のようなもの。

便利なトロティネットですが、パリでは事故も多発して、貸出をしていたパリ市は、トロティネットの貸出しスペースを撤去するかどうか判断を迫られ、住民投票をしたのです。

住民の投票結果は、『撤去』で、トロティネットの貸出しスペースは撤去されました。

パリではもうトロティネットのレンタルはありません。

ただ、この時の投票率は5%だったのです。 パリ市民の有権者の内の5%の内、反対が大きく、廃止となった 住民投票(レフェランドムréférendum)でした。

SUV規制の住民投票(レフェランドムréférendum)は、2024年2月4日です。

SUV規制まとめ


パリが行いたいSUV規制とは、狭いパリ市の車の渋滞の緩和、排気ガスの減量が目的です。

そこに大型車の駐車料金を上げることで、規制をおこなうというものです。

決定は、市議会議員の投票ではなく、住民投票、レフェランドム(référendum)で決定するといものです。

来年2月の投票です。結果は投票結果がでたらお知らせします。


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