パリ旅行にはメトロやRER移動で、来年2025年1月1日から、パリとイル・ド・フランス地方のメトロやRERチケットの値段が変わります。
大きくわけて交通手段は
そしてこれまで使ってきた紙チケットのまとめ買いのカルネがなくなります。では、1枚だけ購入はできなくなるのでしょうか。
1枚で移動できる距離のゾーンが廃止と、1枚の紙チケットとナビゴイーズィーでまとめ買いも解説します。
パリの地下鉄とRERの値段改定【2025年】
まず、紙チケットは廃止されるのではなく、値段が高くなりますが、購入は可能です。
最初にお伝えしましたが、移動手段には、
* 地下鉄
* バス
* 路面電車
* RER
* 郊外線
があり、これは変わりありません。
価格改定の日
2025年1月1日からです。
地下鉄と路面電車とRERの路線図
現行料金との比較
パリ移動で値段が大きく変わるのは、地下鉄やバスなどのチケットの価格です。
地下鉄に関しては、1枚が2.15ユーロから2.50ユーロに値上げされ、1枚の値段が1.73ユーロの10枚チケットの小冊子が消滅することを意味します。
一方、遠くからの通勤者、特にRERやトランジリアンの列車を利用する人にとっては、この1回の運賃で大幅な節約が可能となり、以前は3.20ユーロから5ユーロだった移動コストは、2.50ユーロとなり安くできます。
そのため、Île-de-France Mobilitésは、ユーザーの場所に関係なく、運賃システムをより公平でアクセスしやすくすることを目指しています。
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回数券(Carnet)の廃止
紙チケットのカルネは以前から廃止されると言っていましが、10枚綴りの回数券(Carnet)は廃止されます。
Carnetで1回あたり1.73ユーロで乗車できていたため、今後は2.50ユーロとなり、頻繁に利用する人にとってはコスト増加となります。
Navigo Easy継続
Navigo Easyは、引き続き駅の券売機や窓口でチャージ可能です。
紙のカルネがなくなった分は、チャージでカード利用が可能です。
後の章をご覧ください。
パリの地下鉄とRERの改定値段【2025年】
この改定で得になる人と、割高になるものに分かれます。
メトロ・RER・列車の単一料金
地下鉄、RER、地域鉄道で利用可能。
一律料金:2.50ユーロ。
距離やゾーンに関係なく、イル・ド・フランス全域で利用可能。
ベルサイユ宮殿までも2.50ユーロで行けるということです。
バス・トラムの単一料金
バスとトラム専用。
一律料金:2.00ユーロ。
車内で購入する場合は2.50ユーロ。
空港への交通料金
新料金: シャルル・ド・ゴール空港(CDG)およびオルリー空港(ORY)への移動は一律13ユーロに統一されます。
対象交通機関: RER B線、メトロ14号線、ロワシーバス、オルリーバスなど。
現在の料金(10.30〜16.60ユーロ)と比較すると、空港行きでは部分的にお得になりということです。
新しいチケットシステム
デジタル促進です。
新しいチケットの導入
チケットは、カルネの紙の磁気チケットではなく、Navigo Easyカードやスマートフォンアプリにチャージして利用する形式に移行します。
Navigoカードの活用
Navigo Easy: プリペイド形式で、1回券をチャージして利用可能です。
Navigo Liberté+: 使用した分だけ課金される後払い形式で、1回あたりの料金が割引(1.99ユーロ)されます。
Navigo定期券: 月額や週単位で購入可能で、頻繁に利用する人にとっては引き続きお得な選択肢です
スマートフォンアプリ
Navigo Easyは、引き続き駅の券売機や窓口でチャージ可能です。
これをスマートフォンアプリ(Île-de-France Mobilitésアプリ)でも利用できます。
オンラインでチケットを購入・チャージすることもできます。
スマートフォンを直接改札機にタッチして利用することも可能になり、カードを持ち歩く必要がない選択肢も提供されています。
チャージはネットでもできます。
Passe Navigo Easy | Île-de-France Mobilités
観光客向けの新しいパス
Paris Visite Pass: 観光客向けの1日乗車券が29.90ユーロで販売されます。
空港ゾーンを含むすべての交通機関で利用可能なので、パリ観光最終日には使えそうです。
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紙チケットの買い方
デジタルが促進されても、旧の紙チケットを愛しているというのか、高齢者にとっては、紙チケットが主流です。
メトロの窓口では、紙チケットは依然として購入できます。
NavigoEasyに抵抗がある方や旅の思い出にチケットを取っておきたい人にとっては、紙チケットは割高になりますが、2,5ユーロで購入できます。
パリ旅行を楽しく終えるための安全対策の全て
パリ旅行で、被害に遭う人はそんな行動をしています。
実際パリ在住者の私もパリでひったくりに遭遇して、日本人だから狙われるのではと思ったこともありました。
しかし、人種で狙われるというものではないので、被害に遭わない人になればいいということです。
被害に遭うと、時間も金銭的にもロスがあり、メンタルでも悪影響がありますので、で出発前にチェックして、備えるようにして下さい。
●追加しました。
『トラブルや犯罪や犯行』の章で、高級ホテルでの腕時計の盗難
『パリ旅行安全対策』の章で、対策2の服装と、対策6
を追加しました。
Noteでご覧いただけます。
まとめ
この改訂は、イル・ド・フランス地域の交通機関をよりシンプルで公平なものにすることを目指していますが、利用者の移動パターンによっては恩恵を受ける場合と負担が増える場合があるため、注意が必要です。
サンポール村、マレ地区のランチを追加して60選となりました。
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