フランスのお土産に、パリで買える歴史に残るサブレをご紹介します。
6区サン・ジェルマン・デ・プレにあるサブレ店La Sablésienne(ラ・サブレジエンヌ)です。
国王ルイ14世の弟、ムッシュウーに献上されたサブレのレシピで作られているサブレで、フランスで350年の歴史があるサブレです。
La Sablésienne(ラ・サブレジエンヌ)350年の歴史
サブレ侯爵夫人が王室に献上したとい歴史的資料が残っています。
1670年とあるのは、サブレ侯爵夫人が作ったサブレが、ルイ14世の弟のムッシュウに献上された年で、いまから約350年前です。
サブレ侯爵夫人とラ・サブレジエンヌ
起点にいるのは、一人の女性。サブレ侯爵夫人、マドレーヌ・ド・スヴレという人物。
彼女の本名は、マドレーヌ・ド・スヴレ(Madeleine de Souvré)。
結婚してサブレ侯爵夫人(Marquise de Sablé)という称号を得ました。
1670年、フランスはルイ14世の治世の絶頂期にあったのは周知ですね。
ヴェルサイユ宮殿が完成に向かい、貴族たちは競うように豪奢な饗宴を繰り広げていた時期でした。
ルイ14世弟のムッシューとサブレ
サブレ店にある1670年という年。
彼女がフランス王ルイ14世の弟君(コンデ公)に、自身の故郷サブレ=シュル=サルトから取り寄せた丸くてサクサクした小さなクッキーを献上したのが、現代の「サブレ」の始まりとされています。
当時、宮廷の人々はその美味しさに驚き、「サブレ侯爵夫人のあのお菓子(プティ・サブレ)」と呼ぶようになりました。
彼女はただレシピを持っていただけでなく、「何を、いつ、誰に提供すれば、相手の心を動かせるか」を知り尽くした、セルフプロデュースの天才でもありました。
La Sablésienne(ラ・サブレジエンヌ)のサブレ
このサブレは、エールフランスのキャビンでも紹介されていることもあり、海外旅行者にも知名度があります。
お土産にお薦めのサブレ
エールフランスが「La Sablésienne」を運ぶ理由ともいえるのが、このサブレはチーズ味です。
バターの甘みではなく「コンテチーズ(AOP)」と「セサミ(胡麻)」の風味を効かせた、塩気のあるサブレです。
これこそが、フランス人が愛する「アペリティフ(食前酒)」の文化を、狭い機内でも妥協せずに楽しむという、彼らの美意識(Art de Vivre)の表れなのです。
ラングドシャ
ラングドシャも、人気のビスケットです。
「Langue de Chat(ラング・ド・シャ)」――直訳すれば「猫の舌」。
このパッケージは、その名の由来である「猫」を主役に据えています。伸びをしたり、何かに飛びつこうとしたりする黒猫のシルエット。
「猫の舌」という言葉を単なる名前としてではなく、一つの物語(ストーリー)として手渡してくれる。このウィットこそが、感度の高い日本人の心を捉えて離さないのです。
塩バターキャラメルのサブレ
塩バターキャラメル(Caramel beurre salé)」のサブレです
フランスでも「サブレ」は星の数ほどあれど、この「塩バターキャラメル」を真髄に据えた、納得感のあるサブレに出会うのは、実は至難の業です。
この「レアさ」がなぜ説得力を持つのか、そしてなぜ日本人の「フランスバターの好み」をこれほどまでに刺激するのかと感じます。
「塩バターキャラメル」という響きには、どこか魔術的な響きがあります。
このラ・サブレジエンヌが 「甘じょっぱい」(Beurre Salé)で、このサブレを一口噛めば、まずキャラメルの濃厚な甘みが広がり、その直後に「ゲランドの塩」を思わせる鋭い塩気が、味覚の輪郭を鮮やかに描き出します。
塩バターキャラメルのメレンゲ
これも塩バターキャラメルのメレンゲです。いくつかありますが、私のおすすめは、キャレメルバターのメレンゲです。
「これが一番好き」な塩バターキャラメルのメレンゲです。
なぜ「メレンゲ」にこの味を託したのか。
サブレが「砂」の質感なら、このメレンゲは「雲」あるいは「溜息」の質感です。
「MERINGUE(メレンゲ)」で、現代の私たちが知る色鮮やかなマカロンの原型に近い、素朴で贅沢なこの姿といえます。
そこに「塩バターキャラメル」を掛け合わせた点に、このブランドの真骨頂があります。
舌の上で熱に溶ける刹那、バターの芳醇な香りとキャラメルのほろ苦さが、まるで重厚なソースのように一気に溢れ出すのです。
La Sablésienne(ラ・サブレジエンヌ)購入場所
パリの6区のブティックで購入できます。ここで買うのが確実です。
パリ6区La Sablésienne(ラ・サブレジエンヌ)住所
ブティックの住所です。
La Sablésienne(ラ・サブレジエンヌ)ネット注文
ネットでも注文ができます。
Les Biscuits/Petits Sablés artisanauxsablesienne.com
サイトでの注文から受け取りまで、フランス国内で1から2週間はかかるので、お土産には余裕を持って注文してください。
日本から注文する場合は、余裕を持って注文して、ホテルか、6区でピックアップしてください。
だいたい6区のブティックで全てあり、試食もできますので、直接行くのがお薦めです。