フランスに移住してきて20年近く経った管理人です。
フランスという国は、滞在するのにある意味「憧れ」が強い国と言えます。雑誌にも取り上げられ、いつもきれいなシーンが見られます。
そんな映像や、美味しそうなレストランを見れば、行ってみたいし、住んでみたいと思います。
ただ、生活ともなれば、準備も必用で、ビザの問題もあります。
しかし、一度旅行に来て、そのときの印象も良かったので、長期で滞在することにした、滞在することになったという方、またフランス人と結婚して長期滞在になった方もいらっしゃると思います。
フランスは医療面でも、文化面でも充実していて、住み心地がとてもいい国です。
とは言え、その住み心地が良くなるまでには、いくつか超えないといけないハードルもあります。
フランス生活で後悔しない生活になるには何が必要なのでしょうか。移住して後悔しないにはなにをしたらいいのか、お伝えできたらと思います(^^♪
フランスへ移住して後悔する人としない人
フランスに移住となり後悔する人とそうでない人の違いは何と聞かれると、「フランス生活が好き」かという点につきると思います。
それに集約されるというのもありますが、覚悟して生活するつもりでフランス入りしても、上手くいかない場合もあります。
ネックになるのは、
- 経済状況
- 人間関係
- フランス語のレベル
言葉の問題以外は、それは自分の生まれた国でも同じことで、解雇問題でおこる収入の減少や、近所付き合いに集約できる人間関係で悩む時はどこに住んでもありえます。
海外移住をして、これらの問題もなく後悔しないで生活している人とそうでない人の違いで、フランスに関しては、やはりフランス語のレベルによるところが多いです。
実際に、フランス語のレベルが高くなると、仕事も見つかり収入もでき、友人関係の幅も広がり、美術館巡りも、文化史跡もありとあらゆるところにあり、生活は充実するとも言えます。
それが目的で移住をするという方も多いはずです。
ところが、フランス人は、パリでも英語が通じない国で、言葉の面でフランス語ができないと、ストレスが多くなる国ともいえます。
日本では、「沈黙は金」という格言があります。しかし、それはフランスではありませんし、自己主張してなんぼというのがあります。
また言葉の面で問題がないという場合でも、長期滞在をするには、ビザが必要です。
滞在期間によりますが、移住するにはビザが3タイプあり、分類しますと、
- 結婚ビザで移住する
- 労働ビザで移住する
- ビジタービザで移住する
になります。
結婚相手がフランス人でない場合は、仕事で会社から派遣でない場合は、ビジタービザがあります。
フランスで収入を得る前に、ビジタービザで何年か過ごせるだけの収入があるという場合は、このビザはとても便利です。
現地の生活と現地人に溶け込む
何かのビザがれば、フランスでの生活をスタートできます。
フランス語はいまのところ苦手という場合は、最初は日本のコミュニティーの中で友人を見つけると言うのは、言葉の面ではらくちんで、スタートとしては依存度が高いと思います。
しかし、海外に来て何か月か経過して、現地人とコミュニケーションをもたないのはとてももったいないですよね。
フランス人と話しもしたいけど、話しもしたいができない、接点を持たない人は、
- フランス人は差別的と感じる
- フランス人の話しが早口すぎる
と思うことがあるかと思います。
しかし、短期で留学するなど、1月や1年でフランスを去って行く人とは違い、長期で移住しようという人を相手に、敵対心を持つ人はいません。
フランスは、移民の多い国で、政治難民もいます。しかし、フランスに経済効果をもたらす国から来ている、移民であれば、敵意の目でみられることはありません。
日本は経済面でフランスに貢献している国で、フランス人の失業率をあげる対象とは考えられません。
溶け込みたくてもできない心理
心を開いで、現地の生活をしたいと思っても、そう簡単に心を開けるものではないってあります。
まして、どのように心を開くべきか?
とけ込みたくても、どうこでフランス人と接点をもてはば良いのかですよね。
アパート暮らしといえど、持ち家などであれば、アパートの入り口のホールですれ違ったときに、なにかわからないことがあれば、この掲示板にはどんなことが書かれているのか聞いてみる。
など、ホールにかかれていることで、いろいろ質問などをしてみて、話すきっかけを見つけるのがいいです。
幸いアパート暮らしであれば、いろいろな人とすれ違います。
とけ込める行きつけ先をみつける
とけ込みたくても、溶け込めないって実際あります。それに、アパートの住人の人達すべてが外国人に好意的だというわけでもありません。
ではどうしたら?と思えば、住んでいる近所で安いカフェのお店に週に1回くらいランチとかに行くのがいいです。
パリはフランスの中でも、物価は高いです。
しかし、アラブ人が経営しているカフェやレストランは安いです。それか、中国人が経営しいるカフェもありです。
そんな外国人が経営している値段が安いランチを食べにいって、週に1回も行っていれば仲が良くなってきます。
この料理は美味しいから、どんな香辛料が入っているのかとか、近所の催しものがあるけど、行き方を聞いたりとか、いろいろ自分から話しかけていくと、
「この外国人は話しができないけど、良く来てくれる」とか思って、結構親切にしてくれます。
最初は、なにもかも上手くは移住生活もハッピーにはいかなくとも、段々と信頼関係を築いていけばいいのです。
フランスに来てからの収入
難しいですし、簡単ではありません。
最初にお伝えしましたが、お金されあれば、フランスの生活は抜群に楽しいです。なにせ文化のメッカです。
ところが、フランス人にも就職難なのは事実です。ただ日本人ということで、フランス語ができれば、仕事はあります。
フランスでの仕事の探し方
はっきり言って簡単ではありません。ましてフランス人でも、仕事がないのに、外国人は見つけ難いのは当たり前です。
しかし、これも言葉さえできれば、仕事はあり、和食店であれば、料理人としての雇用は頻繁に求職があります。
ラーメン職人とかフランスで人気の寿司板さんとかは、フランスのレストランでも求人探しをしています。
または、ホール係など、和食のレストラン関連は強いです。
日本からの収入を維持する
和食やレストランとはなにも関連がないとう場合は、フランスの企業に履歴書をおくり、めげずにおくりつづけると、返信もき始めます。
ねらい目は、アジアや日本と取引があるフランスの企業へ履歴書を送ることです。
鼻が高いといわれているフランス人で、フランス文化を大事にするフランス人と言われていますが、言葉に不自由なく話せると、話しは面白くなります。
近所の人とも、カフェでも話せることが多くなれば、日常でも助けてくれる人が多いです。
また、現在はネットを活用した仕事が沢山あります。
ですので、フランス国内にある企業に仕事があることが絶対条件ではなく、日本の企業に採用されて、フランスに居ながら仕事をすることも可能です。
フランスには、日本の俳優、女優、または旧アナウンサーさんなど、いわゆる自由業者は、フランスに居ながら、日本の企業から収入を得続けている例があります。
自由業であれば、フランス国内にある企業に勤務することなく、日本でもアメリカとの雇用関係を結びながら、フランスに住み続けることが可能です。
日本人コミュニティとのかかわり方
フランスに到着して、フランス人の友人ができるまで、なにかと日本人のコミュニティーとはかかわって、友人をみつけたいと思うのは普通だと思います。
ただ、同じ日本人国籍だからと言って、話しが合うとか、一緒にいても話が弾むというわけでもありません。
そこは今までの職歴や、環境で気が合う友人が日本でも簡単にはみつからないように、友人関係を構築していくには時間がかかります。
ただフランスで生活を始めて当初は、情報を得るなど、日本語で問い合わせができるという面では、お世話になりやすいコミュニティーです。
すぐに言葉も話せない場合などもありますし、子供の学校、生活面で問い合わせは以下の日本人会などで問い合わせができます。
天理日仏文化協会などでは、行事の催し物も開催もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
フランスは美術館や博物館、オペラ座もあり、芸術の国です。
バカンスも長期で取って、働いた後には、自分へご褒美をあげることで、冷やかしもありません。
もちろん、手放しで移住ができるわけでもなく、移住の条件としてのビザが3タイプあり、
- 結婚ビザ
- 労働ビザ
- ビジタービザ
となり、生活費は心配する必要がないという方なら、ビジタービザで生活を始めれます。
最初は言葉もわかないことで心配になることもあります、それなりに大変かもしれません。
しかし、段々と生活は快適になっていくとでしょう。
ビザの種類を確認して、フランスの生活を考えてみるのもいいでしょう。
フランスへの老後の移住についてはこちら↓の記事を参照下さい。