パリのカフェやブラッスリーといえば、テラスがあってゆっくりできる空間です。
レストランなら、屋内にある場所があり、テラスを満喫できないところが多いです。
その点、カフェやブラッスリーなら、お天気のいい日は日向ぽっこをして、景色を見ながらアペリティフで乾杯ができます。
それにカフェやブラッスリーは1日中開いているところもあり、一品だけ注文もできます。
〚カフェのオープンテラス〛はなんとも魅力です。
そこでこの記事では、カフェに入ってからの、メニューの注文の仕方定番メニューをご紹介します。
最後にオススメのオープンテラスのカフェもご紹介します😊
パリのカフェのメニューは食前酒(アペリティフ)から
アペリティフ
「あ~疲れたと」カフェの席に座り、何かメニューをみていると美味しそうな、食前酒があります。
カフェやブラッスリーでは、アペリティフを楽しんでいる人が多いです。
アペリティフ(食前酒)には、どんなものがあるかというと
- キール (kir 白ワインとカシスを混ぜたもの)
- キールロワイヤル (kir royal シャンパンにカシスを混ぜたもの)
- シャンパン (champagne シャンパーニュ地方の発泡酒)
- クレモン (crémant シャンパン以外の発泡酒)
- シードル・ロワイヤル (cidre royal ノルマンディーのシードルにカシスを入れた発泡酒)
- ソテルヌ (sauternes ボルドー地方の甘い白ワイン)
などです。
アペリティフの注文でシャンパンは、「クープ」といい、 1杯なら、ユンヌ・クープです。

「クープ」はこのような平べったいグラスに形です。シャンパンはクープといって注文しますが、大体、縦長のグラスででてきます。


シャンパン以外は、すべて、「アン・ヴェール・ドゥ・ヴァン・ルージュ1杯の赤ワイン」のように、「ヴェール」といいます。
カフェでもシャンパンを飲んでいる人が多いです。
カフェのアントレ(前菜)
カフェ・ブラッスリーのアントレは、一品でもボリュームがあります。
アントレ(前菜)にスープもあり、お腹がいっぱいになるスープはといえば、
〚スープ・ドゥ・ポワソン〛
スープ・ドゥ・ポワソンは、魚のスープです。
黄色い色はサフランの色です。きざみチーズやクルトンがついています。

〚スープ・ア・ロ二オン〛
スープ・ア・ロ二オンは、玉ねぎを煮込んだスープに、塩・コショウで味付けをして、フランスをのせて刻みチーズをかけてオーブンで焼いたスープです。
フランスパンが中に入っているので、お腹が膨れますね。

〚パテドカンパーニュ〛
パテドカンパーニュには種類が、豚や鴨やウサギなどがあります。
メニューにパテ・ドゥ・カンパニーニュか、パテと書いてあります。


このきれいなパテドカンパーニュは、12区の【スワン】というレストランで出てきました。
〚リエット〛
リエットは、パテと同じく、カフェでよく出てくる人気のアントレですね。
長時間ラードで肉を煮込んでいるので、ジューシーで柔らかいのです。

〚エスカルゴ・ブルギニョン〛
エスカルゴはカタツムリで、殻にエスカルゴ(カタツムリ)を詰めてから、バターパセリを一緒に殻に詰めてオーブンで焼いたものです。


同じエスカルゴでもレストランか、大衆的なカフェでプレゼンは違います。
〚カマンベール・ロティ〛
カマンベール・ロティは、カマンベールチーズに白ワインをかけて丸ごと、耐熱容器に入れてオーブンで焼いたものです。
カマンベールチーズが溶けていろとろころをパンと一緒に食べます。
カマンベールチーズと言えばノルマンディー地方、ノルマンディーと言えばカマンベールチーズと言う位の特産品です。

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〚ウフ・マヨネーズ〛
ウフ・マヨは、ウフ・マヨネーズのことです。
ゆで卵を半分に切ってサラダ葉を添えて、マヨネーズをかけた非常にシンプルな卵料理です。
この位シンプルなのに、なぜ定番から無くならないのかと不思議に思いますが、人気は衰えていません(^^♪

ウフマヨのコンテスと優勝者↓のレストランです。 www.franceinfos.xyz
〚トマト・モザレラ〛
トマト・モザレラは、スライスしたトマトとモッツァレラのチーズを並べて塩・コショウ・バジルとオリーブオイルをかけたシンプルなものです。

ウフ・マヨネーズと同じくシンプルですが、夏には清涼なイメージで食欲をそそられますね。(^^♪
サラダとハムの盛り合わせ
カフェで一品だけ食べると言う場合に、〚サラダ〛は便利です。 この1皿でお腹がいっぱいになります。
定番のサラダには沢山種類がありますので、具材を書き込みました。
また、サラダにかけてあるソースもカフェによって色々です。もしマヨネーズ系のソースが苦手の場合は、ワインビネガーとオリーブオイルのソースとお願いすれば良いですね〚Sauce vinaigrette ソースヴィネグル シルヴプレ〛と頼めば、ワインビネガーとオリーブオイルのソースで持って来てくれます(^^♪
サラダ
サラダは名前が5~6種類くらいはあります。〚ニース風サラダ〛と言っても、カフェによって、具材が違いますので、一般的な具材を記しました。
〚サラダ・ニソワーズ〛
の具材はサラダ菜、ゆで卵、ツナ、トマト、トウモロコシ、オリーブ、アンチョビのサラダです。オリーブオイルと塩コショウとローズマリーで味付け。(フランス語salade, eouf, thon, tomates, maïs , olives, anchois 英語salad, egg,tuna, tomatoes, corn, olives, anchovies)
〚サラダ・ノルマンド〛
具材はサラダ菜、トマト、焼いたカマンベールチーズにオリーブオイル、塩コショウで味付けしたサラダです。(フランス語 Salade, camembert chaud 英語 salad, hot camembert)
〚サラダ・カンパニャール 〛
具材はサラダ菜、ベーコン、クルミ、クルトン、のサラダです。オリーブオイルと塩コショウで味付け。(フランス語salade, lardons, noix, croûtons 英語 salad, bacon cubes, walnuts, croutons)
〚サラダ・サヴォイヤール〛
具材はサラダ菜、生ハム、サラミ、グリュリエールチーズ、にオリーブオイルと塩コショウで味付けしたサラダです。(フランス語salade, tomate,jambon cru, saucisson,gruyerre 英語 salad, tomatoes, hum, gruyère cheese)
〚サラダ・セザール〛
具材はサラダ菜、トマト、ローストチキン、玉ねぎ、乾燥トマト、、オリーブのサラダです。オリーブオイルと生の黄身と塩コショウとパルメザンチーズを混ぜたソースで味付け。(フランス語 salade - Tomate - Poulet roti, oignons, Tomates séchées, Parmesan, Olives (Salad - tomatoes - Chicken, Onions, Dried Tomatoes, Parmesan, Olives)
これらのサラダは、その通りの具材ではないかもしれませんが、ニース風サラダであれば、アンチョビは必ずと言っていいほど入っています。(^^♪
〚サラダ・デゥ・オマージュ・ルージュ〛
「サラダ・デゥ・オマール・ルージュ」は、イセエビのサラダです。
サラダというよりも伊勢エビのメイン料理です。グリーンアスパラガスもついて、マヨネーズ添えです。

このサラダは、ポンピドーセンターの最上階の【ジョルジュ】といるブラッスリーカフェででました。
ハムの盛り合わせ
〚プランシュ・ドゥ・シャルキュトリー〛
は生ハム、パテ、リエット、サラミ,チョリソなどの盛り合わせです。フランスパンがついてきますので、この一品でかなりお腹が一杯になります。カフェにより出てくる種類の生ハムが違いますが色々食べれますので、お得です(^^♪

メインディッシュ
メインディッシュは一皿でお腹がいっぱいです。
〚定番メイン料理〛
〚クロック・ムッシュー〛
〚クロック・ムッシュー〛はカフェの定番料理の一つです。
クロック・ムッシューの他に、クロック・マダムという卵付きのがあります。
このとろりとした半熟卵付きのクロック・マダムがなんとも美味しいです。

それと、お高級なキャビアペーストの入ったクロック・ムッシューは、ギャラリーラファイエットの「ペトシアン」で食べられます。

もう一つお高級なクロック・ムッシューは、プランタンデパートのチーズ専門店「テゥボア」で食べられます。 サヴォア地方の2年熟成させたコンテを使っているということで、20ユーロもしました。

味は、チーズにも深みがあります。

〚パン・ペルデゥのサレ〛
〚パン・ぺルデゥ〛はデザートの定番の一つです。
それとは別に、甘くないメインとして食べるパンペルデゥのサレといって、甘くないタイプがあります。
パティシエの、ピエルール・エルメのシャンゼリゼ通りにある「86Champs」で出しているサレのパンペルデゥです。

〚ブランケット・デゥ・ボー〛
ブランケット・デゥ・ボーは、仔牛の肉とホワイトソースで煮込んだ、日本のクリームシチューに近い味です。
冬によくでてくる一品です。

〚ソモン・フュメ 〛
ソモン・フュメは、サーモンマリネですが、付け合わせにジャガイモとサワークリームなどが一般的です。

〚カルパッチョ・ドゥ・ブフ 〛
牛生肉のスライスです。付け合わせはフライドポテトかこのような茹でジャガイモが一般的です。

〚ジゴ―・ドゥ・アニョー・ア・ラ・プロヴァンスサル〛
骨付き羊肉を焼いて、トマトの付け合わせにハーブをあえたものです。このプロバンス風には明確な定義がないので、このようなハーブで味付けするとことで、プロバンス風になるのですね。

〚フィエ・ドゥ・ミニョン・ドゥ・ポール 〛
豚のフィレ肉をスライスしてのエシャロト、玉ねぎと白ワインと生クリームソースで煮込んだ料理です。
付け合わせ(ガルニチュール)はサラダや野菜のソテーなどが一般的です。

〚タルタール・ドゥ・ブフ〛
牛肉を粗いみじん切りにし、オリーブオイル、食塩、コショウで味付けし、 タマネギ、ニンニク、ケッパー、ピクルスのみじん切りなどの薬味と卵黄を添えた料理。
気を付けてないといけないのは、お肉が新鮮かどうかで、よくお腹をお壊します。。。サルモネラ菌の心配もあるので、お客さんた沢山入っている回転の良いカフェを選ぶようししないといけません!


同じタルタール・ドゥ・ブフでも、カフェによってプレゼンがオシャレになるとこんな感じです。
〚ムール・マリ二エール 〛
は鍋でエシャロトや玉ねぎを最初に炒めてあとに、洗ったムール貝と白ワインを入れて蓋をして10分位煮て、生クリーム、みじん切りのパセリ、塩コショウをかけて少し煮ると出来上がりです。これもカフェの定番ですね(^^♪

〚ガレット〛
クレープの1種で、ハムや卵などが中に入っています。
グレープと違い、そば粉の割合が多いです。 ガレットのサレといい、塩味です。
これはメインで、デザートは甘い、ジャムやバターがついていて、スクレと言って区別しています。

このガレットは、12区の【クレプリー・パリ・ブレイズ・ドメニルCreperie Paris Breizh Daumesnil】ででました。
〚カスレ 〛
カスレはトゥールーズ細長のソーセージ、いんげん豆と鴨のコンフィの煮込み料理です。ずっしり感がある料理ですね。
このカスレは南仏に行くか、南仏料理専門店に行かないと食べられないのですが、稀にカフェでも作っている時があります。そんな時は是非ご賞味を(^^♪


〚ラクレット 〛
ラクレットはフランス東部のサヴォア地方の冬の料理です。
このラクレットの名前は、ラクレットチーズからきています。
パリのチーズ専門店やブラッスリーでも出している定番料理です。 (ふゆなら確実です)

〚 クスクス〛
クスクスは、北アフリカの煮込み料理です。

米粒のような、スムルという主食に、肉やメルゲーズのソーセージと野菜を煮込と一緒食べます。こらがまたおいしいです。

デザート
〚定番デザート〛
デザートには、
〚イル・フロトンㇳ 〛
は、カスタードクリーム(クレーム・アングレーズと言って、牛乳と卵を混ぜたクリームです)の上に卵の白身のメレンゲを電子レンジで温めればて、形にしたらカスタードクリームの上に浮かせて、砂糖をほんのり焦がしたキャラメルソースをかけて出来上がりです。

〚ガトー・オ・ショコラ 〛
フォンダン・オ・ショコラとモエルー・ショコラは材料も一緒で、見た目も一緒です。
フォンダン・オ・ショコラもモエルーも違いは、お店の命名の違いになっています。

〚パン・ペルデゥ 〛
フランスパンを無駄にせずに使うという考えのデザートです。卵、砂糖、牛乳をバターをひいたフライパンで焼いたお菓子で、アイスクリームとジャムと一緒に食べると美味しいですね。

〚タルト・オ・ポワール 〛
梨のタルト(tarte aux poires)です。

〚タルト・オ・フレーズ 〛
イチゴのタルトです。

〚クレーム・キャラメル〛
卵と牛乳と砂糖を混ぜてオーブンで焼いたお菓子です。ずっと昔からの味が伝統として残っている感じがいいですね。
こんな平べったいお皿なら、ラングドッシャ付で~す。

このクレーム・キャラメルの上をバーナーで焼いたものは、クレーム・ブリュレ(crème brulée)になります。クレーム・ブリュレの方が生クリームの割合が多くなりますね。
オープンテラスのお薦めカフェ
チップの金額
食事が終わって、チップを渡すかどうかで悩むかと思いますが、すごくサービスが良かったら、気もちですので支払いを済ませてから、テーブルに置いても、またはお金を払ったおつりをもらうときに、少しそのまま手渡しでも大丈夫です。
管理人はいつもカフェや安いレストランでは、1ユーロを渡します。
フランスでにはチップはそのままウエーターさんへいく金額ですので、お給料とは別ですので、臨時収入的な面があり、1ユーロでも喜ばれます(^^♪
勿論もっと、渡したらもっと喜ばれますが、お財布と相談して渡してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
カフェやブラッスリーは1日中開いていますので、お昼時を逃しても食べに行ける便利な場所です。
カフェのランチで、
- アントレ(前菜)
- メインディッシュ(メインの料理)
- デザート
の3品を20ユーロ位の価格で出しているカフェもあります。
もちろんおしゃれなカフェになると、その分は高いです。
庶民的なカフェは安い分、使い込んでいるお皿で出しています。それはそれで、雰囲気がいいのです。
フランスのカフェは特にパリでは、ウエータ―さんやウエートレスさんが注文を中々とりにきてくれません。
お勘定をするときも、直ぐにはきてくれません。(^^♪
雰囲気が良さげなところはトライしてみて下さい。
フレンチシェフのインタビューはこちらの記事をどうぞ↓