フランス語で「プロヴォカション」という言い方があります。
「provocation」と書きます。
意味は挑発です。
具体的には、挑戦者が優勝者に挑発的な行動をとり、相手に刺激を与えるというケースもありますが、精神的な面も多々あります。
もちろん政治的な面でもです。
まとめてみてみましょう。
「今日のフラ単語」で、単語の解説もしています(^^♪
フランス語のプロヴォカションって何?

【プロヴォカション】
意味は、挑発で「provocation」と書きます。
これは、コロナ感染の影響と直接的には関係ありません。 しかし、関節的にはあります。
コロナ感染の危機感が強まったのは2月末でした。
それまでは、外出制限もなく、皆あるいみで制限もなくスポーツ観戦もしていたのです。
コロナ感染対策を行う総元締めはもちろん厚生省です。
厚生省大臣は、アニエス・ビュザンといい、
1月の時点では、「感染の懸念はない」と複数の記者会見で言っていました。
ところが、2月中にこのビュザンが、地方選のパリ市長選挙に出馬することとなりました。
理由は、マクロン党から出ていたパリ市長選の立候補者が、立候補を取り消したからです。
その穴埋めとなったのが、ビュザンでした。
パリ市長の現職は女性、ビュザンも女性、その他の右派候補も女性で、拮抗するかのようにおもわれていのですが、ビュザンの思い入れとは裏腹に、ビュザンは惨敗となります。
思い入れとは強いもので、立候補者の立場で惨敗するとそのはけ口を探すものです。
それが、「コロナ感染対策」についての、政府の対応の批判でした。
ビュザンはすでに、厚生省大臣の職を退いており、一般人として、どのような政策をとるべききなのかは言える立場です。
感染が拡大してきた状況を見、また医者としての意見はあります。
それは、もちろん厚生省大臣として、感染が拡大する前に政策として提案し、そのように政策として採用されていればよかったのですが、そうもならなく、政策が後手となったようでした。
後手となって数か月たってから、また政府の厚生省大臣の職を離れてから、政策がどうだと言っても仕方のないことです。
それを、大手新聞へのインタビューでコメントとして、「私は首相に提案した」と言ったのでした。
ニュースになり、そのコメントを聞いて驚いたのは一般市民です。
提案したのはいいけど、意見が採用されないのであれば、何故採用されるまで、粘らなかったのか。
また、なぜいまさらそんなことを言うの?と大臣職を離れてから、 なせ今、無責任なことをいうのかと、同調をもらえないどころか、 挑発的な言い方としか解釈されなかったのでした。
政府内の仲間割れだけでなく、フランス国民の命を預かる身でありながら、軽率な発言は、挑発「provocation」として映り、信用を失うこととなった発言となったのでした。
以上で~す。 また明日(^^♪ à demain.
今日のフラ単語
provocation 挑発
conséquence 結果
propagation 拡散
trop tard 遅すぎる
「"Pourquoi raconte-t-elle cette histoire maintenant, quand il est trop tard?"」
何故遅すぎる今になって、彼女はこの話しを言うのか?