ヴァンセーヌの森は有名で散歩に来ている人も多く、週末やバカンスの時は家族連れでいつも賑わっています。
今回ご紹介する場所は、ヴァンセーヌ森のすぐ隣にクレベルトという散策コースです。
観光客にもあまり知られていない場所で穴場です。
建設が始まったのは1974年で、パリに緑を作ろうというパリ市の構想の一環で作られました。
散歩道に植林も花壇も作り、ヴァンセーヌの森からバスチーユまで緑に囲まれて散歩ができるようになっています(^^♪
お花も手入れが行き届いていますので、森林浴にはぴったりのコースです。
付近に喫茶レストランも沢山ありますので、それもご紹介します。
では早速見どころとレストランもみていきましょう(^^♪
ラ・クレベルト( la coulée verte)ってどんなところ?
クレベルトの散策コースは、地下鉄の8号線のミシェル・ビゾ駅から同じく8号線のバスティーユ駅までの5キロ程の距離で、ドメニル通りと並行する道です。
この散策道を別名プロムナード・プランテ(Promenade plantée)とも言っています。
以前についていた名前ですが、実際行っていると、植林に囲まれた空間ですので、植え込みの散歩道というのはぴったりと感じます。
またバスティーユ側の方を クレベルト・ルネ・デゥモン・ドゥ・パリ( Coulée verte René Dumont de Paris)とも言っています。
入り口はミシェル・ビゾの駅から歩いていくのが分かり易いです。門があり、朝は9時時(曜日によっては8時半から)から開いています。

暫くあるいていくと、こんな運動用の器具も設置さていて、エクササイズをしにきている若者が沢山いますよ。

森林浴には、うってつけの場所で、週末は特に散歩に来ている人や、ジョギングしている人が多いのです。

ミシェル・ビゾからの入り口から15分程で公園が見えてきます。
お天気のいい日には、ピクニックに来ている人が芝生に寝そべっています。
5月になると公園には桜が満開に咲いています。

公園からドメニル通りへ降りたところが、ドメニル通りの入り口です。

バスティーユの手前まで道はありますが、散歩時間は1時間位といったところです。
バスチーユまで行くとオペラハウスがあります。
そこに行くまでに、ヴィバルディ通りがあり、感じのいいレストランがあります。
ラ・クレベルトにあるガレットとチャイナ料理店
ラ・クレベルトにあるガレット専門店
ガレットが食べれるレストラン
クレベルトの途中には、ヴィバルディ広場があり、そこにお薦めのレストランが2軒あります。
一つめは、ブルターニュ料理のクレープ屋さんでガレットが美味しいレストラン。
ガレットはクレープの一種るいですが、小麦粉だけではなく、そば粉が入っています。

まずは、シードル酒ですね。ブルターニュといえば、シードルですが、このシードル酒の色が濃いのは、カシスが入っているからです。
こんな背高のグラスに入ってでてくるので、すごくオシャレです。
カシス入りのシードル酒になると色が茶色っぽくなります。
ガレットの方が、メインディッシュになって、卵やハムやミンチ肉など、何種類もありますよ。

レットはハムや卵がはいってます。
メインディッシュが終われば、デザートですね。
こちらのレストランではデザートはクレープにして出しています。デザートは、ハチミツ、ジャム、生クリームなど何種類もあります。

デザートのクレープ。普通のシードル酒つきです。
ラ・クレベルトにあるチャイナ料理店
ヴィバルディ広場の通りに、ちょっと珍しい中華のレストランがあります。
パリにある中華は餃子とチャーハンと、北京ダックなどが多いのですが、こちらのレストランは、ル・モンド祇やフィガロ紙でで紹介されてから、常連客で賑わっています。
内装は現代的で、パステルカラーの椅子。

中華の餃子もありふれていない、黒粉の皮です。コリアンダー入りのソースの味付けのサラダもちょっと変わっています。
ありふれていないと、言い方が貧弱ですが、

エビの炒めものですが、ボリューム感があります。

ドメニル通りにあるカフェ
ラ・クレベルトをバスティーユに向かって歩いてくると、何か所かドメニル通りへ降りれる階段があります。

その一つが、ディドロ通り(Boulevard Dederot)です。降りると旧鉄道路線の下に、ブティックがテナントとして入っています。

いまパリで人気の散策コースです。ちなみに夜は、クリスマスの時にはライトアップが綺麗です。

途中に、感じのよいレストランカフェがあります。

店内は広々としていて、空間を生かした内装で、くつろげます。

おしゃれな割には、値段も低めで、メインが15ユーロ位で食べられます。
ここまで来ると、バスティーユはもうすぐですよ。
バスティーユのオペラ座の横にある、カフェのLes Grandes Marches です。オペラハウスの催し物の前後ならこちらで食事や、軽く一杯客で賑わっています。
バスティーユにななにせ今一番人気の場所です。
そしてバスチーユ広場に隠れ家的な中庭をお教えします(^^♪ 「クール ダモワ(Cour Damoye ダモワの中庭)」です。
そんなに知られていない中庭ですので、ひっそりしています。いかにもパリって感じの中にわですよね。

パリの思い出に写真撮影に良さげなワンショットになりそう(^^♪
まとめ
このクレベルトは、他の名所にくらべまだ知名度が低く、人も少ないので、隠れ家的な雰囲気があります。
パリに在住の方なら、お弁当を作ってピクニックにいくのもいいでしょうし、バスチーユまでゆっくり歩いて行って、珍しい写真撮影にもおすすめです。
お花に囲まれて歩き続けると自然に瞑想をしてしまい、何かリフレッシュができるのです。
レストランも何度も行きましたが、シードルのキールって飲む機会がないのではないかとおもいますし、ガレットもなかなかおすすめです。