7月14日の革命記念日をパリ祭とも言っていますが、フランス語では〚ル・キャトーズ・ジュイエ〛と言われる祝日です。
パリ祭では、シャンゼリゼ通りで軍事パレードがあります。
パレードの見どころや、空軍ショーが見える高い建物、また交通機関の状況や美術館、また花火の見れる場所などをご紹介します。
フランス革命記念日の式典
フランス革命日にはシャンゼリゼ通りで朝から式典があり、陸空軍のパレードが繰り広げられ、夜にはエッフェル塔の下でクラシックコンサートと花火の打ち上げがあります。
フランス革命記念日の陸軍と空軍のパレード
パレードには3000人以上の軍関係の人々が行進しますので、ものものしさと厳かさがあります。
空中パレードによるフランス国旗3色黄
通常であれば、朝9時くらいから、凱旋門前に軍の軍人が集まっています。
そこに、フランス大統領と陸空海の軍総司令官がジープに乗り込み、そのあとを軍の行進があり、コンコルド広場へと進みます。
シャンゼリゼ通り軍事パレード
このパレードには毎年テーマがあり、またどの国が来賓として参加するか、行進する兵の人数も違っています。
今年2019年は欧州の調和と題して、ヨーロッパの9か国の代表が式典に参列します。
フランス革命記念日空軍パレード参加部隊
陸空のパレードの参加戦闘機数や人数は
でした。
年によっては各国の大統領が招待される年もあります。
2017年はアメリカ軍の第一次世界大戦の100年の祝賀ということもあり、仏軍陸軍と空軍と一緒にパレードに参加となったのです。
参加した機数も例年より多かったのです。
通常は10時45分に始まる、空軍飛行の順序は
①9機のアルファジェット(フランスの3色旗の煙の披露)
②6機のF16サンダーバード戦闘機(アメリカ軍)
③2機のF22(アメリカ軍)
③1機のCiI35、一機のラファル、1機のミラージュ
④4機のアルファジェット
⑤3機のラファルと1機のハウエイ
⑥1機のアトランティックと1機のファルコン
⑦3機のラファルCと1機のラファルB
⑧4機のミラージュ
⑨4機のミラージュ2000RDIと2機のアルファジェット
中省略。。。最後に3機のXinguとなっています。
これだけの戦闘機が空を舞い、フランスの3色旗の煙が空中に放たれ、とても綺麗です。
陸軍のパレードは、凱旋門からコンコルド広場まで、午前中ずっと続いています。
軍事パレード・ポリテクニック生の行進
ポリテクニックという学校は国防省所属の、フランス一のエリート校です。
卒業後は国家の中枢で働き、要職に配属されますが、この革命記念日には、軍事パレードに参加するのです。
軍事パレードの先頭は、このポリテクニック生が務めます。
軍事パレード~コンコルド広場の式典と観覧席
コンコルド広場は、凱旋門とルーブル美術館の間にあります。
凱旋門側からコンコルド広場を見ると、広場の真ん中にクレオパトラの針が見えます。
コンコルド広場(中央のクレオパトラの針 、別名ルクソールオベリスク)
コンコルド広場から凱旋門が見えます。
コンコルド広場側から見た凱旋門
式典は観覧席の前で行われ、大統領や諸外国の来賓席があります。
コンコルド広場
コンコルド広場のチュイルリー庭園側に席が設置されてます。
コンコルド広場の来賓席
フランス革命記念式典の招待客
来賓席とは別に、一般席があります。とはいっても招待客のみがここに座れます。
コンコルド広場から凱旋門までのシャンゼリゼ通り両端にあるトリビューン席
トリビューン席からはパレードが見られます。
このような招待状は、政府関連などの機関に勤務している、また市長から受け取るなどで入手できます😊
友人が受け取ったマクロさんからの招待状
この招待状を受け取った友人は喜んで、パレードを見に行っていました。
式典の始まる時間に合わせて、シャンゼリゼ通りでも一部の地下鉄の駅は封鎖れていますので、あらかじめ時間に余裕を持って出かけないと、パレードも見えません。
【2023年の閉鎖駅】こちらの記事を参照してください。
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フランス革命記念日に営業しているデパート
革命記念日は祝日ですが、営業している一部のデパートをご紹介します。
となっています。
フランス革命記念日にオープンしている美術館
祭日ですが、国立の美術館がいくつかオーブンしています。
となっています。
消防署主催のダンスパーティ
消防署が主催するダンスパーティがあります。市民が参加できるダンスパーティです。
会場は各消防署であり、パーティは夜20時位から始まります。入場料は署により違い、募金形式にもなっています。
エッフェル塔のイベント
花火の前にクラシックコンサートが21時からシャン・ドゥ・マルス(Champ de Mars)広場であります。
エッフェル塔のクラシックコンサート
シャン・ドゥ・マルス(le Champ-de-Mars)はオープンな公園で、エッフェル塔をバックに楽団が演奏をするので、音響は今一ですが、臨場感が最高ですね。
このエッフェル塔のふもとからは、そのまま花火の打ち上げが見れます。花火は遠くまでいくと音が聞こえませんが、ここならよく聞こえます。
ただ、無料のコンサートですので、17時位から行って席を確保しておかないと、席がなくなります。
エッフェル塔のメインイベントの花火
花火は23時からトロカデロのエスプラナードの池がある公園と、エッフェル塔からの打ち上げがあります。
シャン・ドゥ・マルスの公園か、シャイオー宮(le Palit de Chaillot)の高台からなら花火が見えます。
花火が見えるトロカデロのエスプラナード
場所は、地下鉄の6号線のトロカデロ駅、人類博物館と建築遺産博物館の間にある高台です。
トロカデロ駅にある4軒のカフェ
トロカデロ駅を出たロータリーにカフェが4軒あります。
どのカフェも賑わっています。トイレタイムにも使えますね。
エッフェル塔周辺の閉鎖駅
例年、トロカデロ駅に限らず、周辺駅も閉鎖されます。
パッシーはトロカデロの隣駅で、徒歩10分くらいのところです。
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エッフェル塔の見学は待ち時間あり大変ですので、チケットを購入をしてツアーへ参加するのが手っ取り早いです。
【エッフェル塔の見学ツアー】
まとめ
2019年、フランス革命記念日の軍事パレードと、花火大会やコンサートについてご紹介しました。
シャンゼリゼ通りでは、大統領がオーブニングセレモニーを行い、軍事パレードの行進があり、
軍事パレードの見物に来る海外からの観光客や市民が沢山おり、パリ市内がなにか緊張した、お祭り気分に包まれています。
午前中はずっと続いたパレードも13時くらいには終わり、シャンゼリゼ通りが歩行者天国になり、記念撮影をしている人も多いです。
また、夕方からは、コンサートもありますし、メインの花火の打ち上げは臨場感がり、革命記念日を祝う気持ちがわいてくるものです。
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