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ブリジット・マクロンさんトランスジェンダー裁判の上告





2025年7月10日に、パリ控訴院が、ブリジット・マクロン夫人が性転換者であるという虚偽の主張を拡散した2人の女性(アマンディーヌ・ロワとナタシャ・レイ)に対する有罪判決を覆しました。

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ブリジット・マクロンさん関するトランスジェンダーと判決

敗訴し、7月14日(月曜日)に、ブリジット・マクロン夫人の弁護士ジャン・エノシ氏が、フランスの最高裁判所である破毀院(Court de Cassation)に上告すると発表。

第一審の判決のあとで

この事件は、2021年に始まり、2024年9月12日にフランス・パリの裁判所で判決がおり、勝訴していたのです。

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破毀院(Court de Cassation)に上告

それをパリ控訴院が、7月10日に有罪判決を覆しました。

7月14日に、ブリジット・マクロン夫人の弁護士ジャン・エノシ氏が、フランスの最高裁判所である破毀院(Court de Cassation)に上告すると発表。

パリ控訴院の判断

この事件は、2021年12月に2人の女性がYouTube動画で、ブリジット・マクロン夫人がかつて「ジャン=ミシェル・トロニュー」という男性だったと主張したことから始まりました 。

【マクロン夫人事件経緯】 www.franceinfos.xyz

なお、ジャン=ミシェル・トロニューは実際にはブリジット夫人の兄弟です。

下級審では2人の女性に対してブリジット夫人に8,000ユーロ、その兄弟に5,000ユーロの損害賠償を命じていましたが、控訴院は「善意」で行ったとして無罪と。

裁判の基準

大統領の夫人ブリジット・マクロンさん

パリ控訴院は、2人の女性が「公共の利益に資すると信じて」行動した「善意」により、彼女たちの発言は言論の自由として保護されると判断しました。

ただ、この判決の問題点として指摘されているのは、「善意」の基準のデリケートさです。

裁判所は詳細な説明を提供していません。法的な「善意」とは通常、発言者が自分の発言の真実性を誠実に信じており、合理的な調査を行ったことを指します。

しかし、4時間にわたる動画で根拠のない陰謀論を展開することが「合理的な調査」と言えるかは疑問です。

SNS拡散: この判決により、2人の女性は引き続きマクロン夫人について公にコメントすることができるようになります。

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司法の独立性をアピール

パリ控訴院の判断がフランスの政治的文脈で政党の中立を狙うのか。

極右勢力の台頭と司法への攻撃: 2025年3月31日、マリーヌ・ル・ペンが公金横領で有罪判決を受け、2030年まで被選挙権を剥奪されました。

ル・ペンはこの判決を「政治的決定」「魔女狩り」と批判し、「司法独裁」と非難していました。

この文脈で7月10日の控訴院判決を見ると、司法の政治的中立性のアピール: マクロン政権への配慮ではなく、「法的公正性」を示すためのポーズの可能性もありますね。

極右の司法攻撃への対応: 極右勢力が「司法独裁」を主張している中で、司法が政治的に偏っていないことを示す必要もあると見るのが妥当でしょう。

つまり、バランス取りの判断と解釈もできます。

参照サイト
franceinfo
RTS

まとめ

マクロン夫人の不服は、単に個人的な名誉の問題を超えて、デジタル時代における偽情報対策と公人の人権保護という、より広い社会的課題に関わっているのです。

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