前回カステックス首相から発表された外出制限から10日経過した昨日、新たにマクロン大統領より制限内容の変更の発表がありました。
制限内容が更に厳しくなり、これまではフランスでも16県から増え、19県に限定だったのが、今度はフランス全土へと拡大されたのです。
パリに関しては、すでに制限県となっていましたので、行動できる範囲も変わりませんが、今回は学校が閉鎖になります。
学校の閉鎖により、家にいないといけないことで、4月に有給休暇を取るようも言われることにもなります。
またワクチン接種についても発表がありました。
フランスの外出制限4月3日以降でできること・出来ないこと
3月20日の首相の発表から10日しか経過していないのに、マクロンさんからメッセージがあったのですから、事態は深刻と言えます。
大きな変化点は、制限県が19県から、4月3日からフランス全土へ広がりました。
また、学校が4月5日から閉鎖となります。
感染が増え続け、患者数数の増大で医師の意見が尊重されたのもありますが、応急措置ベッド数も増やすともあります。
外出制限での変更点
【①制限県が全土へ】
4月3日から、制限県がフランス全土へ拡大されます。
【②学校が閉鎖】
4月の第1週の4月5日から、幼稚園を含む学校は閉鎖となります。
閉鎖の間、ネット授業が行なわれます。
4月26日から、学校により再開する機関もあると。
【③学校春休み】
4月の第2週の4月10日から、春休みとなります。休み期間はフランスで学区でごとだったのが、今回は全国一律でこの期間に2週間とのことです。
【④ワクチン接種】
60歳以上の人は、 4月16日から、
50歳以上の人は、 5月15日から接種を受ける権利ができますので、
薬局などで、あらかじめ問い合わせをするのが良いですね。
ワクチンは、製薬会社により、1回接種か、2回接種かで違いますので、接種の時に、2回目が必要かを確認するのが良いです。
今のところ接種を受ける側がどの製薬会社のワクチンとえらべない状態です。
以下⤵の点は、3月20日に記したことですが、③は変更となりました。
外出制限でできることは変更なし
【出来ること①】
犬の散歩、買い物、スポーツなど自宅より半径10キロ以内の外出は可能。
【出来ること②】
食料品などの生活必需品を買いに行くことが出来る。
【出来ること③】
学校は開いています。===>閉鎖となります。
【出来ること④】
教会などは、開いています。
開いていれば、行けるということです。
外出制限下でできないこと
【出来ないこと①】
10キロ以上の移動には、理由が必要。
誓約書が必要なのは、変更なしです。
10キロを超えない範囲でも、身分証明証は必要です。
テレワークできない場合の休暇消化
今度の学校の閉鎖はフランスで一斉に行われます。
子供を持つ親はテレワークにするか、テレワークが不可能であれば、休みを取るということにもなります。
失業手当がずっと出ているセクターもありますが、そうでない場合は、有給休暇や代休休暇(RTT)を使うように会社側から打診があると、消化することが合法的にされるようです。
会社の人事課で確認してすすめるのがいいですね。
https://www.franceinfos.xyz/conges/www.franceinfos.xyz
フランスの外出制限と感染者増の背景と隣国の対応
フランスは、陽性検査が無料で、欧州も無料で行ってきた唯一の国です。
医師の診断が必要だったのが、本人が必要と感じればできるように、検査拠点を増やしました。
薬局の前にはテントがあり、そこでできます。
検査が無料だと、気になって検査をしたい人もいるようで、人によると、3日に1回くらい行って、検査をしてもらっているということです。(と私は主治医に聞きました)
検査で陽性であれば、感染者数にカウントされます。
3月末では、フランスの感染者数は、1日4万を超えている日がありました。
10万人中、フランスの感染者数は、約200人、ドイツで120人位です。
それで、ドイツはフランスを危険国と位置付け、国境を閉ざしました。
ただ、感染者となっても、そのまま重症となり入院とはなりません。
感染者数の多い国が危険かよりも、検査されていない人が感染者である可能性はありますので、ソーシャルディスタンス維持でお互いに近寄らないに限りますね。
外出制限4月にも必要な誓約書
外出用の内務省誓約書をダウンロードできるサイト
前回の記事を参照ください。
www.franceinfos.xyz
まとめと年内のワクチン接種予定
外出制限の範囲がフランス全県となりました。
19時までの距離半径10キロ以内で外出ができますが、10キロを超える場合は、誓約書を持ち歩るかないといけませんし、また
半径10キロ以上の移動には、正当な理由が必要です、そうでないと、罰則対象になりえます。
期間は4週間と言っていますが、状況次第で、長くなることもありえそうです。
今年の夏までにはフランスで18歳以上の人がワクチン接種を完了できると政府は言っていますので、期待したいですね。