フランスでの面接の際のスピーチの仕方と長さについてお伝えします。
別記事でIndeedで求人広告の探し方を説明しましたが、
求人の内容が適切なポストだと思えば、早めに履歴書(CV)と志望動機書(Lettre de motivation)を送り返答をまちます。
あなたのCVがそのポストに合っていれば、リクルート会社なり、企業の人事担当者から通常翌日には連絡がきます。
また、CVを送っても返事が3日以内にこないと、そのまま返信がないと思ったほうがいいです。
そして、担当者から連絡がくれば、面接の日程を決めます。 担当者から電話がかかってきたときに、どのように反応をするのかも大事です。
フランス語しか話さない担当者には、不必要なことはいわず、なるべく電話を早めに切り上げるのが賢明です。
端的に面接日を決めて、電話を切り、当日の面接に臨むのがいいです。
当日の面接では口頭で職歴などを説明しますが、その際にどう自己アピールをうまくするかがカギです。
担当者からは簡単な質問もありますので、準備をしておかなければなりません。
フランスで就活のための面接の際の自己紹介テクニック

書類選考を通過したあとは、人材派遣会社から電話なりで連絡がきますので、それに準備が必要です。
CVには電話番号を記載するので、CV選考に通れば、電話がかかってきます。
ですので、いつでも電話がかかってきても良いように、またしどろもどろにならないようにしないといけません。
電話面接に向けて、以下の準備をしておきましょう。
①求人広告の内容を印刷して、いつ電話がかかってきても良いようにスタンバイしておきます。
またCVの送り先が複数あったら、人材派遣会社名(会社名)も記載して、整理しておく。
②現在のあなたの求人希望職、なぜ求人広告に興味をもったのか。
③辞表を出して就活しているか、解雇にあったのかなどを答えられるようにしておく。
実際のところ、見えない相手と電話でフランス語で受け答えするのは、とてもハンディがあります。
フランス語で説明するので、なるべく手短に済ませるのが賢明です。
電話がかかってきて、緊張すると、うまく言えなくなり、長い時間話すと、フランス語で間違える可能性があります。
電話でなるべく答えなくて済むようにしましょう。
電話では5分くらいで話を済ませて、いつ面接に行けるかを、即答ができるように、日時、場所を決めましょう。
担当者が、当日の面接場所と持参するものはメールで伝えると言ってきますので、「はい、分かりました。送って下さい」と言って、電話を切りましょう。
電話面談のあとには、だいたいすすぐに担当者からメールが送られてきます。
当時実持参するもののリストの中には、CVや学位証明書、資格証明書などがありますが、そのほかに、
- ●犯罪歴書
Demande d'extrait de casier judiciaire (bulletin n°3)
というのがあります。
これは、過去の犯罪歴を書き込んだ用紙で、政府の公的機関が発行しているものです。
ネットで依頼できます。
犯罪歴書とは、普段縁がないものですが、面接を行う会社によっては面接時に持参するように言ってくる場合があります。通常取り寄せすることもないようなもので。
面接が急に行われれば、取り寄せに時間がかかります。
時に持参していけなければ、後で送付すると返答しても怪しまれることはありません。
自己紹介と自己PR Réalisations probantes
当日の面接には、自己アピールのために、バリエーションで自己紹介文を準備して、望みましょう。
軽い挨拶が済めば、
それでは、「自己紹介をしてください」といわれるので、時間制限がなければ自己紹介を3分~5分位でできるように、時系で説明していきます。
①今までの勤務先(時系列で)の総合的な業種、ポジションや業務内容。
②勤務先での功績など。
なぜフランスにくることになったかを軽く説明して、履歴書にかいてあるように、自己紹介をしていきます。
学位の説明はあまり長くなく、業務を中心に面接する会社の求人内容に合う業務経験に焦点を合わせて説明するのがいいでしょう。
説明して、途中面接官が質問してきたら、それに答えます。
自己紹介のなかで、「Réalisations probantes」というものがあります。
これは、自己アピールできる、過去の会社で行ったアピールできる功績です。
PRできるものを論理的に、
と言うようなことを各社の経験を2~3分くらいにまとめましょう。その中で面接官から質問があると、答えるというようにします。
この自己アピールは、勤務していて会社で、
予算がなかったにも拘わらず、目標達成ができた、
内部監査のシステムを導入した、
税務署の調査をクリアした
など、まとめて言えるようにしておきましょう。
短くてきぱきと言えないと、好印象が台無しになってしまいますので、ロジックにまとめて準備をしておきましょう。
求人広告に応募して、暫くして返事がなければ、選考に落ちたということですが、2,3か月してから連絡がくることがあります。
そんな時は、採用された人がダメだった時で、補欠で連絡がきたという場合でしょう。
面接によばれたなら、あなたのCVに興味を持っているということですから、好印象をのこして面接を終えましょう。
また、「自己PRをするものがない」、という方がいますが、ないということはありません。 表現の仕方は慣れの問題で、付加価値をつける言い方でPRスピーチを作成しておくといいです。
作成した文は全部暗記して、日常的に準備しておき、面接の準備は周到に行いましょう。
日頃から面接の準備ができますので、
経歴のまとめ
自己スピーチまとめ
をして、面接の前には何度も練習をして、つっかからないようにしておくと、当日少し緊張してもいけますよ。
ファイトです。
就職関連単語
un extrait de casier judiciaire (犯罪履歴書)
les réalisations probantes ( 実際に行ったPRできる実例)
les entretiens ( 面接 )