フランスの発酵バターといえば、ベイユヴェールがあります。
発酵バターのボルディエがノルマンディーなら、このベイユヴェールはフランス西海岸のバターブランドです。
発酵バターのこのベイユヴェールのバターは、滅菌していないバターで、「生バター」なんですよね。
ボルディエバターはパリでなら、大手のデパートでないと買えないのですが、ベイユヴェールはパリには20店舗以上あり、あちこちで買えるのです。
今年新たに、店内の様子も画像をいれて、バターやデザートの他にヤギや羊のヨーグルトやチーズを追加しました。
フランスのベイユヴェールバターとチーズ
ベイユヴェールのバターの特徴は生バター
フランスのバターといえば発酵バターですが、このベイユヴェールのバターは、滅菌していないバターです。
いわゆる「生バター」です。
エシレのバターやボルディエバターは滅菌バターで、このベイユヴェールは、滅菌していない分、生バターなのです。
社長のベイユヴェールさんは、作ってから約35日以内に食べてくださいと言っているだけ、作りたては違いを感じます。
全て、ナント市の南西にあるマシュクール(Machecoul)の工場で作られており、家族経営の生産工場会社です。
ベイユヴェール(Beillevaire) 250 グラム
社長のベイユヴェールさんが薦めているのが、このイチゴの砂糖がけで、新鮮なバターだと、トップパティシエのデザートくらい美味しいです。
フランスパンを切って、バター(半塩)を塗り、その上に切ったイチゴを乗せて、お砂糖をかけます。
フランスパンとイチゴのデザート
パンの上にバターを塗って(タルティ―ヌ)イチゴと砂糖を。バターの風味は格別です。
このバターは、
〚ル・グラン・ヴェフール(Le Grand Véfour)〛では、このベイユヴェールのバターをレストランで出していました(以前行った時の写真です)。
ル・グラン・ヴェフール(ギィ・マルタン)
また、エッフェル塔の3星のレストラン〚ル・ジュール・ベルヌ(Le Jules Verne )〛でもこのバターを使っているということです。
ブランドのバターです。
フランスバターのベイユヴェール本店
ベイユヴェールの本店はナント市の近くにある、マシュクールという町にあります。
マシュクールは工場地帯で、自転車の組み立て工場のジタンなどもあり、工場見学に行ってきました。
ベイユヴェール本店
本店の工場です。
ベイユヴェールのチーズ売り場と工場への入口
②から入ると、レジがありそこで、工場見学のチケットが購入できます。
工場見学は、大体1時間くらいでしょうか。
ガイドつき見学はフランス語でありますが、時間的に間に合わなく、ガイドなしで見学をしました。
中の様子は、写真撮影は禁止でとれませんでした。
ベイユヴェール本店のチーズ売り場
工場お店の中のチーズの品揃えは充実しており、実際いろいろなものがあります。
ただ、パリの店舗より品数がおおいわけではなかたったので、この日はチーズは買わずにお昼にランチだけにしました。
ベール本店のランチコース
①の入口から中に入れます。
ランチには、ベイユヴェール工場で作られたチーズを使っています。
その辺はやはり新鮮です。
モッツアレラチーズのサラダです。
飲み物にビールつきで、約8ユーロです。
ベイユヴェール,パリの販売店
パリ観光中にでも今では、パリ市内ベイユヴェールの直営店に行くことができます。
パリ市内に20区に店舗の直営販売店があります。
パリの販売店
パリにあるベイユヴェールチーズ店には、ほとんどのフランスチーズがあります。
どのお店でもドアが開いています。
生バターはもちろん、生チーズもありますので、臭いがすごく、力を感じます。
スーパーで売っているチーズとの違いは臭いで、バターもチーズも、熱処理をしたのと、そうでないのでは臭いの力が違います。
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【パリ市内のベイユヴェールの販売店】
77 Rue Sait Antoine, 75004
118 Rue Mouffetard, 75005 【お薦め】
48 Rue des Martyrs, 75009
215 Rue du Faubourg Saint Martin, 75010
1 Rue Marsoulan, 75012 【お薦め】
73 Avenue du Général Michel Bizot, 75012
86 Rue Raymond Losserand, 75014
8 Rue Delambre, 75014
133 Rue Saint Charles,75015
213 bis Avenue de Versailles, 75016
47 Rue des Moines, 75017
Marchés des Ternes, 75017
140 Rue de Belleville, 75020 |
お薦めは、5区と12区のお店です。お店の店主さんが親切だと感じました。
どのようなものが良いか聞くと相談にのってくれます。
特に5区はムフタール通りにありますので、ムフタール通りの市場も見れます。
ベイユヴェールの品揃え
バターの他に、チーズやヨーグルトの品揃えが充実しています。
チーズも大体100種類位は置いています。
ベイユヴェール店のチーズ
「コワンのコンフィ」も売っています。
コワンは【Coing】と書き、かりんのことで、砂糖煮にして固形にしたものです。
コワンのコンフィ
このコワンは羊のチーズに合います。羊のチーズは一番高いです。1頭から取れる乳量がすくないのです。
羊のチーズ・オッソー・イラティとコワン
フランスのバスク地方の生産のオッソ―・イトラティのチーズと相性が抜群です。
チーズのお供に、たとえば、黒さくらんぼのジャムがあり、羊のチーズとすごく相性が良いのですね。
黒サクランボのジャム
この羊のチーズになら、黒サクランボの他に、イチジクもジャムも合います。
この「かりんのコンフィ」を買う時は、「コワン」と言って下さい。大体レジの横に、コワンを置いています。ラップにくるまっています。
小さめのを試すのが良いと思いますので、店員さんに「プティ」といえば小さいのを探してくれます。
ヨーグルトやデザートなども沢山種類があります。お薦めは
- フェッセル
- クレームキャレメル
- やぎのヨーグルト
- 羊のヨーグルト
です。
フェッセル
一番のお薦めのクリーム・キャラメル
ヤギのヨーグルト
羊のヨーグルト
この他に、〚ムースショコラ〛などのデザートもあり
オレンジマーマレードの上にムースショコラがのっています。なかなか美味しい!
これらの、デザート系は3つ買うと4つ目がサービスになっていることが多いので、狙い目です。
ベイユヴェールのチーズとデザート2022年追加
今年は何度もチーズを買いに行き、いいのがあったのでご紹介します。
ヤギのチーズは固くなったのがおいています。
Chèvresヤギのチーズ
カルヴァドスのチーズで、カルヴァドス酒で洗ったチーズです。
周りがぬかのようですが、パン粉のようなものとカルヴァドス酒なのです。
味も食べやすいです。
カルヴァドスのチーズ
でも、翌週行ったらもうなく、おいてある週とそうでない場合があるようです。
カルヴァドスのチーズ
ハードタイプのチーズと右奥がコワン
レジの前にその週の少し安いチーズがあります。
それは品物が悪いというのはないので、その方がお得なので、最近は目玉品として買っています。
ベイユヴェールの紙包みとヨーグルト
チーズは時価です。入荷したものがあり、一品は3日位でなくなり、翌週行っても売り切れているものがあります。
カルヴァドスのチーズは暫くはいらないと言われました。
良いと思ったら、その時に少量を買ってみれば良いと思いますよね。
まとめ
バター生産家の〚愛〛を感じるベイユヴェールです。それとバターに使っている塩は、「ノワールムチエ」の天然塩です。
日本ではベイユヴェールといえば、バターが有名ですが、チーズは沢山が種類あり選べます。
値札がついているので、名前と値段が分かります。
チーズ店はパリでも沢山ありますが、私はこのベイユヴェールの値札が分かりやすいと思っています。
日本へ持ち帰りするのであれば、ハードタイプの
などが、お薦めです。
チーズもいいですし、ヨーグルト是非試してみてください。
モノプリの商品に関してはこちらの記事を参照してください。
www.franceinfos.xyz
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