厳重警戒のことをフランス語で「ヴィジピラット」と言います。
警備のため警察官が銃を所持して、要所を巡回して警戒をしてし、非常事態ということで一時的に通行禁止になる場所もあります。
パリ旅行中に、非常事態になった場所に居合わせた場合に、警察官からもフランス語で説明がありえます。
ご参考にしてください。
パリ旅行で非常事態宣言発動されたら?
旅行中には非常事態宣言発動されるということもあり得え、そうなれば、外出制限や関係している区域に立ち入りができなくなります。
フランスの非常事態宣言とは何?
フランスにおける非常事態とは、緊急な事態で、政府が市民へ警戒を促すものです。
テロがおこり、警戒態勢に入ることがその一つです。
フランス国民の安全を守ることと、迅速にテロに対処できることを目的としています。
「Plan Vigipirate プラン・ヴィジピラット」と言って、警戒態勢度数を示しています。
フランスの警戒態勢度数
具体的には3つの段階があります。
- 警戒
- 強化警戒
- 緊急テロ厳戒
シャリーエブドの襲撃事件や、ストラスブールでテロ事件など発砲事件を受けておこなわれる警戒態勢で、3段階目(下の画像で一丸右)のテロ厳戒が発動されました。

フランスの警戒態勢の場所
冬にはフランスでは大きなクリスマスマスマーケットがあります。
ストラスブールのクリスマスマーケットのイベントは、パリのクリスマスマーケットより大きいのです。
発砲事件があると犯人逮捕に空港で警戒態勢に入ることが多く、警戒態勢の場所として、具体的には、
- 空港
- 国境
- 駅
- 病院
- 美術館
- 公官庁
などの場所で、厳重な警戒態勢となっていることが多いです。
これらの場所に入館する場合にはバッグや所持品や、身に着けているものの検査もあります。
空港や駅での所持品の検査に時間がかかってしまう可能性があります。
フランスの警戒態勢のプラン・ヴィジピラット
厳重な警戒態勢はフランス全土で敷かれて、パリのクリスマスマーケットでは、一層警戒が厳しくなっています。
https://www.gouvernement.fr/risques/comprendre-le-plan-vigipirate
警戒態勢はいつから存在しているのか
警戒態勢なるものが作られたのは、1978年までさかのぼります。
フランスで警戒態勢が作られた背景
1991年の湾岸戦争時に、そして、1995年のパリの郊外電車RERの事件時に警戒態勢宣言が発動されました。
2014年までは、白、黄色、オレンジ、赤といった「色」での区別して段階を表していましたが、それが現在は3段階になっています。
パリのシャリーエブドの襲撃事件
第3段階が発動されるのは、テロの行為の際で、シャーリーエブド新聞社の襲撃の際がそうでした。
また、警戒に当たるのは、警官だけではなく軍隊の出動もあります。
【パリ市庁舎前の様子です】

パリ市庁舎前でもクリスマスマーケットがあります。 警官の方達が要所を巡回していました。

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フランス非常事態宣言中で使えるフランス語
事件があると、一時的に道路の封鎖があります。
事件後、犯人が逃走した後に、住民に被害がないように特定の場所が封鎖されたりなど、数時間は続きます。
もし、たまたま居合わせた場所で非常事態になれば、封鎖で立ち入り禁止、通行禁止にり、何時間もホテルまで戻ることができない可能性もあります。
道路標識のフランス語
道路などで、以下のような表示があり得ます。
- Fermé 封鎖
- Interdiction 禁止
- Cette zone est interdite à traverser. このゾーンには立ち入り禁止
- Le passage est interdite. 通り抜け禁止
- Déviation 迂回
などです。
警戒態勢でのフランス語
また、そのような時は、
●Vous devez rester ici. ここにいないといけません。(rester : 居るという意味です)
「ブ ドゥべ レステ イッシー」
●Vous ne pouvez pas sortir. ここから出ることは出来ません。(sortir: 出るという意味です)
「ブ ヌ プべ パ ソルティール」
などと、その場に居合わせると、警官などから言われることがあるかもしれません。
もし周りの人に意味を聞く場合は、
●Jusqu'à quelle heure ? 何時までですか? (heure :時間で、quelle heure :何時です)
「ジュスカ ケラー」
●Il y t il un café pres d'ici ? この近所に喫茶店はありますか?( ici :ここの意味です】
「イリヤ ティル アン カフェ プレ ディシー」
●J'ai froid 寒いです。
「ジェ フロワ」
また、道の封鎖でホテルまで帰ることができないこともありえます。
ちょっとのつもりでコートなしで寒い道路にいないといけないときなどがあれば、空いている喫茶店などに入るようにしましょう。
道の封鎖がなくまるまでどこかで待機しないと、風邪をひいてしまいます。
喫茶店などで体を温めれるように、中に入れるように頼むと入れてくれるかもしれません。
周りにいる人で親切なフランス人が英語で教えてくれる人がいると思います。
もしだれも英語が話せない場合は、フランス語でトライしてみてください。
まとめ
この警戒態勢の時は、街もさっきだっています。
警戒をしてくれている警官が重々しい重装備で巡回しています。
にこりともしないで、警官の人たちは大変なお仕事です。
雨の日も風の日も警備をしている場合もあります。
非常事態態勢になった時に、たまたまパリにきて、「まずい時に来た」と思われているかもしれません。
実際に、クリスマスマーケットは、過去にも狙われたことがあります。
そんな時はこれらのフランス語を参考にしてください。